Partridge in a Pear Tree

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ぱとさん (8x8buurp)2023/11/14 14:56 (No.974804)削除
アンディ・パートリッジ70歳の生誕祭(大阪XTCの集い)
11月11日あびこBEAT INに行ってまいりました。
大阪XTCバンドのベーシストがプロのデザイナーなのでパンフレットがBLACK SEAアルバムジャケットを模した外袋つき。
参加者は約30名で3時間盛り上がっておりました。

Barry Andrewsからの動画ではSuper-Tuffの新たなピアノヴァージョンを披露。

BLACK SEA完全再現ライブはスティーヴ・ウォーレン氏がFBのXTCグループに配信して、
リアルタイムでアンディ・パートリッジ本人から「すばらしい」とメッセージが入ったそうです。

11月8日zoomでアンディの自宅と繋いで収録した一問一答インタビュー(自分の覚えている範囲ですが)

The Beatlesの新曲はすでに聴いていて、バンドの全盛期なら「ジョンもっといい曲ないの?」と3人に言われるんじゃないか、
ビートルズを心から愛しているから否定したくはないけれどと辛口。

ヴォーカリストとしての自分をどう思うか、には、まったく自信はなかった。
やむを得ず歌うことになった時はいろんな歌手(ミック、バディ・ホリー)を真似てみたけれどこの声でやっていくしかないと腹をくくった。
チェット・ベイカーの歌い方が好きだとのこと。

Traves in Nihilonについて
ニヒロンが無を意味するという(アラン・シリトーの同名小説)アイデアが好きだったのと、パンク・ニューウェーブというものにひどい失望感を感じていてできた曲。
パンクやニューウェーブが登場してこれで誰もがミュージシャンになれると思った。
楽器を手にしたことがないならやってみればいい。素晴らしい音楽につながる。
でも単なるファッションのひとつになり貧弱な音楽の入り口になってしまった、という失望感の曲

コリンの弾くベースでもっとも驚いたのはGreenman
デイブのギターソロで大好きなのはThat’s Really Super Super Girl (クラプトン調)とThat Waveでは度肝を抜かれた(あのソロにたどり着くまでにはかなり苦労していたようだけど)。
テリーのドラミングでは Optimism Framesの速いハイハット

Mike Keneallyのギターはスケールが違う。一緒に仕事をするのは楽しかった。今後も共作する可能性はあるとのこと。

もしまだ思い出したことがあったらおいおい追加しますね。
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wさん (8fmk1zy3)2023/11/15 02:39削除
ぱとさん、こんばんは。早速のレポートありがとうございます。これは素晴らしい。ほぼAndyとつながったも同然ですね。アップいただいた写真のアートセンス面白いです。Black Seaですよやっぱり。インタビューもありがたい内容で、実際にNihilonがニューウェーブへの失望を歌ったという話は歌詞の流れから伝わるし、そういえば1980年後半以降は次第にニューウェーブなどを人々が話題にしなくなってきたという実感はあります。ColinのGreenmanは確かに結構凄いし、Daveのソロはやはりそれとそれかという納得感、Mike Keneallyとの再演あるといいですね、などなどありがとうございます。あとはThe 3 Clubmenとか、Poparteryとか、EXTCとか、GO2 LPとか、BE surround sound seriesとか、の新しめの話題があったかどうか気になりますが、ありましたら追々、小出ししていただければ幸いです。
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wさん (8fmk1zy3)2023/8/7 04:15 (No.868565)削除
夏の甲子園初日

何年ぶりか記憶が覚束ないですが、夏の甲子園に行ってきました。
春のセンバツは2日目と決勝の二回行きましたが、今年の夏はあまりの酷暑だし、センバツで力を見せた大阪桐蔭と山梨学院と報徳学園と作新学院と東海大菅生がどれも予選敗退して出られないしで、今回は敬遠しようかなと思ってましたが、日曜日の初日第3試合が仙台育英VS浦和学院という屈指の好カードだったので一念発起。確保できたのが外野席だったため炎天下は避けれられないけれど、夕方になれば熱波も少しは和らぐだろうと見込んでました。ということで午後3時半頃に甲子園に着いたのですが、いや甘かったです、暑いのなんの。駆けつけ生ビール2杯あおらないと耐えられない程。外野席上段の自分の周りはガラガラで、どうやらスタンドの内側で試合を見ずに涼んでいた人が結構いた模様。日が沈んでナイターになってからは人が湧いて来たかのように急に混み合ってきました。
目当ての第3試合が始まったのは前の2試合が遅れに遅れたせいで午後6時近く。そこから3時間を超える激戦が繰り広げられ、終わったのは午後9直前。お疲れ様でした。仙台育英が19安打に対して浦和学院が18安打という壮絶な乱打戦で見応えがありました。が、結果は仙台育英19-9浦和学院とかなり大差がついてしまいまして。3回終了時点では仙育9-0浦学で、安打数もその時点で仙育11安打に対して浦学2安打というワンサイドゲームの様相。そして4回からは仙育の方は8安打で10点追加したのに対し、浦学は16安打と大きく巻き返したのに9点止まり。浦学の敗因は6失策という乱れなのでしょうけど、攻撃の方もどうにかならなかったのかなという思いも少々。ただ、初回の仙育の攻撃で、ファーストゴロが浦学の一塁手の手前でイレギュラーバウンドして一塁手の頭に当たり、その球がカメラ席に飛び込んだ間に2点先制されるという、このプレーに象徴される浦学のツキの無さに全面的に支配されてしまった感もあります。
いずれせよ終始楽しそうだった仙台育英応援席の近くで観戦したので面白かったです。ブラバン的にはセンバツでもやっていたバーンとスモークオンザウォーターのメドレーが生で聞けて良かった。
3投手が18得点取られている点に不安は残るものの、現時点でははやり仙台育英が優勝候補筆頭でしょうか。後は広陵、慶応、履正社、社、近江、智弁学園などが有力と見てます。

> 「らんまん」も第1子誕生と幸せ絶頂に至り、いよいよ暗転の予感がひしひし。

と書いたその日のうちに暗転が始まり、たった1週間で峰屋を含めてどん底に。出入り禁止も酒屋の廃業も第一子の急逝もどれも史実として念頭にありましたが、これらを一遍に織り重ねてきたのには恐れ入りました。これからしばらくは試練続きでしょうか。みんな大好きな竹雄が東京に再び戻りそうなのは良いけれど。あとは聡子がどのような役割となるかが気になります。
ぱとさん (8tvzoz2k)2023/8/14 09:53削除
Wさん、こんにちは。
年初に急逝した義弟(義妹2の夫)の初盆を迎え、こちらと同様猛暑の埼玉県に滞在していました。
初盆は自宅でお経をあげていただき、市内に移した新しいお墓の掃除とお参りを済ませ、五月雨式に訪問する親戚を迎える程度でしたが
住宅密集地にそう駐車できるスペースもなく、マンションの管理人さんに空いた駐車場をふたつ教えてもらって数時間停めさせてもらう、という綱渡りでしたが
四十九日に路駐した親戚の車がしっかり駐禁・罰金をとられたので(後味もよくなかった)、つつがなく終えることができました。
移動の乗換駅である上野で開催中のマティス展を鑑賞し、義妹宅から帰る日の昼間にスカイツリーの展望台ではるかお台場をのぞんだくらいですか。
(スカイツリーは平日午前中でも当日券を求める人が列をつくっていました。日祝日より少し安いらしく、夏休みの家族連れも多かったですが
抱っこされ眠りこけている幼児をスカイツリーに連れて行ってもたぶん何がありがたいやらわからないかと。

スカイツリー最寄り駅の押上から地下鉄一本で行ける神保町にちょっと寄ったくらいで、帰りののぞみで寝過ごさないよう起きているのが精いっぱい。

さて「らんまん」ドクダミ長屋も奉公に出る娘、社宅に移る家族、所帯をもち新居を構える(坪内逍遥がモデルでしょう)青年など
住人にも変化があったようですが、おすえちゃんのおなかがまた大きくなって(史実でも13人産んでいる)あいかわらず借金生活を送っているようですね。
先週がもう暗黒時代とすれば、少し底を打って明るい兆しが見えてくればいいのですが。

民放では「最高の教師」二巡目、三巡目の人生を送っていることが示唆された芦田愛菜のせりふ。
脚本家が言葉遣いに無頓着なのか「ちがくて」「ちがくありません」「は?」には老人には違和感が大きいですが
先の展開がまだ見えてこないので楽しみにしています。

「どうする、家康」もうムロツヨシだけが楽しみです。目だけは笑っていない。
お市の方、北川景子がもしかしたらいずれ別キャラクターとして再登場するのかしらとも……
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wさん (8fmk1zy3)2023/8/17 02:21削除
ぱとさん、こんばんは。
一日前には関西を台風が4年ぶりぐらいに直撃しましたが、兵庫は台風の目だったのか近所はさほど被害はなしでした。皆様のところはどうでしたでしょうか。
お盆は今年も自宅の仏壇に沢山のお供えやお接待を施して過ごしました。そのため今年の夏休みは遠出しなかったのですが、近場で京都市京セラ美術館のルーブル美術館展「愛を描く」を見に行きました。とりわけアモルとプシュケ(まさにCupid & Psyche)をモチーフにした絵画に沢山触れられて眼福でした。

台風7号で一日順延となった高校野球ですが、台風一過翌日に再び行ってきました。最初は曇り空でしたが強風のおかげか午後には雲一つ無い快晴となり猛暑再来。今回のお目当ては第2試合の、慶応VS広陵という3回戦には勿体ない好カード。延長に突入する大接戦でしたが、タイブレークの明暗で慶応6-3広陵という結果に。今回もレフト外野席で観戦して慶応の応援歌に囲まれる中、(ライバル校出の私も)一緒に声援を送っていました。ただ全体的には9回までに13安打を叩き出した広陵の圧倒的優勢でしたが、結局3点しか取れず。真鍋から長打が出なかったのか痛い。高校四天王の3人(佐々木、真鍋、佐倉)は今のところ不発ですね。第4試合の専大松戸VS土浦日大も大激戦で面白かったけど、新幹線の運転見送りで応援団が間に合わず、最後まで到着できなかった専大松戸が敗戦したのは可哀想でした。

夏休みは今日までですが、明日も仙台育英VS履正社と智弁学園VS花巻東と強豪同士の激突があります。ベスト8前に優勝候補同士がこんなにも早々に潰しあう大会も珍しい。個々の試合は盛り上がりますが、強豪の疲労蓄積を突く形で、伏兵校の優勝もあり得るかも。北海とか沖縄尚学とか神村学園とか。

ブラバン面では、秋田明桜名物の「21st Century Schizoid Man」が聞けましたが既に敗退。近江も愛工大名電も負けてしまいました。残る期待は仙台育英、履正社、沖縄尚学あたりでしょうか(あくまでブラバン)。

(映画ドラマ競馬などは力尽きたのでまた後日)
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wさん (8fmk1zy3)2023/8/21 04:09削除
高校野球は土曜に準々決勝でしたが、目当てが第一試合と第四試合とばらけたので(途中で球場外に出られないので(外野席が無料だった時代なら問題なかったのにね))、猛暑再来もあって現地観戦断念。結果的には4試合とも一方的な内容だったので、まあ諦めが付く感じです。とはいえ、ベスト8前に近畿勢が全滅したのにも驚いけど、高校四天王の3人(佐々木、真鍋、佐倉)が本塁打ゼロで甲子園を去るとは。決勝カード予想は、慶応VS仙台育英の、春のセンバツ初戦タイブレーク激闘をもう一度、となりそうです。現地で見た印象では投げと守りは互角、打線で仙台育英がリードですが、両校とも強豪ばかりを負かしてきたので蓄積疲労がどれくらい残っているかというところでしょうか。一方で土浦日大か神村学園のどちらかが勝ち上がったらセンバツの山梨学院のようなことにならないとはいえないですね。

> (映画ドラマ競馬などは力尽きたのでまた後日)

ということで映画ですが、最近の夏は上質な音楽映画の上映が多くて、去年は「ブライアン・ウィルソン/約束の旅路」と「ロックンロール・サーカス」、一昨年は「サマー・オブ・ソウル」がありましたが、今年もGeorge Harrison追悼コンサートの復刻上映「コンサート・フォー・ジョージ」とラテンビート映画祭から派生したフラメンコ映画の発掘上映「フラメンコの魔性と神秘」と「ロス・タラントス~バルセロナ物語~」を見ました。どれも初見でしたがいずれも素晴らしかったです。Georgeの名曲だらけということだけでも言うこと無しですが、Paulが出てきてからの「Something」と「All Things Must Pass」辺りは本当に泣けます。「Beware Of Darkness」と「Isn't It A Pity」もとても良かった。フラメンコ映画は50年代フラメンコのドキュメンタリーと、60年代のバルセロナを舞台にしたロミオとジュリエット系悲劇もの。フラメンコはPaco De LuciaとKetamaなどの新しいのしか聞いたことが無かったのですが、古典芸能としてのフラメンコの凄さに興奮しました。「ロス・タラントス」でトラント家の母親役のCarmen Amayaの踊りが凄まじくて、なんかマリア・カラスを思わせるような貫禄に圧倒されましたです。

他では大作系で「トランスフォーマー/ビースト覚醒」と「バービー」、ミニシアター系で「Pearl パール」「猫と、とうさん」「イノセンツ」「アウシュヴィッツの生還者」「クライズム・オブ・ザ・フューチャー」、あとはセカンドラン上映で見た「メグレと若い女の死」と「幻滅」のフランス映画2つ(いずれもジェラール・ドパルデューが出演)。「ビースト覚醒」は舞台が1994年なので混乱するけれど、2007年が舞台(のはず)の1作目より前の話?と想定すると、戦い方がVSメガトロンやVSザ・フォールンの時より進化していて余計混乱。ただかつてのマイケル・ベイ演出と比べて格段に見易いです。「バービー」は冒頭にマテル社のロゴマークが出てくるから「LEGOムービー」と同趣向だと気付くけれど、にしては玩具の存在意義にまで踏み込んだ内容で、同社の懐の深さに感服すべきところでしょうか。であれば比較のために「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」や「ソニック・ザ・ムービー」も見ておくべきだったと後悔。映画自体は「エブエブ」と並ぶファンタジーの革新形として語り継がれそう。「Pearl パール」は「X エックス」の前日譚だと喧伝されているため、ポスターを見比べるだけで十分に前作のネタバレになるけれど、これはそんなことすら脇に置ける物凄い怪物作でした。ショックシーンもさることながらオーディションシーンの狂気に痺れました。ラストシーンのド根性も凄いなあ。「猫と、とうさん」は猫猫ドキュメンタリーですが、猫と暮らす(基本的には独身の)男性に焦点に当てたもの。猫好きとしてはテーマにピンと来ないところがあるものの、出てくるのはイイ猫さんばかり。「イノセンツ」を見ると(去年の「NOPE」の○○○オマージュ以上の)○○オマージュ丸出しぶりに、想像以上に世界中で○○漫画/アニメは読まれているんだな、と(見にくくてすみません)。緻密かつ丁寧に仕上げられた映画だと思いますが猫好きには全くお勧めできません。「アウシュヴィッツの生還者」は"物語の宝庫”ナチス実話映画ですが、事実は小説より奇なりを地で行く数奇なドラマで、久々に名を見たバリー・レヴィンソンが惹かれたのがわかる感じ。ボクシング引退後の後半からは”信仰”がキーワードとして浮かび上がりました。ベン・フォスターの通常のボクシング映画を遥かに凌ぐ変容ぶりには絶句します。これまた久々のクローネンバーグ「クライズム・オブ・ザ・フューチャー」は往年のSFホラーへの回帰を感じさせつつ、「人類の進化」という概念を本当に愛しているんだなと実感させられます。「メグレ」の「ラストナイト・イン・ソーホー」を彷彿させるムード、「幻滅」の19世紀から存在していたマスコミの権力と忖度と失墜のドラマ(グザヴィエ・ドランが好演)も良かったです。

競馬は、例年と同じく夏は不振。今週は北九州記念はどうにかヒットも、札幌記念の方はプログノーシスを本命にしたけれど、騎手が父から長男に変わったのは何故という違和感から切ってしまったトップナイフが2着に来てしまい、みすみす万馬券を取り逃しました。まだまだです。

(すみませんが、また力尽きたのでドラマなどはまた後日)
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wさん (8fmk1zy3)2023/8/24 03:56削除
慶応おめでとう。見事センバツ初戦負けの相手を夏の決勝で破るリベンジV。神奈川勢はずっと東海大相模か横浜じゃないと優勝できなかったのを遂に克服。豊中球場開催だった大正5年の第2回大会以来107年ぶりのVばかりが取り上げられてますが、その当時は慶応普通部名義で東京代表だったのでほぼ別物なのでは感も。方や仙台育英は2連覇ならず、だけでなくこれで4度目の準優勝。これまでに決勝で負かされた相手は帝京、常総学院、東海大相模とすべて関東勢だったことを考えると、準決勝の時点で2連覇ならずが予想できたということに。(決勝の相手が慶応or土浦日大のどちらになっても関東勢)

決勝の組み合わせは希望通り慶応VS仙台育英だったので、これはかつての早実VS駒大苫小牧級のいい試合になると期待していて、実際に4回まではそうなっていたのだけど、5回表の慶応ビッグイニングで終わってしまいました。5回2死1塁7番打者からの3安打1四球1失策で5点。だれか一人でも打ち取れたらこうはならなかったでしょうけど、なんとも勿体なかった。あと、同じ1番打者でも、先頭打者ホームランを含めて4点も貢献した丸田と、準決勝まで11安打挙げたのに決勝では無安打に終わった橋本。また、同じ5回からリリーフした背番号1でも、5回を4被安打無失点で抑えた小宅と、3回を6被安打で5点を献上した高橋。はっきりと明暗が分かれてしまいました。

当初は大阪桐蔭も智弁和歌山も報徳学園も山梨学院も居なくて、歯抜け感が強い大会だと思ってましたけど、現地観戦試合を勝った仙台育英と慶応がその後も席巻してくれてかなり見応えのある大会となりました。キーとなったのが3回戦で、激戦となった慶応VS広陵、仙台育英VS履正社のそれぞれの勝者が違っていたら全然違う大会になったでしょう。あと慶応の「エンジョイ・ベースボール」や仙台育英の「日本一からの招待」などのキーワードに象徴されるような「高校野球のアップデート」が感じられる大会でもありました。特に慶応を筆頭に、土浦日大や花巻東など丸刈りをしないチームが多く上位に食い込んだことも、高校野球(良い方に)変わってきたなと実感させられました。

ただまあ、クーリングタイムやタイブレーク、休養日増加などの施策は組まれているものの、この猛暑の季節の開催は流石に限界が近いんじゃないかという観も一段と強まりました。時間帯や時期、そして場所に拘らなければ、もっとドラスティックで柔軟な運営も可能だろうと思うけど、高野連、というよりNHK(とABC)に押さえられている限りは無理なんですかね。今年以上の天候が今後も続くと現地観戦難しくなりそうです。大分多くの人もスタンド裏のエアコンの前で陣取ってましたしね。
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wさん (8fmk1zy3)2023/9/9 05:59削除
9月に入って暫くは残暑厳しい状態でしたが、今週になると秋雨前線+台風の影響でようやく気温が下がってきました。お彼岸を前にようやく秋がやってきた感じでしょうか。とは室内で冷房を切った途端に不快度が戻ってきますが。「THE FIRST SLAM DUNK」の再現だ!などとFIBAまで乗っかって盛り上がる(でも決勝トーナメントはそっちのけの)バスケW杯に、1年前には想像だにしなかったジャニーズ事務所の正念場あるいは断末魔、しかしそれらすべてを関西スポーツ紙一面から(マジで)駆逐しているタイガースのマジックナンバー・カウントダウン、などで世の中大騒ぎ。明後日にはラグビーW杯も始まるし、明日からは阪神開催だし、落ち着きません。私自身も仕事の方でまたまた一大転機の急襲で狼狽えています。どうにか持ち堪えたいところですが。

> (すみませんが、また力尽きたのでドラマなどはまた後日)

と、ようやくここで触れれますが、7月クールも残りあと3週程度。今クールの連ドラは結構豊作だったと思います。中でもはやり「VIVANT」と「最高の教師」が飛びぬけているようで、いずれも先が読めない考察物と括られていますが、原作の無い完全オリジナルストーリーというのも強みだったと思われ、地上波ドラマが勝ち残るための新潮流を生み出している予感がします。「VIVANT」は堺・阿部・役所・二宮と福澤克雄ドラマ主演俳優を搔き集めてきて、何かの花道かと思わせるほどの集大成ぶりですが、あるいはかつては「砂の器」「華麗なる一族」「私は貝になりたい」「南極大陸」と昭和の名作リメイクに命を懸けていた時期、「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」など池井戸潤作品ほかの原作物の必勝スタイルを確立した時期を経て、自作の完全オリジナルに踏み出した「第3期福澤ドラマ」が始まったのかも知れません。「最高の教師」も「女王の教室」「3年A組」に「ブラッシュアップライフ」と日テレ名作ドラマ群の既視感を包含しつつも、さらに緻密で繊細な学園ドラマが紡がれてきており(はやり)日テレドラマの底力を感じます。全く無名の脚本家の存在にも考察が及んでいるのも面白く、実は驚くような人が手掛けていたりするのでしょうか。

一方で原作物では「こっち向いてよ向井くん」「ハヤブサ消防団」が面白いです。どちらも原作を知らないからか、先が読めずスリリング。「向井くん」は男から見てもそれはアカンよ向井君、というより元気君、という場面が多々ありますが、それでも嫌味なく楽しく見れてしまったり、財前直見演じる母親は結構凄い人だなと感心したり。「ハヤブサ」は最終回前にほとんどのピースが集まってきて最後にどう決着させるか期待させるなど、銀行の出てこない池井戸作品も面白いんだねと思わせてくれました。テレ朝&MMJ的には「TRICK」や「時効警察」などの蓄積が生きているなと実感しましたが、矢部謙三とは完全に別人の生瀬勝久には歴史を重みも感じました。

後は、原作が終わってないのに連ドラ化はどうなんだという感慨を残しつつも面白い「警部補ダイマジン」と「トリリオンゲーム」、織田裕二と伊藤沙莉のウェットじゃない男女バディが良い後味を残す「シッコウ!!」、続編ではなくリブートだとは思ってなかったけど面白い「量産型リコ」、どこに向かうかわからない不安定さとエンディングのHolliesに野島伸司らしさを感じる「何曜日に生まれたの」、他にも「初恋、ざらり」「この素晴らしき世界」「転職の魔王様」「彼女たちの犯罪」「やさしい猫」「褒めるひと褒められるひと」「わたしの一番最悪なともだち」など、確かに豊作。そんななかで「真夏のシンデレラ」はせっかく月9ブランドを一新してきたのに今更復古するのかという感じですが、新恋愛枠ブランドとして定着しつつあった火10の「18/40」も中絶という選択肢を決して認めないという点を筆頭に古めかしく厳しい内容で、「向井くん」みたいな新しいドラマばかりとはいかないかという寂しい気持ちも少々。

朝ドラはラスト1月経ちましたがまだまだ晩年には程遠く、この先また一波乱二波乱はありそうな。落としどころについて極力情報を入れない様にして身構えたいです。大河は、去年の鎌倉殿もそうですが現代人視点の反映は避けらないので、いろいろ新しい解釈が導入されて毎週びっくりどっきりする訳ですが、石川数正の出奔に築山殿の願いを接続することで、家康も家臣たちも数正を罵りつつも赦す(どころか感謝する)という流れというかドラマのテクニックには、流石は古沢良太め、と参りました。「レジェンド&バタフライ」は見ておくべきでしたかね。さて、帰蝶と同じくその姿を見せなかった寧々がようやく登場し、茶々役には去年の「流浪の月」での難役が記憶に新しい白鳥玉季を抜擢。成長後の配役はいまだ未公開となると誰が?

>> お市の方、北川景子がもしかしたらいずれ別キャラクターとして再登場するのかしらとも……

ちなみに8月の「チコちゃん拡大版」では北川景子は「撮影は終わりました」とは言ってましたけど、本当に再登場は無しでしょうか。

音楽は夏は(既に触れた)The Isley BrothersとSoft Machineの新作ばかり聞いてました。今月に入るとKirinjiとCrazy Ken BandとPerfumeのシングルが6日に同日発売。来月にはくるり、再来月にはカーネーションと今年は贔屓筋の新作が集中しています。更に今月はいよいよ『The Big Express』のSurround Sound Seriesがついに出ますね。あとは『Larks' Tongues In Aspic 50th anniversary』はどうしましょ。『The Dark Side Of The Moon』と『Tubular Bells』の各50周年盤も手が出てないし。ちなみに8月の4週間すべて1973年の音楽だけを流したNHK-FM「Weekend Sunshine」(DJ: Peter Barakan)では『~Moon』と『~Belss』は取り上げらえたけど『~Aspic』はスルー。私にとって1973年と言えば『Larks' Tongues In Aspic』『A Wizard, A Ture Star』『Houses Of The Holy』『Quadrophenia』『African Piano』が5大重要作なんですが、最後のしかかかりませんでした。そういえばRoxy Music, 10CC, Sparks, Genesis, Enoも流れなかったし、それでも英国人かと言いたくなるところもありますが、まあこの年はLittle FeatやDr. JohnやThe WailersやAverage White Bandなどのプライオリティが高い人だと考えたら仕方無し。そもそも1973年は名盤が多すぎですよ。でも50周年盤に手をさせるのはせいぜい1~2作ぐらいだなあと悩み中です。
ぱとさん (8v2y9455)2023/9/13 11:27削除
wさん、こんにちは。Peter Hammill来日までひと月きりました。本来浮足立つところですが、録画していたドラマや「天下人のスマホ」を消化するのに四苦八苦……
Andy Partridgeの限定本は予約したので発売を待つのみ、イギリスもアメリカも本やCDを取り寄せようとすると送料がバカ高くて困ります。
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wさん (8fmk1zy3)2023/9/30 04:23削除
ぱとさんこんばんは。
もう10月が目の前ですが、意外としぶとい残暑に悩まされ、いまだに半袖&クーラーが手放せません。今週末からG1シーズン開幕で海外では凱旋門賞もありますが実感ありません。

全くの余談ですがプロ野球のセリーグをタイガース、パリーグをバッファローズが優勝し、世間では59年ぶりの関西勢の両リーグ制覇と騒がれていますが(ちょうど生まれる前の年以来だ)、兵庫県が本拠地チームの両リーグ制覇は史上初です。そして奇しくもJリーグでもヴィッセル神戸が首位に立っており、兵庫勢のトリプルリーグ制覇まであと一歩です。

> Peter Hammill来日までひと月きりました。

5年ぶりですね。健在で何よりです。10月なら東京も流石に熱波も収まっているでしょうね。今回も他用があって見られないですがレポートなどお聞かせいただければ幸いです。とりあえず『In A Foreign Town/Out Of Water 2023』を楽しみに待ちます。

> Andy Partridgeの限定本は予約したので発売を待つのみ、イギリスもアメリカも本やCDを取り寄せようとすると送料がバカ高くて困ります。

本当にそうですね。思うところあって最近CDは国内ルートから入手することにしています。本とCDは別購入にしていて、「Popartery」は水曜に、『The Big Express』は木曜に発送連絡が来ました。待ち遠しいです。その後にはくるりの新譜も到着予定。

とうとう「まんてん」終わってしまいました。最終週は時間を35年も吹っ飛ばして主人公の死後の遺品整理から始まり、祖母タキが次女千鶴に転生して(方や大河では大方の予想通りに市→茶々と成長後転生)、ナレーターも人間の語り部だったことがわかりましたが、お陰で篤姫と幾島の15年ぶりの再会も実現。いろいろ感慨深い週で、すっかり立派になった丈太郎が早稲田に演劇美術館を建てると宣言して本当に坪内逍遙だったのだと明かしたり、廣井勇だった祐一郎が永代橋や清洲橋に関わっていたのも初めて知りました。最終回ではついにスエコザサを見つけ、図鑑を完成させてゴール。天狗(龍馬)と出会った土佐の男子が大店を飛び出して上京先で馬琴先生を愛する女性と出会う序盤、帝大では実績を手にするも彼の才能を妬むサリエリの如き田邊教授と対立したことで独力でフィールドワークと描画と石版印刷に明け暮れる中盤、壽恵子や仲間の助けを得て数々の試練を克服し、自分一人だけでは達成できなかった夢の実現に至るという終盤、実に丁寧に構成されたドラマと感服しました(ただジョン万次郎、岩崎弥之助、南方熊楠、小林一三と何人かは実名通りだったのかは謎)。実在の天才的人物が自身の才能と対象への情熱を信じて一本道の人生を突き進むスタイルの朝ドラは、基本的に大きく崩れることは無いものの、ここまで考え抜いて作られたと感じさせるものとしては「カーネーション」以来じゃないかと思います。それだけの傑作朝ドラと思いますが、今クールドラマの一般評価としては日曜劇場「VIVANT」に埋もれてしまうのかも。そういえば同じく日曜劇場「半沢直樹」第一作が盛り上がったクールの朝ドラは「あまちゃん」で、伝説的クールだった訳ですが、あれからちょうど10年目だったのですね。不思議な因縁を感じます。

映画の話は8月以来してなかったですが、この間に見たのはシネコンで「春に散る」「ミステリと言う勿れ」「ジョン・ウィック:コンセクエンス」「福田村事件」、ミニシアターで「君は行く先を知らない」「エリザベート1878」「アステロイド・シティ」「オオカミの家」「私の大嫌いな弟へ」。パナヒ息子の「君は行く先を知らない」は家族が多く物を失う旅という点でイラン版「リトル・ミス・サンシャイン」という趣があり。ウェス・アンダーソンの「アステロイド~」と怪物的ストップモーションアニメの「オオカミ~」は屹立ぶりが凄くてなんとも形容できませんでした。後者は先に上映された短編がまた怖い。「エリザベート1878」は去年の「スペンサー」に通じるような新解釈ものというか再生劇というか、「As Tears Go By」のカバーなどを使うなどして21世紀にエリザベートを演じることの意味を問い正す話とも。「私の大嫌いな弟へ」は超久々に見るデプレシャン映画だけど、「クリスマス・ストーリー」などの旧作と地続きで一貫性も感じつつもラストに今までにない解放感も。「ジョン・ウィック」は前3作に比べても超長すぎ&世界を回りすぎだけど、ドラマとしてはこれ以上ない幕切れでむしろ潔い。それにしても真田広之が出る洋画はどうにも日本刀と手裏剣が出て来がち。邦画は「春に散る」は原作未読だけど、松浦慎一郎指導ボクシング映画はやはり確かに面白い。トレーナーが中盤で倒れてしまうのは去年の「ケイコ~」と被ってしまいましたが。永山瑛太が出る2作は現時点と過去の殺人や虐殺がつながっていることを描く、また先入観や偏見を言葉で批判する下りという共通点があると気付いて震えてしまいました。どちらも力作だったと思います。
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wさん (8fmk1zy3)2023/7/3 20:46 (No.834722)削除
2023年4月~6月に劇場で見た映画、上半期ベスト

※漏れがあったので差し替えました。

7月に入りました。懸念された週末の豪雨は関西中部ではさほどでは無かったのですが、市川猿之助出演作品のNHK配信停止や、松尾潔と山下達郎の関係にヒビが入るなど、気が滅入るニュースが早々に飛び込んで来て、まだまだ憂鬱な日々が続きそう。まだ手元に届いていないThe 3 ClubmenのEPが待ち遠しいです。朝ドラは披露宴&峰屋の当主交代&タキの退場、大河は築山殿事件回避策(なかなかの妙計だったが)の失敗で瀬名と信康を一度に失うなど、それぞれ前半戦終了の区切りの週。次回からの新展開が楽しみです。

では上半期が終わりましたので、4月~6月に劇場で見た映画の星取り表を。

◎4月
デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(IMAXレーザー) ★★★★
ロストケア ★★★★☆
生きる LIVING ★★★★
トリとロキタ ★★★★☆
ザ・ホエール ★★★★
ノック 終末の訪問者 ★★★☆
聖地には蜘蛛が巣を張る ★★★★☆
レッド・ロケット ★★★★☆
午前4時にパリの夜は明ける ★★★☆
せかいのおきく ★★★★

◎5月
アダマン号に乗って ★★★★
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3 ★★★★★
銀河鉄道の父 ★★★
EO イーオー ★★★☆
帰れない山 ★★★★☆
TAR/ター ★★★★★
フリークスアウト ★★★★★
ワイルド・スピード/ファイヤーブースト ★★★
ソフト/クワイエット ★★★★☆
セールス・ガールの考現学 ★★★★
岸辺露伴 ルーブルへ行く ★★★☆
aftersun/アフターサン ★★★★☆

◎6月
怪物 ★★★★★
ウーマン・トーキング 私たちの選択 ★★★★☆
苦い涙 ★★★★
リトル・マーメイド ★★★☆
ザ・フラッシュ ★★★★☆
スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(IMAXレーザー) ★★★★★
カードカウンター ★★★★
青いカフタンの仕立て屋 ★★★★☆
To Leslie トゥ・レスリー ★★★★
アシスタント ★★★★☆

上半期のベストも選んでみました。映画はアカデミー賞候補組がやはり上位。ドラマは日曜日に収穫多し(ラストマン最終回も楽しみました)。CDは最近到着したばかりのコーネリアスと発掘物を加えてどうにか10枚にしたという感じも。

○映画
1. TAR/ター
2. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3
3. フェイブルマンズ
4. エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
5. 別れる決心
6. スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(IMAXレーザー)
7. ベネデッタ
8. イニシェリン島の精霊
9. フリークスアウト
10. 怪物
次点 母の聖戦

○ドラマ
1. ブラッシュアップライフ
2. 日曜の夜ぐらいは...
3. 家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった(8話まで)
4. らんまん(前半時点)
5. 大奥
6. 舞いあがれ!
7. リバーサルオーケストラ
8. それってパクリじゃないですか?
9. おとなりに銀河
10. インフォーマ
次点 育休刑事

○CD
1. 坂本龍一 / 12
2. Meshell Ndegeocello / The Omnichord Real Book
3. Sparks / The Girl Is Crying In Her Latte
4. Aksak Maboul / Une Aventure De VV (Songspiel)
5. Cornelius / 夢中夢 -DREAM IN DREAM-
6. Van Der Graaf Generator / The Bath Forum Concert
7. Everything But The Girl / Fuse
8. U2 / The Sound Of Surrender
9. 大滝詠一 / 大滝詠一 NOVELTY SONG BOOK | NIAGARA ONDO BOOK
10. 大瀧詠一 / 大瀧詠一 乗合馬車 (Omnibus) 50th Anniversary Edition
次点 Original Soundtrack / Guardians of the Galaxy Vol.3: Awesome Mix Vol.3
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wさん (8fmk1zy3)2023/7/4 22:56削除
> まだ手元に届いていないThe 3 ClubmenのEPが待ち遠しいです。

なんて書いたら今日来ました。到着が数日早かったら上半期ベスト上位に食い込む出来栄え。Andyが(個人名を出さない)グループ名で作品を出すのは23年ぶり?「Aviatrix」とは女性のAviatorだとinterFM "Barakan Beat"オンエア時での紹介で知り、それ以来なんとなく「舞いあがれ!」とアメリア・エアハートのことを頭に浮かべてました。

BurningShedで買ったら可愛いコースターのオマケが付いたので一枚。物のついでに『GO2』二枚組のゲートフォールドスリーヴの外側、内側、インナースリーヴも載せます。インナースルーヴはXTCとDukesのアルバムと、Andy名義の作品を片面ずつ。なぜか後者にはMy Failed Christmas~は抜けてます。
The 3 Clubmen EPとおまけ
GO2ゲートフォールド外側
GO2ゲートフォールド内側
GO2インナースリーヴ
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wさん (8fmk1zy3)2023/7/28 00:52削除
あっという間に7月も終盤。いろいろありました。話題のラジオ声明から一週後の大阪フェス公演(ここ数年でも好内容だったと書くに留めます)、4年ぶりに見に行けた祇園祭、九州や秋田での局地的豪雨と梅雨明け後の全国的酷暑、中野サンプラザ閉館、Sunday Songbookでやっとこさ坂本龍一追悼特集、大河ドラマでの3年ぶり18度目の本能寺、PANTA・ryuchell・Jane Birkin・横田慎太郎・森村誠一・Sinéad O'Connorの逝去、Twitter規制や名称変更で大混乱、などなど。そんな中で例の映画のネタバレ回避のため、ずっとネットから離れてました。今はすごい勢いで、若干恐る恐る吸収中。ただもう夏バテに陥って元気でません。「らんまん」も第1子誕生と幸せ絶頂に至り、いよいよ暗転の予感がひしひし。しかし丁寧で繊細なドラマですね。

で、今月はインディジョーンズ、君たちはどう生きるか、ミッションインポッシブルと夏の本命作が出揃いました。インディもM:Iも世界4か所以上旅する150分超えの盛り沢山な内容。どちらも私より年上なのに頑張らせすぎですよ。前者の過去作への目配せ(特に一作目)と後者のミニミニ大作戦&カサンドラクロスのオマージュには満足しました。公開から一週後まで情報完全シャットアウトで臨んだ駿の新作はその期待に十分に応える内容。火垂るの墓からハウルを経てラピュタまで、ぐらいは書いてもいいかな?兎にも角にもアオサギの声優には度肝を抜かれましたです。エンドロールのスタジオクレジットも凄いなあ。

ミニシアター系では「波紋」「小説家の映画」「1秒先の彼」「CLOSE/クロース」「サントメール ある被告」など。「波紋」は水の宗教に傾倒する筒井真理子のどす黒い情念が解放されていく悲喜劇。BGMに使われるハンドクラッピングがどうも気になると思っていたらラストシーンで見事な回収。「1秒先の彼」はオリジナルの性別を逆転させたことでいろいろ無理が生じているものの、洛中から天橋立まで京都府内全域カバーご当地映画として楽しめたということで相殺。ただせっかく七夕の日の公開なのにオリジナルの「七夕バレンタインの奇跡」は完全に無視。あとは銀熊賞とカンヌグランプリと銀獅子賞と、三大映画祭の去年の準優勝作が並びましたが、この中では「サントメール」が移民女性という二重の弱者が被告の法廷劇という珍しいタイプの映画で目を惹きました。主人公である作家が「難破するメディア」とかいう作品作りのために裁判を傍聴しているのだけど、途中でパゾリーニの「王女メディア」のラスト8分からのシーンを見ていて(自分が子供の頃にテレビ放映でこれを見てしまってショックでうなされた記憶が甦る)、かっちりと計算された映画だったと気付かされ、冒頭の「作家の言葉が歴史的事実を叙事詩にする」というようなフレーズが終盤に生かされるのには思わず溜息が出ました。
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wさん (8fmk1zy3)2023/4/11 00:47 (No.753845)削除
2023年1月~3月に劇場で見た映画

数日間の雨もあって半分以上の桜が散ってしまった阪神競馬場で桜花賞観戦してきました。現地観戦はいつ以来だろう。アーモンドアイの時か、グランアレグリアの時か。大観衆の中、好天にも恵まれ、大本命リバティアイランドの最後の直線でのごぼう抜きには場内大興奮大歓声、生ビールの屋台を梯子したりといい気分で帰宅しました。高松宮記念で頭を抱えた後は、大阪杯・桜花賞と比較的順当な決着で落ち着き始めてきた春のG1戦線ですが、来週の皐月賞はかなりの混戦となりそうで、今度こそ高配当が手にできればいいけれど、ここ数年で最も自信無いです。

新朝ドラ「らんまん」は幕末からスタートということでまるで「青天を衝け」の如く大河ドラマっぽい立ち上がり。実在人物モノならではの、少年時代からすでに人生の指針が引かれてる「一本道の人生ドラマ」となっていて、なんだか「エール」と被っているかなとかいろいろ既視感があるけれど、その分、安定感もあるような。明らかに酒蔵を継がない主人公と同じぐらい、杜氏になりたい姉と、きっと彼女に気のある番頭の息子のそれぞれのドラマにも分量を割きそう。個人的には杜氏の寅松役に東洋大姫路では長谷川滋利の控え投手で元阪神タイガースの嶋尾康史さんを抜擢したことにちょっと喜びも。

坂本龍一は去年からぞっといろいろ聞いてきて、改めて自分の学生時代(70年代後半~80年代全般)の頃にずっとそばに居た音楽家だったと実感し、当時の「サウンドストリート」などの思い出も蘇ってきて、徐々に喪失感が押し寄せてきました。「サウンドストリート」のDJで最初に亡くなったのがこの人かというのも実感湧かないです。今は本人メインの音楽よりも、大貫妙子、矢野顕子、高橋幸宏、KYLYN、細野晴臣、加藤和彦、そして山下達郎など盟友たちとのコラボ作品ばかりに手を伸ばしています。

では季節の変わり目の恒例ですが、冬クールの1月~3月に劇場で見た映画の星取り表を。全然関係ないですが先週末はシャマラン「ノック 週末の訪問者」とアロノフスキー「ザ・ホエール」を見ました。奇しくもどちらも少人数によるほとんど会話劇。そしてそれぞれの監督の過去の代表作を彷彿させるところも多々。

◎1月
ドリーム・ホース ★★★★
猫たちのアパートメント ★★★☆
SHE SAID/シー・セッド その名を暴け ★★★★☆
母の聖戦 ★★★★☆
イニシェリン島の精霊 ★★★★★
ピンク・クラウド ★★★

◎2月
土を喰らう十二ヵ月 ★★★★
すべてうまくいきますように ★★★☆
バビロン ★★★★
コンパートメントNo.6 ★★★★
対峙 ★★★★☆
別れる決心 ★★★★★
ボーンズ アンド オール ★★★☆
ベネデッタ ★★★★★
アントマン&ワスプ:クアントマニア ★★★★
エンパイア・オブ・ライト ★★★★
アラビアンナイト 三千年の願い ★★★★☆
逆転のトライアングル ★★★★☆

◎3月
エゴイスト ★★★★
BLUE GIANT ★★★★
夜明けまでバス停で ★★★★
フェイブルマンズ ★★★★★
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス ★★★★★
シン・仮面ライダー(舞台挨拶中継) ★★★★
シン・仮面ライダー(IMAXレーザー) ★★★★☆
シャザム!〜神々の怒り〜(IMAXレーザー) ★★★☆
マッシブ・タレント ★★★☆
ぱとさん (8p086dew)2023/4/13 09:43削除
Wさん、こんにちは。
去年から立て続けに親族3人に肺がんが見つかり二人は健診による早期発見で胸腔鏡手術し転移もみられず日常生活に復帰したのですが
義妹の夫(私と同い年)は年明けに残念ながら急変して亡くなりました。この歳になるとあちこちにガタもきますのでくれぐれも体調の変化を見落としませんよう……

そういうさなかでもドラマは録画しながら完走しております。
『大奥』原作も一気に読みあの伏線がここで回収……などあらためてよしながふみの底力を実感しました。
シーズン2に登場する平賀源内、青沼、天璋院、家持、そして和宮キャストの一部はすでに発表されているので楽しみでなりません。

友人が先月末にジョン万次郎と牧野富太郎ゆかりの高知県をレンタカーでまわり、先々でおもいろい写真や絶景を撮ってきました。
『らんまん』第一週のバイカオウレンは花が終わっていたそうで、ヤマトグサの実物は植物園でしっかり確認したそうですよ。
松坂慶子は朝ドラや大河常連ですので毎日どこかで顔を見ている気がします。

高橋幸宏につづいて坂本龍一まで……
「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」連載のとおり余命を意識していたようで、連日放送される特集番組や過去の出演番組再放送を見ては
こんなに若く元気だったのにと思いますね。細野さんの心情いかばかりか……
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wさん (8fmk1zy3)2023/4/29 01:54削除
ぱとさん、こんばんは。
自分は年始以降はどうにか体調面はキープ出来てますが、妻の方が転んで怪我をしていまい、ここひと月は医院や職場に車で送迎したり代わりに買い物をしたりです。今は快方に向かい、GWもどうにか新幹線なら帰省出来そうなところまでは戻ってきました。ただこの先どちらか片方でも身動き取れない状態になったら一気にピンチに陥るぞと、大きな教訓を残しました。今は大丈夫だ等と慢心しないようにしないと。。。

先週からJRA京都競馬場が新装グランドオープンしました。ということで早速、先週の日曜日に淀まで行ってきました。フィエールマンが勝った昭和最後の天皇賞(春)以来の4年ぶり。若干老朽化が目立ったスタンドは煌びやかにリニューアル。名物だった円形のパドックは人工芝の広場となり、奥の方に以前よりも大分大きい楕円形のパドックが新設され、すごく見やすくなりました。歴代三冠馬の像が立ち並ぶ遊歩道も新たに作られ、更に昔からあるシンザン像に加えてコントレイルの像も新しく設置され、実に名馬の彫刻の森と言った趣です。

今週日曜の天皇賞(春)も現地で見に行こうと思いますが、流石に今週はGWだし滅茶苦茶混みそう。例年パターンなら勝つのは菊花賞馬なのでタイトルホルダーorアスクビクターモアでしょうけど、2年連続2着のディープボンドと、去年は落馬したけどカラ馬ながら激走したシルヴァーソニックも面白いかも。

「らんまん」はジョン万次郎が出てきて益々大河っぽいですね。2年前に高知に旅行した際には竹林寺に行ったのにその近くの牧野植物園は残念ながらスルーしてしまいました。桂浜の坂本龍馬像と足摺岬のジョン万次郎像は見たんだけど。神戸市北区の森林植物園も確か牧野博士ゆかりの植物を育ているので久々に行ってみようとか思います。

他のドラマですが、まあ今クールは以前にも増してトリッキーというか変化球というか変わり種のドラマだらけ。捜査中に新人刑事を教育指導する刑事、育休中に子連れで事件捜査する男性刑事、吸血鬼と婚約する警官、外科手術する小学生、元弁護士の女探偵、盲目の捜査官、などなど。先読みできないというのはいいことなのでしょうけど、果たして。そんな中ではオーソドックス側と言える「それってパクリじゃないですか?」と「グランマの憂鬱」は案外楽しく見ています。

2月や3月ほどではないですが今月も気になる映画が多くて追従に四苦八苦です。最近見たのは「聖地には蜘蛛が巣を張る」「レッド・ロケット」「午前4時にパリの夜は明ける」「せかいのおきく」などなど。「せかいのおきく」では「鎌倉殿~」では別々の時期に登場(with非業の最期)ですれ違いとなった佐藤浩市と寛一郎の共演が実現された事に刮目。来月はガーディアンズ第3弾(最終作?)と「岸辺露伴ルーヴルに行く」がありますね。他では「TAR」「ウーマン・トーキング」「EO」「アフターサン」は見逃せないです。

坂本龍一追悼継続中。TV番組では「スコラ」と「題名のない音楽会」と「CODA」が良かったです。ようやく本人の音楽も聴ける気分になってきていますが、初聴時点で(誰も言葉にしなくても)遺作となるだろうと感じたに違いない『12』は返す返すも見事で、ボウイの『★』と並ぶ完璧な幕切れだったと痛感します。坂本龍一は桑田佳祐、忌野清志郎と並んで、自分の中学時代に出現して楔を打ち込んでくれて以来、常に同じ時代を生きられたことを感謝する日本の音楽家でした。改めて合掌。
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wさん (8fmk1zy3)2023/5/13 05:03削除
GWの前半の天皇賞(春)はどうにかこうにか現地観戦できまして、2週連続で新装京都競馬場へ馳参。圧倒的一番人気のタイトルホルダーが競走中止してしまい場内には悲鳴、更にアスクビクターモアまでも馬群に沈んでしまう壮絶なレースでしたが、馬券の方はディープボンドとシルヴァーソニックの好走で万馬券の三連複が的中。場内のフードコートで祝杯を挙げまくり個人的には楽しい参戦でした。後半は神戸ハーバーランドの海側で催されたオクトーバーフェストに参上し(5月だけど)ドイツビールを飲みまくるなど、久々にレジャー三昧のGWでした。しかしどこも人だかりで、マスクしない人もちらほらでしたが、ちょっとまだ心配は感じたります。

The 3 Clubmen「Aviatrix」、さっそく先週日曜のInterfm「Barakan Beat」にてかかりました。早い!そしてとても可愛い。コラボに徹するときのAndyの良さって確実にありますね。発売が待ち遠しい。ピーター・バラカン氏がAndyの新作をかけるなんて珍しいなと思ったら、どうやらこれまでの「My Failed Songwriting Career」シリーズのことを知らなかったそうな。そういう、アンテナが鋭いのか鈍いのかわからないところもままあります。。。

朝ドラ「らんまん」はGW明け同時に東京編開始。竹雄が綾に告白しながらも万太郎に付いて行ってしまうので、相対的に峰屋のシーンが減るが確実となり少し寂しくも。万太郎は世間知らず故に早くも世間の荒波に翻弄されていますが、タキさんを納得させたように説得力のある言葉を積み重ねて乗り越えていくのではないかと既に頼もしく思っています。しかし佑一郎が成長して中村蒼になったのには、完全に「エール」の鉄男の丸写しパターンで驚き。鉄男と同様に佑一郎も主人公と同郷の実在する偉人がモデルだというのも面白いです。

すでに家康がどのような間違った選択をしそうになり、それをどうやって回避するのかが楽しみになっている「どうする家康」ですが、いよいよ武田氏が介入してきて、三方ヶ原から築山殿事件に向かう試練の時期に突入。信康を寺島しのぶ息子が演じた時には(今はもう細田佳央太に交代)、去年の冠者殿(市川染五郎)を思い出して早々に辛い気持ちに。果たして家康は去年の小四郎のように闇落ち変貌するのか、そうはならずも手を汚すことになるのか、手ぐすねを引いて静観したいと思います。それにしても徳川昭武みたいな(?)井伊直政が満を持して登場して徳川四天王そろい踏みになったシーンには思わず「狙ったな」とほくそ笑んでしまいました。

GWの映画は期待の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:Vol.3」(以下GOTG3)が良かったです。MCUではトム・ホランド版スパイダーマンに並ぶ素晴らしい3部作の締め切りでした。ストーリーもアクションも文句なしでしたが、音楽も大いに満足。GOTH1では「I'm Not in Love」、GOTH2では「Mr. Blue Sky」で始まったので、GOTH3ではXTCだといいなと妄想したけど(結局かかりません)、もっと時代をすっとばしてRadioheadで始まるなど、前二作に比べて70年代にこだわらず、RainbowやAlice CooperやBruce SpringsteenからThe Flaming LipsやFaith No MoreやBeastie Boysとより時代に融通を聞かせて華やかな感じ。個人的にはThe TheとThe Replacementsが超懐かしくて感激。一番笑ったのははやりEarth Wind & Fireのあの曲。他には「アダマン号に乗って」「EO イーオー」「帰れない山」とヨーロッパ映画を重点的に見ました。
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wさん (8fmk1zy3)2023/5/29 02:15削除
日本ダービーが終わりました。皐月賞2着のタスティエーラが皐月賞馬ソールオリエンスを退けてのダービー制覇で、ソールオリエンスは無敗二冠ならず。スタート直後にドゥラエレーデが落馬、ゴール直後には2番人気ながら最下位入線したスキルヴィングが倒れてそのまま死亡するなど、これまた壮絶なレースでした。馬券の方はタスティエーラ軸で的中しましたが、3着ハーツコンチェルトや4着べラジオオペラが2着に粘ってくれたもっと高配当だったのにと少しだけ悔しい気持ち。今はソングラインVSソダシの再戦となる来週の安田記念よりも、イクイノックスが出てきそうな一か月後の宝塚記念に心が飛んでいます。

この間に聞いていたのはVdGG『The Bath Forum Concert』。2CD+DVD+BDの4枚組。去年のツアー音源で新鮮です。まだまだ(どうにか)お元気なお三方の雄姿を拝見してると背筋が伸びます。21世紀楽曲が当然ながら多いけど「A Louse Is Not A Home」「La Rossa」「Man Erg」などを今もバッチリ演っておられてるのかと思うとやっぱり嬉しくなります。CDとDVD/BDで同じ内容なのでCD音像を聞きながらDVD映像見たりしましたが、曲間の差のせいかドンドンずれていきました。
あと最近よく聞くのはAretha Franklin, Marvin Gaye, Isley Brothers, Earth Wind & Fire, Bob Marley, Bob Dylan, The Band, Grateful Dead, Jackson Browne, Carole King, Rickie Lee Jones, Tom Petty, Tom Waits, Jeff Beck, Gentle Giant, そしてなぜかBlondie。古くてメジャーなのばっかりですが、長らく聞いてなくて忘れそうなのを聞き直すのが結構楽しいです。

映画は「銀河鉄道の父」「TAR/ター」「フリークスアウト」「ワイルド・スピード/ファイヤーブースト」「セールス・ガールの考現学」「ソフト/クワイエット」「aftersun/アフターサン」「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」など。以前より評判が漏れ聞こえていた「TAR」と「aftersun」はいずれもおそらく見たことのないタイプで、いろいろと語り継がれそうな感じ。ワンカットものの「ソフト/クワイエット」はたった90分で取り返しのつかなくなる様を目撃する厭映画でヘイトクライム最前線というか。「セールス・ガールの考現学」はモンゴルの先入観が一新される青春映画。ほとんどが夜の都会のシーンですが大草原も少し。ダークホースが「フリークスアウト」で、ファンタスティック4なサーカス団VSナチスというか、ギリアムやデル・トロみたいな導入からユダヤ人移送列車を奪還する胸熱映画へ。ワイスピ10作目は完結作序章ということで案の定クリフハンガーエンドでしたが、最後にやっぱり○きていた○○○の登場にはさすがに呆れて笑ったっす。岸辺露伴はTVシリーズからはみ出さず安心の内容。改めてこのシリーズはジョジョから離れて"怪談話集"だと実感しました。
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wさん (8fmk1zy3)2023/6/26 05:09削除
宝塚記念が終わりました。去年の年度代表馬&今年のドバイシーマクラシック勝ち馬のイクイノックスの関西初参戦ということもあり、今年も現地観戦です。去年のエフフォーリアの二の舞とはならない貫禄の捲り勝ちで、これでG1四連勝。国内に敵は居ないも同然で、今回の勝利で優先出走権を得られた米ブリーダーズカップターフと豪コックスプレートのいずれを目指すかと期待が膨らみます。ただ馬券の方は2着馬が漏れてしまってアウト。夏競馬はコツコツがんばります。

もうすぐThe 3 ClubmenのEPの発売ですが、その前に『Go2』の 200gアナログLPを入手。当初は見送るつもりでしたが、よくよく考えたら『Go+』を含む二枚組LPってこれまで持っていなかったので購入。ゲートフォールド(2つ折り)ジャケットで内側にはこれまで写真でしか見たことがなかった当時のメンバー四人のアップのポートレートが写っていて、これかあという感慨に耽ります。実はXTC中聞く回数が相対的に少ないのがこれですけど、最近はCars,Devo,Blondie,Stranglers,Japanとかのキーボードをフィーチャーした70年代ニューウェーブを聞き直すことが多くて、改めて聞くと先駆者だったなあという感銘を受けたり。当時リアルアイムで聞いていた人には『Go2』が一番好きだという声も聴かれますね。

他は山下達郎のRCA/Airイヤーズのアナログ再発も、2002年のボックスで持っているのでこちらも見送るつもりでしたが、セルフライナーの改定があるというのでやっぱり買ってしまいました。なんかタワーレコードとかでもアナログの面積が大分増えているし、需要があるのは喜んでいいかなと。方やCD新作はあまり買ってなくて、今年は坂本龍一, U2, Yes, Aksak Maboul, Everything But The Girl, そしてVdGGのLive盤を買ったぐらいで、最近はいろいろ出てますがSparksとMe’Shell Ndegeocelloは入手も(どちらもとてもいいです)、Bob DylanとPaul SimonとPat Methenyは今のところ見送り。Isley Brothersも控えてるし、Jethro TullやSoft Machineも新作出たらしく、聞きたいと思うものはまだまだ尽きないです。

あと音楽関連コミックですが、毛塚了一郎「音盤紀行」第1巻、表紙のアナログ盤屋の風景に『Drums And Wires』が見えるという理由だけで買ってみましたが、これはかなりの拾いもの。1話毎の設定の振り幅が思いのほか大きく、時代と国境を越える音楽のロマンチシズムが横溢してて、とても面白かったです。

朝ドラ「らんまん」第11~12週はこれまでの蓄積がついに開花し、主要人物たちの人生が大きく動き始める重要週となりました。ここまで辛苦を味わいつつも目標に向かって一直線に進んできて、今のところは怖いぐらいの順調さなので、次の転機がいつどこで来るのか気になります。で、春クールもほぼ終わり、「それってパクリじゃないですか?」「日曜の夜ぐらいは」「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」「おとなりに銀河」「波よ聞いてくれ」「かしましめし」「育休刑事」「シガテラ」「勝利の方程式」「グランマの憂鬱」などを楽しく見ましたが、ちょっと言葉に詰まるドラマが多かったような。

映画は話題作を多く見ました。是枝裕和が坂元裕二とタッグを組んだ「怪物」は「羅生門」や「桐島」のような構造のドラマでしたが、思えば坂元裕二脚本は「カルテット」以降、「anone」「大豆田とわ子」「初恋の悪魔」とどれもいわば羅生門の要素を含む群像劇だったわけで、言葉を駆使しても相手の実体を誤認するという今回は坂元スタイルの集大成だったようにも。ディズニー90年代アニメの実写化第何弾かな?の「リトル・マーメイド」はリン=マヌエル・ミランダの手により楽曲をアップデートされ、話の大枠はアニメ版通りも時代の要請に応じて多少改変されたところも。日本では同日公開となったDC「ザ・フラッシュ」とマーベル「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」は共にマルチバースを扱うドラマで、奇しくも「変えてはならない運命」がどちらもメインテーマに。フラッシュのバットマン@別バースには笑ったけど、スパイダーマンの最後からの1時間でようやく本題に移ったものも案の定収拾がつかなくなる様にも度肝を抜かれました。

他のミニシアター系では「ウーマン・トーキング」「苦い涙」「カード・カウンター」「トゥ・レスリー」「アシスタント」など全体的に苦い話が多いですね。「ウーマン・トーキング」ではある曲が流れるシーンになって現代の話と分かったときはびっくりしました。「苦い涙」はファスビンダーへのオマージュが仄めかされるシーン満載で、未見のオリジナルを見たくなります。「カード・カウンター」はギャンブラー物と思いきや、ポール・シュレーダー印の元軍人話。「トゥ・レスリー」は破綻した家族の原因である母親のアンドレア・ライズボローを「アイ,トーニャ」で毒親を演じたアリソン・ジャネイが批判する図に震えました。「アシスタント」がたった一日の話だとは最後の会話でやっと気付きましたが、一日で一人のアシスタントがやること多すぎ。
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wさん (8fmk1zy3)2022/12/30 23:59 (No.656034)削除
2022年10月~12月に劇場で見た映画と、2022年ベスト(こちらは後ほど)

詳細は個別にと書きつつ書けてませんが、取り急ぎ10月~12月に劇場で見た映画の星取り表を。

◎10月
ヘルドッグス ★★★☆
秘密の森の、その向こう ★★★★☆
マイ・ブロークン・マリコ ★★★☆
サハラのカフェのマリカ ★★★
オルガの翼 ★★★★★
千夜、一夜 ★★★★
七人樂隊 ★★★★☆
スペンサー ダイアナの決意 ★★★★
RRR アールアールアール ★★★★★
アムステルダム ★★★
天間荘の三姉妹 ★★★☆

◎11月
グッド・ナース ★★★★★
線は、僕を描く ★★★☆
ヒューマン・ボイス ★★★★☆
パラレル・マザーズ ★★★★☆
窓辺にて ★★★★
すずめの戸締まり(舞台挨拶中継付上映) ★★★★
ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバ- ★★★★☆
わたしのお母さん ★★★☆
ザ・メニュー ★★★★
ファイブ・デビルズ ★★★☆
ある男 ★★★★★
母性 ★★★★
グリーン・ナイト ★★★★★

◎12月
ギレルモ・デル・トロのピノッキオ ★★★★☆
あのこと ★★★★☆
ブラックアダム ★★★★
ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ ★★★☆
THE FIRST SLAM DUNK ★★★★★
ホワイト・ノイズ ★★★★☆
アバター ウェイ・オブ・ウォー(HFR3D) ★★★★★
ケイコ 目を澄ませて(字幕) ★★★★☆
かがみの狐城 ★★★★
ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY ★★★★
フラッグ・デイ 父を想う日 ★★★☆

今年のベストはスレッドの続きで。
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wさん (8fmk1zy3)2022/12/31 23:47削除
今年も紅白を見ながら年間振り返りです。ほとんど櫻井翔が進行しているけど、スペシャルナビゲーターとは総合司会と何が違うのか?大泉洋は気楽にブラボーを連発。出てる人たちはFNS歌謡祭やMステやレコ大とさほど違わないのですが、Yoshikiのスーパーバンドを初披露させたり、純烈にダチョウ俱楽部+有吉弘行を投入させたり、VaundyをAimer&milet&幾田りらとの紅組コラボとして呼んだり、他に無い独自性の強みを発揮している感あります。目玉のウタは、GC出演は既にMステでもやったし、紅白としてはGreeeeNの再来といったところですが、他の出演者の中で踊っているのは現場ではどう見えているのか興味深かったです。

・CD
Magma / Kartehl
Kasim Sulton / Kasim 2021
Todd Rundgren / Space Force
Sparks / Annette
The 1975 / Being Funny In A Foreign Language
Harry Styles / Harry's House
Michelle / After Dinner We Talk Dreams
山下達郎 / Softly
Crazy Ken Band / 樹影
Perfume / PLASMA

今年も相変わらずシーンに付いていけてませんのですが、今年もベテラン4, 流行りもの/若手3, 邦楽3というバランス。ベストは年末に聞いたMagmaの新作。ポジティブなパワーが横溢している印象で、傑作『Zess』に引き続き愛聴しています。今年来日してましたが、このアルバムの内容から察するにさぞ素晴らしかったでしょう。そしてTodd RungrenとKasim Sultonというかつての盟友それぞれの新作(Kasimは去年作ですが)も良かった。Toddは前作同様にいろいろな人のコラボ作ですが、Adrian Belew, Neil Finn, Sparks, Rick Neilsen, Steve Vaiなど明かに相性の良い相手との共作が多くてよい感じ。Kasimも今までにないぐらい往年Utopiaに迫るような内容でついつい聞いてしまいました。他にはAndy Partridge御大のEP群に、ムーンライダーズ、佐野元春&The Coyote Band、宇多田ヒカル、坂本慎太郎、Brian Eno、David Paton、The Mars Volta、Porcupine Tree、Steve Lacyもよく聞きました。リイシューは「Revolver: Special Edition」「NIAGARA TRIANGLE Vol.2 VOX」「The Rolling Stones Live at The El Mocambo」「Quiet Life (30th Anniversary Edition)」そして「The Charisma Years」までで手いっぱい。FrippとかZappaとかいろいろ出てましたのにオール断念です。もう無理。

・映画
NOPE/ノープ
RRR アールアールアール
THE FIRST SLAM DUNK
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
TITANE チタン
ある男
さがす
モガディシュ 脱出までの14日間
エルヴィス
PLAN 75

今年は外出するのがいろいろしんどく、劇場鑑賞数を減らそうとしましたが、面白そうな映画はやはり見逃せず。上で上げたのは、まだ世の中にはこんなスゴイものがあるのかという驚きがありました。後は「アバター ウェイ・オブ・ウォー(HFR3D)」「トップガン マーヴェリック」「ナイトメア・アリー」「グリーン・ナイト」「オルガの翼」「グッド・ナース」「リコリス・ピザ」「ベルファスト」「FLEE フリー」「秘密の森の、その向こう」「LAMB/ラム」「あのこと」「帰らない日曜日」「LOVE LIFE」そしてなどが忘れられないです。でも見逃した映画も数えきれません。またいつの機会に。

・連続TVドラマ
鎌倉殿の13人
エルピス
初恋の悪魔
カムカムエブリバディ
あなたのブツが、ここに
石子と羽男
17才の帝国
拾われた男
霊媒探偵・城塚翡翠
silent

三谷幸喜、渡辺あや、坂元裕二の上から3作はさすがの一言です。そして5作がNHKで占められたように、NHKの独走が完全に際立ちました。TBSとカンテレの健闘は光りましたが、テレ朝とテレ東は次第に息切れの兆候が。しかしこれ以上の作品レベルを地上波ドラマがキープできるのかは心配になってきました。とはいえ、配信ドラマを敬遠し続けてる者としては最後まで付き合うしかないでしょうか。次点は「正直不動産」「オリバーな犬」「岸辺露伴は動かない」「魔法のリノベ」「恋せぬふたり」「カナカナ」「クロサギ」「量産型リコ」「シジュウカラ」「おいハンサム!!」あたり。

今紅白終わりました。後半も篠原涼子の伴奏に小室哲哉登場、松任谷&荒井のWユーミンヴァーチャルコラボと攻めてきますが、KinKi Kidsへの山下達郎メッセージにはびっくらこいた。達郎、紅白への初接触か。そして安全地帯と桑田佳祐がまた素晴らしい。今年も概ね満足です。

ではまた、良いお年を。
琴蕗さん (8l5swbuk)2023/1/6 12:43削除
ご無沙汰しています。琴蕗です。
ぱとさん年賀状ありがとうございます。wさんもお久しぶりです。
仕事が忙しくて、日常生活がうまく送れていません。

コロナ以降、仕事以外の外出を控えていたら、展覧会や映画を見る習慣がめっきりなくなって、意欲低下がはなただしいです。

それでも昨年は映画は『スパークス・プラザース』と『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』を見ました。
『ルイス・ウェイン』は心温まる作品かと思って見に行ったら、19世紀の階級の厳しさ(異なる階級同士の結婚)と著作権の概念がない時代のアーティストの立場の辛さを見せつけられました。

掲示板も久しぶりでうまく使えるかしら。
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wさん (8lasox4z)2023/1/10 00:36削除
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
年明け早々いろいろあったのですが、どうにかやっています。
琴蕗さんもお久しぶりです。ルイス・ウェインの映画は予想以上にしんどい話でした。原題は「ルイス・ウェインの電気的な人生」で、奥さんと猫さん云々よりも彼の特異で過酷な生涯に焦点が当てられましたし、カンバーバッチにはどうにも不遇な天才役が合うと思わされました。

> 今年も紅白を見ながら年間振り返りです。

年末その時点で心の残った物をいろいろ羅列したのですが、CDだと Tears For Fears とかCaetano Veloso とかPredawn、映画だと水俣曼陀羅やZAPPAやスパークス・ブラザーズ、ドラマだと妻,小学生になるやミステリと言う勿れや悪女など、上半期ベストに入れたものを数多く忘却していました。ちょっと年初めの記憶がこうも遠くなるのかと今更愕然です。まだまだ頭を錆びつかせないようにしないと。

先週も木曜ぐらいから早々と連ドラがスタートしてますが、まだ一部のみ。「いちげん」も「ホリデイ」も未見。松潤大河の「どうする家康」は初見通りの「こんな家康はいやだ」が毎週続くうちに、関ヶ原や大坂の陣の頃には闇落ち(今年も?)となるのかも知れないかなと様子見。バカリズムの「ブラッシュアップライフ」は流石に面白く、「東リベ」「僕街」など多岐にわたる人生やり直し系の新基準となるかもです。

そして年明け早々父親を退場させてしまった「舞いあがれ!」、これは舞がパイロットを諦めて工場を継ぐという最もキツイ流れとなりそうで、10年ぐらい前の池脇千鶴主演「タイトロープの女」を思い出させるようなしんどい展開になる予感。あのドラマに倣えば、最も話し合いの難しい相手と協力するしか突破口はなさそうですけど。
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wさん (8fmk1zy3)2023/1/29 06:31削除
年明けにいきなり直撃したC***D-1*から半月ぐらい経過して、ようやく日常生活が軌道に乗ってきました。重症化しなかったもののしんどかったです。
この間にEXTC来日がありまして、京都磔磔は平日でもあり端から断念してましたが、もしもチケットを持っていたらこれは泣いたでしょう。セットリストを見るとはやり『Black Sea』からの曲が多いものの、『Mummer』以降どころか『Skylarkng』~『Nonsuch』からも選曲されたりして、見れた人は超ラッキーでしょう。ピーター・バラカン氏も見に行けなかった様でしたけど、Barakan Beatで珍しく3週続けてXTCをかけてくれました。

昨年末にChristine McVie、Jet Black、Manuel Gottsching、Dino Danelli、Terry Hall、Thom Bell、年が明けたらJeff Beckに高橋幸宏にDavid Crosbyと相次ぐ訃報にかなり気鬱です。TerryとBeckとCrosbyはまだ現役バリバリだったので不意打ちくらった気分。今月は没後7年となったDavid Bowieの初期をよく聞いてまして、『Pinups』収録の「Shapes Of Things」カバーを聴いていたら、ああBowieもBeckも同じ命日かと気付き、Bowieの方がちょうど7年先なんだなと、なんとも言えない感慨が湧いてきました。幸宏さんは昔から愛聴し続けてる『Saravah!』と『Neuromantic』等にどうにも手が伸びず、セッションワーク中心に聞き直してます。RIP。

映画は数少ないながらも「ドリーム・ホース」「猫たちのアパートメント」「シー・セッド その名を暴け」「母の聖戦」「ピンク・クラウド」「イニシェリン島の精霊」と洋画ばかり。どれもいろいろ語りたくなる作品ですが、どれとは言いませんがオープンエンドの作品が立て続けにあり、うっと唸りました。「ドリーム・ホース」は少年漫画みたいな話なので競馬者としては驚愕するしかないです。それ以前にウェールズ賛歌が全面。「シー・セッド」と「母の聖戦」は物凄い労作で、鑑賞中に緊張が絶えないこともあり、見てて心を搾り取られる思いがしました。「猫たちのアパートメント」は猫さん目当てで見てたら、アジア最大級の巨大団地群が○○になっていく過程の方に震え上がりました。2019年作の「ピンク・クラウド」は不条理SFが奇しくも世界情勢を予見してしまったという皮肉な内容。でも○を崇めるところまでは現実は至っていないか。そして期待のマーティン・マクドナー新作「イニシェリン島の精霊」は「スリー・ビルボード」とは違うベクトルながら、人間の悪意が生まれる描写にこの人らしい味があります。キャスティング観点で「ヒットマンズ・レクイエム」と「聖なる鹿殺し」を見直したくなりました。

アカデミー賞候補が今週初めに発表も、日本人が関わらないと新聞やTVはほぼスルー。作品賞に「トップガン」続編、「エルヴィス」、「アバター」続編と去年すでに見た作品が多くて久しぶりに華やか。ネトフリからのノミネートも少ないし。「イニシェリン島の精霊」は見たので、授賞式直前に日本公開される「フェイブルマンズ」と「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」を見たら大勢はわかるでしょうか。あとは「生きる LIVING」と「逆転のトライアングル」を楽しみにしてます。それにしても「シー・セッド その名を暴け」「NOPE」「RRR」「バビロン」「エンパイア・オブ・ライト」は意外なほどバズらなかったですが、特に「シー・セッド」の黙殺は割と驚きで、なんというか、全米ライフル協会を俎上に載せた「女神の見えざる手」や、デュポンを告発した「ダーク・ウォーターズ」、言わずと知れた「MINAMATA」など、社会派作品でもこうした作品群をアカデミー賞が敬遠するには何か理由があるのかなとうがった見方をしたくなります。
ぱとさん (8kvnhlx6)2023/1/29 12:02削除
2023年もひと月たとうとしています(琴蕗さんようこそおひさしぶりです!)
年末に義姉の病気(ステージ1の早期)発覚、年始に同じ病気で闘病していた義妹の夫の訃報、先週義姉の入院手術と続き、今月中旬は義妹のフォローに行っていました。
義妹の夫といっても私と同い年でリビングにJohn Lennonの大きなリトグラフを飾っているような洋楽好きでしたので顔を合わす機会は少ないながらも楽しい会話ばかりが思い出されます。

CO***‑1* からの快癒、wさんもしばらく大変な時期でしたね。
他の病気とちがいこの感染症は治癒後の安静が大切とのこと、くれぐれもご無理をなさいませんように。

京都磔磔、行ってまいりました。観客は100%のマスク率、ステージ上のバンドはノーマスクでしたが同行したサウンドエンジニアSteve Warrenさん
(BLACK SEAのレコーディングまでは低音コーラスで参加している)もきちんとマスクを着用していました。昨秋にEXTCのリードヴォーカル&キーボード&ギターのSteve Tillingが肺の不調でバンドを離脱して以来3ピースでの演奏でしたが、じつはTillingに代わって歌った二人(G:Steve Hampton & B:Matt Hughes)の声がのびやかで私の好みでした。一人抜けたことで演奏の分厚さに欠けるため夏までのセットリストから何曲か外し、BLACK SEAとSKYLARKINGからの選曲が多かったです(20曲くらいやったかな)。Terry Chambersのスティックくるくる回しも健在でした。感染防止の観点からサイン会もありませんでしたが、終演後にドリンクを取りに来たTerryにサインをもらった幸運なファンもいました。オープニングアクトを務めたThe Mayflowersのリーダー里山さんは最愛のバンドがXTCというだけあってXTCが一度もライヴで演奏していないMerely A Manをカヴァーし、最後はEXTCに呼ばれて一緒にLife Bebins At The Hopを演りました。住宅地の中のライヴハウスで音出し21時厳守ということで、きっちり一分前に終演というタイムキープ力のすばらしさ。関西の人は家路につき、地元京都二人と宿泊組二人、夜行バスの二人で河原町の小さなレコードバーに寄りWAX WORKS(羨ましくもTerryにサインしてもらったレコード)をかけてもらいながら、半時間ほどですがバスの出発時間まで楽しく過ごしました。
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wさん (8fmk1zy3)2023/1/30 00:55削除
ぱとさんこんばんは。もう2月ですが明けましておめでとうございます。大変な年末年始を過ごされたのですね。お察し申し上げます。私は元日初詣の後から夫婦でダウンしてしまい、深刻な事態にはならなかったものの、半月の間はなかなかしんどい思いをしました。今のところ味覚嗅覚倦怠感と言った目に見える後遺症はないですが、ラゲブリオの投入で完全に撃退できたならよいのですけど。あんまり無理はせずに恐る恐る過ごしたいと思います。

>> と相次ぐ訃報にかなり気鬱です。
と早朝に書いてから寝た直後に、Tom Verlaineの訃報が飛び込んできまして、もうなんというか、私の70年代80年代がすべて消えてしまう勢いです。土曜のピーター・バラカンWeekend SunshineではTerry Hall, その前の週にはJeff Beck、日曜の山下達郎Sunday Songbookでは高橋幸宏とそれぞれの追悼特集があり(どれも素晴らしい内容でした)、さきほどのBarakan BeatではTelevisionとDavid Crosbyがかかりました。なんかレコードをかけるのは気が重いけど、ラジオだとすんなり聞けるのがいいなと最近は思います。RIP

> 京都磔磔、行ってまいりました。
すごい&うらやましい!よかったですね。評判を聞く限り『Black Sea』のドラムの音そのものが聞けたようで、Terryの健在ぶりと、彼がXTCの重要なエレメントを担っていたと再評価されていることが素直にうれしいです。ヴィヴィッドなレポートもありがとうございます。河原町は久しく行ってませんが文化の香りのするいいところですね。Steven Warrenといえば、この人が自費出版したというXTC写真集のことを1/8のBarakan Beatでも紹介してました。中身が気になりますね。
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wさん (8fmk1zy3)2023/2/21 01:54削除
少し間が空きました。2月に始めに発表されたキネマ旬報ベストテンの話でも書こうと思ってましたが、前回Tom Verlaineのことを書いた矢先に鮎川誠さんのも飛び込んできてしまい、しばらくは何か書くのも億劫なぐらい気鬱でした。一週間ぐらい経って落ち着いてきたら、今度はBurt Bacharachが。少し置いてそろそろと思ったら信藤三雄。もういいかなという今日になって松本零士。どれもスルーすることはできませんが、個々の独立した物語を頭の中で結びつけるのは止めておきます。ただ先週のサンデー・ソングブックではDino Danelli(Rascals)、先週のBarakan Beatと今週のWeekend SunshineではBurt Bacharachの追悼番組をやっていまして(ほかの週でもバラカン氏はJeff BeckとTom Verlaineと鮎川誠を何度もかけるなど)、よく聞くラジオ番組の大半が追悼ムードになっているのは致し方なくも。

今クールのドラマは粒ぞろいで、トリッキーに次ぐトリッキーで落としどころが思い当たらない「ブラッシュアップライフ」「100万回言えばよかった」が特に目を引きますが、既視感を押し流すエモさに痺れる「大奥」と「リバーサルオーケストラ」、意外と先走りと出し惜しみのバランスのいい「罠の戦争」と「警視庁アウトサイダー」、北川悦吏子と大石静の筆が滑りまくるも先が気になる「夕暮れに、手をつなぐ」と「星降る夜に」、NHKがまたまたまた謎の暴走を仕掛けてきた「超人間要塞ヒロシ戦記」と「東京の雪男」、深夜でも「今夜すきやきだよ」「リエゾン」「しょうもない僕らの恋愛論」「三千円の使いかた」「ハマる男に蹴りたい女」「6秒間の軌跡」「ヒヤマケンタロウの妊娠」など、結構飽きさせません。

さて朝ドラ「舞いあがれ!」は97回にして舞と貴司がゴールイン。2作連続の幼馴染カップルと店内セット披露宴。前日に見たブラッシュアップライフでの華やかな遥の結婚式と対照的(と言ってはいけませんね)。しかし現実世界のスペースジェット計画が頓挫した今、結末が見えません。(四本目の柱の「短歌」は置いておいて)「操縦士」「町工場」「五島」の三本柱を同時に満足させようとしたらめちゃくちゃになりそう。「どうする家康」は当初どうなることかと思ったけど、今作でも虚実バランス良く楽しませる展開に唸ります。特に元康同様に本多忠勝、本多正信、榊原康政、服部半蔵らがどれもこれも未熟な駆け出しとして描かれるのも面白く、多面的な教養小説の形でじっくり進めるのだなと納得。それにしてもこの流れで築山殿事件はどういう形で(誰を悪者にして)描かれるのやら。直虎の時の繰り返しはやれないだろうし、難しそうです。

今月見た映画は、去年の「土を喰らう十二カ月」をようやく見れたのを除くとすべて洋画で、オゾン「すべてうまくいきますように」、チャゼル「バビロン」、クオスマネン「コンパートメントNo6」、ヴァーホーヴェン「ベネデッタ」、パク・チャヌク「別れる決心」、グァダニーノ「ボーンズアンドオール」と期待の監督の話題作ずらりと、ほぼ4人だけの緊迫した対話劇「対峙」。長い映画が多くてスケジュールにも一苦労。まだ「アントマン3」とか「エゴイスト」とか見れていない作品があるのに、来週にはオストルンドにメンデスにジョージ・ミラー、その翌週にはスピルバーグにソダーバーグに「エブエブ」、その後にも「シャザム!2」「シン仮面ライダー」「生きるLIVING」「トリとロキタ」が控えています。時間のやりくりと体力の疲弊に気を配らねばです。
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wさん (8fmk1zy3)2023/3/5 23:54削除
1月2月に続いて3月も、などという書き出しはいやらしいですが、Wayne ShorterにDavid Lindleyが。Wayne Shorterは『Super Nova』とか今でも最愛聴盤ですし、David Lindleyはちょうど先週ぐらいから初期のJackson Browneを聞き直したりしてたので強かにショック。1979年にRy Cooderとジョイント来日した頃にその名を初めて聞いた人で当時はRy Cooderほどは意識して聞いてなかったけど、その2年後に出た『化けもの』がすごく良くて、高校入りたての自分にとってはSteve WinwoodやGarland Jeffreysと一緒にリアルタイムで聞けて良かった人。ちなみに昨日のNHK-FMではピーター・バラカンはDavid Crosbyの追悼特集。この流れはまだまだ途切れそうに無いですが。RIP

昨日は大阪で「夜明けまでバス停で」をようやく鑑賞。上映後には脚本担当の梶原阿貴さんの舞台挨拶がありまして、いろいろなこぼれ話が聞けたり(当て書きしたのはルビー・モレノの役、監督から書き直しを指示され社会派の部分だけでなくエンタメの部分が増えた、エンドロール中のあるシーンは監督の暴走だったそうで"やっちゃった!上映できなくなるかも"と思った等)、サイン会があったりしてうれしかったです。またその後に阪神競馬場でチューリップ賞を観戦後、パドックでの福永祐一の引退式を見ました。あの悲劇の天才、父福永洋一が車いすで登場した時にはまさかと思い、こちらももらい泣きしそうになりました。騎手の引退式を見たのは初めてでしたが良いものを見せていただいたという気持ちです。厩舎開業後も成功してほしいですね。

もうすぐアカデミー賞授賞式ですが、日本でも関連作の上映が相次いでまして、作品賞は10作中7作まで見れましたけど、どれも素晴らしい。本日見た「フェイブルマンズ」と「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」は甲乙つけがたいし、これと1月に見た「イニシェリン島の精霊」の3つ巴でしょうか。「逆転のトライアングル」も後味微妙も確かに面白かったですし。「トップガン マーヴェリック」は監督賞と俳優部門でノミネート無しとなると作品賞授賞は難しいと思いますが、どうでしょう。

> 2月に始めに発表されたキネマ旬報ベストテンの話でも書こうと思ってましたが、

と前回書いたので少し。昨年中に劇場で見た作品は、邦画ベストテンでは7作に対して、洋画ベストテンは10作すべて鑑賞済。まるで私の劇場鑑賞基準はキネ旬方面に最適化しているのかとも思うのですが、私自身の2022ベストテンと比べると、邦画はスラムダンクを除く実写3作はすべてキネ旬ベストテンに含まれた一方、洋画の方はすべてベストテン圏外、ベスト20まで広げてようやく3作。最近のキネ旬とは嗜好がずれてしまったなあと実感します。こうなると映画秘宝が消えて後釜が無い淋しさも感じたり。まあ「リコリス・ピザ(1位)」「トップガン マーヴェリック(2位)」「パラレル・マザーズ(3位)」「クライ・マッチョ(4位)」が上位に来るのは予想できたけど、「アネット(5位)」「戦争と女の顔(9位)」がベスト10入りしたのは意外で「あのこと(11位)」「秘密の森の、その向こう(13位)」「わたしは最悪。(22位)」は思いのほか低かったです。現時点の見込みでは2023はアカデミー賞組が上位かな。
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wさん (8lasox4z)2023/3/18 05:08削除
いよいよ春到来で、明日からセンバツ開幕。今年は4年ぶりに現地観戦できそうです(去年は仕事が入ったりで断念)。阪神大賞典も見に行きたいですね。ディープボンドの3連覇かorボルドグフーシュの初重賞制覇か。

> その後にも「シャザム!2」「シン仮面ライダー」「生きるLIVING」「トリとロキタ」が控えています。時間のやりくりと体力の疲弊に気を配らねばです。

シン・仮面ライダー、舞台挨拶中継付全国最速公開(3/17 18:00~)を見てきました。率直に言って楽しかったです。初代&2号はリアルタイムでは幼稚園児でしたけど、あの頃のムードが蘇ってきて、去年のシン・ウルトラマン以上にノスタルジーに浸ってしまいました。あとはド直球ながらも近代的なヒーロー造形、庵野ならでは饒舌な台詞回しと敵組織への味付け、サプライズな(でも期待に応えた)キャスト、キューティーハニーのリベンジかと思わせる演出など語れる断面が多そう。ただこれも他のシン○○同様に続編は難しそう。ちなみにMBS毎日放送では先月から毎週火曜深夜に「庵野秀明セレクション 仮面ライダー傑作選」をやっていて、なるほど映画本編の補助線となっていて更に楽しさ倍増の後押しとなりましたけど、他の地域では見られていないかな。

> もうすぐアカデミー賞授賞式ですが、日本でも関連作の上映が相次いでまして、作品賞は10作中7作まで見れましたけど、どれも素晴らしい。
> 本日見た「フェイブルマンズ」と「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」は甲乙つけがたいし、これと1月に見た「イニシェリン島の精霊」の3つ巴でしょうか。

今週月曜にはアカデミー賞がありましたが「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」があそこまで圧勝するとは、です。すごいわA24。俳優部門は相当強そうだと思ったけど、「スイス・アーミー・マン」「ディック・ロングはなぜ死んだのか?」などお下品で面白うてやがて悲しき物語を手掛けてきたダニエルズがオスカーを取る日が来るのだから、様々な壁が一挙に乗り越えられた感が強いです。方や「フェイブルマンズ」「イニシェリン島の精霊」「エルヴィス」などの無冠には例年以上の無慈悲感も。未見作では「ウーマン・トーキング」と「TAR」への期待が高まってきました。

冬ドラマは続々終了。「大奥」は続編有りとのことですが「ブラッシュアップライフ」も「リバーサルオーケストラ」も「超人間要塞ヒロシ戦記」も「100万回言えばよかった」ももう続きが見れないのかという淋しさの方が先に立ちました。「舞いあがれ!」も大詰めで、ああ最終ゴールは今度の万博に向けての町工場主導による空飛ぶクルマか!もしやテストフライトは舞の操縦で場所は五島かな?と3本柱がどうにか集約できそうな道筋に。それにしても川口春奈のスポット出演にはまさかや!で、五島方面への仁義はこれで通したという感じか?

余談ですが今クールは過去共演者の再会が目立つ印象で、瀧内公美&渋川清彦:「恋する母たち」で駆け落ち→「リバーサルオーケストラ」で結婚、西島秀俊&斉藤工:「シン・ウルトラマン」で禍特対メンバー→「警視庁アウトサイダー」で敵対関係、妻夫木聡&藤原竜也:「SABU」で親友→「Get Ready!」で仮面ドクターズ仲間、有村架純&古川琴音:「コントが始まる」で姉妹→「どうする家康」で本證寺境内でニアミス、安藤サクラ&江口のりこ:「野田ともうします。」で大学サークルの部長と部員→「ブラッシュアップ・ライフ」で航空会社の同僚、などなど。他にもありそうです。
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wさん (8fmk1zy3)2023/3/31 23:59削除
もうすぐ4月。春到来ですが、妻がケガをしたので花見は行かず、仁川と甲子園にある桜を横に見るぐらいになりそうです。
センバツは二日目に行って、作新学院VS大分商の世にも珍しいゲームセットを現場で見ました。明日の決勝は外野席を予約も、大阪桐蔭が今日の準決勝で敗退してしまい、今年は「どうする家康」のテーマ曲やウタの「新時代」などを早くも取り上げているブラバンを生鑑賞できなくて残念(そっちか!)。優勝は報徳にベットしますけど、作新や広陵を粉砕した山梨学院は確かに侮れなさそうです。

> 阪神大賞典も見に行きたいですね。ディープボンドの3連覇かorボルドグフーシュの初重賞制覇か。
と書いたらどっちも負けてしまいました。明後日のG1大阪杯も現地観戦しようと思いますが、ジェラルディーナかジャックドールの争いと見ましたけどどうなりますか。

> 「舞いあがれ!」も大詰めで、ああ最終ゴールは今度の万博に向けての町工場主導による空飛ぶクルマか!もしやテストフライトは舞の操縦で場所は五島かな?
最終回の画は、「舞の操縦で」◎、「場所は五島」◎、「テストフライト」×→未来(2016年)の本格運用初日でした。「だれでも乗れる(を目指す)」空飛ぶクルマを「(ペーパーだが)プロパイロット」の舞が操縦する締めくくりはどうかと思いつつ、ちゃらんぽらんな人が極めて少ないお陰で視聴ストレスは低かったのは確か。すべての登場人物が舞に貢献し奉仕した格好にはなったけれども。架空人物モノは紆余曲折というか方向性がとっ散らかって見えるきらいも。

シン仮面ライダーは今週MBS深夜で「クモオーグ」編を完全TV放映しました。ありがたい限りでした。オープニング&エンディングテーマ曲とアイキャッチを改めて用意する気合に感服。
他に見れたのは「シャザム2」と「マッシブ・タレント」ぐらい。上映館&上映数少ないDボウイのドキュメンタリーは果たして見られるでしょうか。
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wさん (8fmk1zy3)2023/4/3 02:09削除
4月になった途端に坂本龍一が。。。矢継ぎ早すぎます。今年初めに出た『12』はすばらしくて結構愛聴していましたが、今は手が伸びません。RIP

そういえばWBSのことを何も触れなかったですが、在宅中に準決勝も決勝もバックに流してたのでリアルタイムで経過を把握。朝の間に中継なんて普通ないからこれは役得でした。
個人的には先週土曜のドバイワールドカップとドバイシーマクラシックも同じぐらい興奮しました。こんな夢みたいなことが立て続けに起きるとなかなか実感が湧いて来ないです。

> 優勝は報徳にベットしますけど、作新や広陵を粉砕した山梨学院は確かに侮れなさそうです。
> 明後日のG1大阪杯も現地観戦しようと思いますが、ジェラルディーナかジャックドールの争いと見ましたけどどうなりますか。

土曜はセンバツ決勝、日曜は大阪杯をそれぞれ現地観戦してきました。開幕戦を勝った山梨学院が優勝までするとは驚きましたが、毎試合ビッグイニングを作って相手を圧倒する戦法には逆転の報徳学園も根負けした格好に。智弁和歌山・履正社・広陵・大阪桐蔭と、力を余して姿を消していった強豪校が多くて、なんだか不思議な余韻を残しましたが、作新学院VS英明を筆頭に、仙台育英VS慶応、大阪桐蔭VS能代松陽、報徳学園VS東邦、報徳学園VS仙台育英と激戦も多くて面白い大会でした。あと「舞いあがれ!」主題歌の「アイラブユー」が開会式の入場行進曲に使われた関係で、阪神電車の甲子園駅ホームでの列車接近メロディにも使われてガンガン流れていたので、なんだか近鉄に悪いなと思ってしまいました(?)。

大阪杯はジャックドールが去年の雪辱を晴らす逃げ切り優勝で初G1制覇。エフフォーリアが飛んだ去年やコントレイルが敗れた一昨年の様な大波乱にならず、大観衆も満足気。お花見期間でもあり楽しい大阪杯になったと思います。来週の桜花賞も見に行きたいところです。

> 最終回の画は、「舞の操縦で」◎、「場所は五島」◎、「テストフライト」×→未来(2016年)の本格運用初日でした。
すみません。未来は(2026年)でした。まあコロナ禍はともかく万博を吹っ飛ばしたのには驚いたです。

> 架空人物モノは紆余曲折というか方向性がとっ散らかって見えるきらいも。
つまりは、朝ドラは実在人物モノと架空人物モノで方向性が大きく分かれる傾向にあるというか。実在人物はゴールがハッキリしているので「カーネーション」「マッサン」「エール」等と見えている目標に向けて一直線の人生になり易く、架空人物は挫折や新展開などの紆余曲折によって「だんだん」「あまちゃん」「おかえりモネ」等と人生の目標や方向性が変わりまくるケースが多い。「舞いあがれ!」は前者だと思ったら後者だったので、結構混乱したのですが、これは架空人物モノの宿命かと思い当たった次第です。力業過ぎと思いつつも楽しみましたが。

> 上映館&上映数少ないDボウイのドキュメンタリーは果たして見られるでしょうか。
どうにか見られました。これは去年のスパークスやザッパのとは毛色の違う、いわゆる関係者やフォロワーの証言などの無い、ほぼボウイの音楽と映像と言葉で埋め尽くすスタイルで、初めて見るものも多くて圧巻なのだけど、2時間強の上映を見ても物足りなく思えて5時間ぐらいあってもいいと思ってしまうのは、やはり見たい触れたい部分が多すぎるということでしょうか。やあもうAndrian BelewやRoger Powellの居た『Stage』時のメンバーでの「"Heroes"」が見れて、ほんの数秒だけどテレ東深夜で見てぶっ飛んだ「サタデー・ナイト・ライブ」出演時の「The Man Who Sold The World」や「Boys Keep Swinging」などを演った時のシーンが流れて、かの宝焼酎「純」のCMが見られて、一気に中学時代に脳内タイムスリップしてしまって、もう言葉ありません。ありがたや。
この土日のほかに見た映画も「ロストケア」「生きる LIVING」「トリとロキタ」と腹にズシンと響く映画ばかり。充実作続々です。

音楽は、今年CDを買ったのは、最初に書いた『12』の他は、Aksak Maboulの素晴らしい新作『Une Aventure De VV (Songspiel)』と、去年買い忘れてた『大瀧詠一 乗合馬車 (Omnibus) 50th Anniversary Edition』と、今年の3/21発売はこれだ!の『大滝詠一 NOVELTY SONG BOOK | NIAGARA ONDO BOOK』。

> 余談ですが今クールは過去共演者の再会が目立つ印象で
> などなど。他にもありそうです。

なんども共演しているケースもありました。
吉高由里子と光石研:「紀子の食卓」で親子→「カイジ2」でも親子→「最愛」でも親子→「星降る夜に」で産婦人科医と院長
松本潤と松嶋菜々子:「花より男子」で姉弟→「ラッキーセブン」で探偵社の部下と社長→「となりのチカラ」でお隣さん同士→「どうする家康」で親子
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wさん (8fmk1zy3)2022/10/6 04:47 (No.562765)削除
2022年7月~9月に劇場で見た映画

『The Charisma Years 1970-1978』という、かの20枚組、一年以上も見ない振りしてましたが観念してとうとう購入しました。いやー、これはスゴイ。今年中に聞き終わらなさそうですが、確かにブックレットもBlu-rayもすんばらしい。これで今年はもうBOX物は買えないな、と思いきや、矢継ぎ早に今度は2000年代の14枚組が。どうしましょう。。。。

久しぶりに10月1週目からスタートの新朝ドラ「舞いあがれ!」は、主人公が疎遠だった祖母と生まれて初めて会い、親の故郷で暮らすことから始まるという、ちりとてちん/あまちゃんの系譜だ、ということで大いに期待。「オリバーな犬」最終回は意外なほどまともに風呂敷を畳んでいましたが、最後の最後でやっぱり収拾がつかなくなり、結局なんだったのかという様相に。1年後にまた続きますかどうか。

秋クールも始まりましたので、夏クールの7月~9月に劇場で見た映画の星取り表を。もうちょっと触れたい個々の感想は★ネタバレ込み★でおいおい追加します。

◎7月
パスカヴィル家の犬 ★★☆
あなたの顔の前に ★★★☆
イントロダクション ★★★☆
三姉妹 ★★★★
リコリス・ピザ ★★★★☆
わたしは最悪。 ★★★★
モガディシュ 脱出までの14日間 ★★★★★
エルヴィス ★★★★★
バズ・ライトイヤー(吹替) ★★★☆
ソー:ラブ&サンダー ★★★★
ベルイマン島にて ★★★☆
こちらあみ子 ★★★★
ボイリング・ポイント/沸騰 ★★★★☆
グレイマン ★★★★☆
アトランティス ★★★☆
戦争と女の顔 ★★★★
C.R.A.Z.Y. ★★★★
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者 ★★★

◎8月
ミニオンズ・フィーバー ★★★☆
辻占恋慕 ★★★★
L.A.コールドケース ★★★
ブライアン・ウィルソン/約束の旅路 ★★★★☆
ストーリー・オブ・マイ・ワイフ ★★★☆
スワンソング ★★★★
NOPE/ノープ ★★★★★
ザ・ローリング・ストーンズ ロックン・ロール・サーカス(2K) ★★★★☆

◎9月
Zola ゾラ ★★★☆
さかなのこ ★★★★
ブレット・トレイン ★★★
彼女のいない部屋 ★★★★
LOVE LIFE ★★★★☆
沈黙のパレード ★★★☆
よだかの片想い ★★★★
3つの鍵 ★★★★
LAMB/ラム ★★★★☆
ぱとさん (8hi3rbkk)2022/10/6 08:41削除
Wさん、こんにちは。
The Charisma Years 1970-1978 祝・再販 祝・購入
すごいでしょうすごいでしょう! 
ライヴ音源と映像がふんだんに収録され、演奏内容にも文句なしですね。
(VdGの映像を楽しめることも大きい)
じっくりとお楽しみくださいませ。
私も購入して1年が経ちまだすべて聴いたわけではなくおいしいものを少しずついただく感覚で
聴いています。

そうこうする間に今月はAndy Partridgeの<人の為に書いてボツにされた>クリスマスソング集が出るというのに
まだ予約もしていません。
Terry Chambers率いるEXTCの来日公演(2023年1月8日)は高円寺という場所がら涙を飲んで諦めましたが
チケット発売即完売で追加公演も噂されています。
おそらく東京と、もしかしたら京都で1回?

「舞いあがれ!」の舞台が五島列島に移りましたね。
(そういえばちむどんどんのねえねえ、川口春奈は五島の出身です)
宮崎<Hammillist M>さんが小学校時代を過ごした地でもあります。
包容力のある祖母と大自然の中で舞ちゃんも少しずつ強くなっていくのでしょう。
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wさん (8fmk1zy3)2022/10/26 04:57削除
11月になる前に急激に寒いです。今月は毎年恒例の出雲大社参詣に行ったり、今年までの菊花賞@阪神競馬場をようやく現地観戦したりと割とウロウロしました。映画は「千夜、一夜」「七人樂隊」「スペンサー ダイアナの決意」「RRR」を見てます。どれも面白かったですが、特に「RRR」は3時間上映を感じさせないほどの大サービスぶりで流石でした。

> The Charisma Years 1970-1978 祝・再販 祝・購入

ありがとうございます。いまだに『Godbluff』と『Still Life』のあたりで留まって先に進みません。『Godbluff』は実は[2CD+DVD]も同時に買ってて、バカみたいに聞き比べてます。中身はおそらくBOXとは包含関係にありそうだけど、DVDというのはバラ売りの方だけなので、他のも手を出すかどうか悩みどころ。こんな有様だから『Interference Patterns: The Recordings 2005-2016 [13CD+DVD]』の方は買う予定すら立ってないです。

> そうこうする間に今月はAndy Partridgeの<人の為に書いてボツにされた>クリスマスソング集が出るというのに
> まだ予約もしていません。

月曜日に届きました。クリスマスには早すぎですが。「Unwrap You at Christmas」のセルフカバーはHolly Partridgeが歌っててなかなかいい塩梅でした。

> Terry Chambers率いるEXTCの来日公演(2023年1月8日)は高円寺という場所がら涙を飲んで諦めましたが
> チケット発売即完売で追加公演も噂されています。
> おそらく東京と、もしかしたら京都で1回?

実現しますね。1/10に京都磔磔!平日ゆえ見に行けそうにないですが、44年ぶりのTerry京都再訪となると、かの京大西部講堂で見られた方も駆けつけられそうですね。

> 「舞いあがれ!」の舞台が五島列島に移りましたね。

福原遥に成長して早々に鳥人間サークルまで到達。当初は病弱だった子が一気に人生の目標を見つける勢いですね。五島のシーンはあっという間でしたけど、勿体ないぐらいの豪華な島民たちでしたので、また登場することを期待。川口春奈は「“舞いあがれ!”リトルトリップ 五島列島・福江島」というミニ特番でのナレーションをしていましたが、本当はこっちの朝ドラにも出たかったでしょうね。
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wさん (8fmk1zy3)2022/10/31 23:54削除
オリックス日本一の一足先にイクイノックスが天皇賞(秋)制覇。パンサラッサの素晴らしい大逃げで、菊花賞に続いて逃げ粘りVなるかでしたが惜しかった。でもおかげで凄いレースになりました。

ここへ来てBrian Eno, The 1975, そして復活したThe Mars Voltaの新作が続々。Todd Rundgrenも5年ぶりに出ます。『The Charisma Years』後遺症で金欠なんだけど。

週末にはやっと「マイ・ブローイン・マリコ」を見ることができ、その勢いで「天間荘の三姉妹」「アムステルダム」も鑑賞。TVドラマは和田合戦で涙を絞りとられた「鎌倉殿」と、カンテレの本気が凄い「エルピス」が双璧。「一橋桐子の犯罪日記」「ファースト・ペンギン」「silent」「ジャパニーズ・スタイル」「アトムの童」「PICU」「真相は耳の中」と各局満遍なく期待作が揃っていて、今のところ今年一番の充実クールになりそうです。
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wさん (8fmk1zy3)2022/11/30 00:36削除
11月も終わり。Jon Anderson, Bootsy Collins, Peter Hammill, Joni Mitchell , Andy Partridge, Neil Young, Joe Walshと、御健在のさそり座レジェンド達同様、私も恙なく一つ歳を重ねました。
月前半には九州の高千穂方面に2年ぶりの参拝しました。これでこれからも無事で過ごせそう、かどうかはわかりませんが。今年はどこも人出が増えてきました。マスクを外す人は依然皆無なので(心理的にも)ビビることは無いのですけど。

競馬はエリザベス女王杯ではジェラルディーナ、ジャパンCではヴェラアズールと狙った馬が快勝しましたが、他は波乱だらけでなかなか当たらず。この秋のG1は全部初G1制覇で、今春や昨年までのG1馬が勝てず。有馬記念はどうなるでしょう。G1未勝利が勝つバターンならディープボンドとか、ボルドグフーシュ、ジャスティンパレス、ガイアフォース辺りにチャンスと思うけど、普通なら年度代表馬を狙うであろうタイトルホルダー、イクイノックス、アスクビクターモア、そしてV2がかかるエフフォーリアなんでしょうね。

「鎌倉殿の13人」はとうとう雪の八幡宮の階段まで到達しましたが、いやー唸る。思い起こせば、石橋山の戦い、亀の前事件、富士川の戦い、源義高討伐、義経の最期、曽我兄弟の仇討ち、二俣川の戦い、和田合戦、等々、どれもが新解釈や、思惑のずれによる偶発など、思ってたんと違う展開に面食らいっぱなしでしたが、今回は義時自らの意思で源氏の血を絶やすという「修羅の道」を選ばせたのには驚愕です。三谷大河だと近藤勇と真田信繫は非業の最期が避けられない故の覚悟が出来てましたが、今回の北条義時は(これまでならそうはならない筈が)、これは断罪されないと割が合わないぞという未来が待っている予感があり、これは「草燃える」とは別方向の苦みのある終劇となりそうで、益々期待が湧いてきました。

「舞いあがれ!」は航空学校編に突入すると同時に脚本家も変更。確かにムードは一変しました。フェードアウトの如くあっという間に視界から消えたなにわバードマン達とは対照的に背景もキャラも立った仲間が現れ、彼らはこれからもずっと一緒にいられるのかなというところ。ただ「silent」と同時期となった目黒蓮は両者の性格がかけ離れていて戸惑いますね。ルパンブルーこと中澤学生と帆高の声こと吉田学生はまだ退場しないでほしいな。民放では作り手の覚悟のほどに感服する「エルピス」。早くも第6話で第二章のクライマックスに至りましたが、"本星"(瑛太?)との直接対決になるだろう最終章はまだ奥がありそう。そして当初はぼんやり見てた「霊媒探偵 城塚翡翠」は第5話(&最終回)での豹変とどんでん返しには一遍に目が覚めました。翡翠と香月先生のパワーバランスの逆転劇も「透明のゆりかご」のアオイと由比先生からの付き合いを思い出すと一層可笑しい。同じように「鎌倉殿」の義時と源仲章の鍔迫り合いに「佐野泉と中津が」と感慨深くなったりも。

今月の映画は話題作満載で本数が増えました。「ブラック・パンサー/ワカンダ・フォーエバー」と「すずめの戸締まり」の2大超大作をはじめ、洋画はネトフリ劇場公開作の「グッド・ナース」に、アルモドバルの同時公開作「ヒューマン・ボイス」と「パラレル・マザーズ」、サーチライトピクチャーズながらA24らしさ濃厚だった「ザ・メニュー」、乱暴に言うと魔女版時かけっぽさのある「ファイブ・デビルズ」、こっちがA24だけどはやニューラインシネマ感すらある「グリーン・ナイト」、邦画は「線は、僕を描く」「窓辺にて」「わたしのお母さん」「ある男」「母性」とかなり充実。来月は3時間超えの「アバター続編」がやっと公開。どんなんかしら。
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wさん (8fmk1zy3)2022/12/10 04:21削除
FIFA W杯準々決勝ブラジルVSクロアチア戦を見てましたが、いやはやすんごい試合でした。延長に入って先制点を取ったチームが敗北するなんて。ベスト16が揃った時点での優勝予想は◎ブラジル○フランス▲アルゼンチン△ポルトガルだったのですが、これは全く分からなくなりました。実はこれら4チームともGLで敗戦経験済。方や無印のオランダ、イングランド、モロッコ、クロアチアはGLで無敗でトーナメントも勝ち上がり。無印サイドでワンツースリーなんてなったりして。

チャンピオンズCも期待のジュンライトボルトが快勝し、有馬記念より前の下半期のJRA競馬はすべてG1未勝利馬による平地G1制覇達成が確定という史上初の事態となりました。有馬記念出走予定のG1未勝利馬で脈ありそうなのはディープボンドとボルドグフーシュとジャスティンパレスとブレークアップぐらいで、有馬の2着はありそうだけど勝つまでは?という馬ばかり。これは悩みます。

「舞いあがれ!」は大河内教官の登場で、なんかTGマーヴェリックオマージュあるのかと思ったけど、それよりも柏木学生が急速にデレてしまった方に気を取られます。(一平、菅波、五十嵐などに比べたら)なんか早いぞ。展開も想定よりもハイテンポで、年明けにはもう旅客機パイロットになってるんですかね。ただ航空学校卒業したら恐らくリーマン・ショックが目の前で、IWAKURAと悠人のそれぞれにピンチが来そうな。

「鎌倉殿の13人」はあと2話。少ない。ラスト2話で承久の乱と戦後処理(島流し)を描き切る訳ですが、そういえば三寅(藤原頼経)が出てきたのだから竹御所(それに相当する人)は現れる?もしや前回、政子に「憧れなんです」と伝えた娘ウメが実は頼家の私生児だった、なんてことは。。。そうなると真の源氏というか頼朝の血の滅亡を描くことになったりして。

CD購入は控えていたところにThe Beatles『Revolver』スペシャル・エディションなんてものが出てしまいまして、5枚組2万円超えなんですけど、Beatlesでは圧倒的に愛聴した作品なんで買おうか見送ろうかどうしようかと悩みました。で、ピーター・バラカンのNHK-FM番組で特集してたのを聞いたらやっぱり欲しくなり、ピーター氏は2枚組で十分だとのことなので4千円弱の2CDバージョンを購入しました。ニュー・ステレオ・ミックスも素晴らしいけど、こんなのものがあったのかというセッションテイクが凄くてそちらばかり聞いてます。XTCのFuzzy Warblesを思い出すところも。そういえばXTCのAlive The Liveシリーズも揃えてしまいました。金欠に拍車。

映画はネトフリからの劇場公開ストップモーションアニメ「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」、ジャウム コレット=セラがDCヒーロー物に挑戦した「ブラックアダム」、去年の金獅子賞作「あのこと」と快作が続々。スラムダンクは未見ですが大ヒット中で見に行けるかどうか。来週のアバター2も3時間超えなので上映数は少なくなりそうでこちらも見に行けるかどうか。
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wさん (8fmk1zy3)2022/12/30 07:24削除
2週間前に大河最終回とM1グランプリとW杯決勝が一遍にやってきて、1週前にクリスマスと有馬記念が重なるなど、超慌ただしかった師走ももうすぐ終わり。ドラマも一通り終わって今は特番バラエティばっかりです。W杯は▲-○という結果でしたがあまりに凄すぎる決勝戦はPK戦までリアルタイムで見てしまい、翌日に十分に差し障りました。実に20年ぶりの南米Vでしたが、アフリカ勢から初のベスト4,アジア勢から3チームもKOシリーズ入りと、欧州優勢時代から変わってきている風を感じました。有馬記念は例年パターンで最も有力だったイクイノックスのVでキタサンブラックとの親子制覇達成、惜しかったのはボルドグフーシュで、初G1制覇も福永の引退前Vもあと一歩。今年一番応援したジェラルディーナは3着。それにしても前年の輝きをすっかり失ってしまったエフフォーリア。近年はサトノダイヤモンド以降、ブラストワンピース、サートゥルナーリア、エフフォーリアと3歳時に有馬を連対した馬がその後はことごとく不振です。今年のイクイノックスとボルドグフーシュの今後もちょっと心配です。

「鎌倉殿の13人」最終回は、最初の20分ぐらいで承久の乱は完了してまってしまい、残りは義経最期までの流れを一気に。昨今取り沙汰される伊賀の方(=のえ)による毒殺説をベースに、画策したのは義村、そして引導を渡したのは政子という結末にはやられました。滝田栄の琵琶法師で締めた「草燃える」とはまた別の、暗く思いラストシーンとなりました。竹御所相当の人は現れず(考えすぎました)でしたが、絞った実在人物とインパクトの強い架空人物を駆使して気持ちよく翻弄させていただきました。さて最終回冒頭にも出てしまった松潤家康、これで家康は4年連続大河に登場してしまいました。その前にも真田大河とか井伊大河とかあって、始まる前に見慣れてしまっている感も。時代劇の印象の無い古沢良太ですが、同じく年明けのキムタク信長映画も手掛けますので、まずはお手並みを。

連ドラは「城塚翡翠」「ファーストペンギン」「silent」「PICU」「アトムの童」「クロサギ」「一橋桐子の犯罪日記」「作りたい女と食べたい女」「岸辺露伴は動かない(シーズン3)」「束の間の一花」など面白いドラマが多かったクールでしたが、総合的には「エルピス」のためのクールだったと断言できるのでは。フィクションを前提としつつも全面勝利には至らずとも絶対に手放せないJust One Victoryだけはやっとの思いで報いたという落としどころは、悲しいけれど誠実なラストだと言わざるを得ないのでしょう。最終回の浅川の、岸本と斉藤とのそれぞれの対話の中に今回の渡辺あやのエッセンスが詰まっていたと思います。映画では思い入れ過剰になりがちな大根仁も的確な演出でした。「贈る言葉」のカラオケとか、松尾スズキの武田信玄とかも良かった。

今月の映画は「THE FIRST SLAM DUNK」と「アバター ウェイ・オブ・ウォー 3Dハイフレームレート版」はどうにか年内に見れました。どちらも映画史上に残る意欲作で、映画館でこそ見るべき作品となっており、大変素晴らしかったです。他は「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」と「ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY」という悲劇的側面の強い伝記物と「フラッグ・デイ 父を想う日」というショーン&ディラン・ペン父娘で演じた実話もの、「ホワイト・ノイズ」ていうノア・バームバックなのにウェス・アンダーソン風味のあったネトフリ劇場公開作、邦画では年末になって公開された三宅唱の「ケイコ 目を澄ませて 字幕版」と、原恵一が本屋大賞作のアニメ化を手掛けた「かがみの狐城」など。
匿名さん (8kvnhlx6)2022/12/30 10:14削除
wさん、こんにちは。
間が空いてしまいましたが怒涛の録画ラッシュでなんとかいろいろと観られました。
鎌倉殿の13人
城塚翡翠
舞いあがれ!
エルピス
岸辺露伴は動かない

私にしては頑張ったと思います。
鎌倉殿とエルピスがやはり双璧、回を重ねるごとに各キャラクターの造形が深まり、片方は史実だけに最期もわかっているのですが
制約の多いなか公暁や義時の最期をあのように描くか(そしてどちらにも深く関わってくるのが三浦の平六……)
逆輿で送られる後鳥羽上皇にのみ見える生霊文覚の「一緒に暮らそうーーーーー」には笑ってしまいました。
政子のすすり泣きからの暗転、そして「完」
人に最後まで残っているのは聴覚、という説を思い出しましたね。

余談ですがいま読み進めているのが塚本邦雄の『菊帝悲歌』という後鳥羽院を主人公に据えた物語で、
頼朝や義時、大江広元に慈円まで大河でおなじみの面々が登場するのでなかなか楽しいものです。
もちろん院の顔と声は尾上松也で脳内再生……

エルピス、関テレが頑張りました。先日PIT INNで大友良英ビッグバンドのライブではもちろん大迫力であのテーマを演奏したとか
(観たかった―!)
出番は数回でしたが永山瑛太の危ない目の光、存在感が半端なかったですね。

劇場には私もすべりこみで THE FIRST SLAM DUNK 行きました!
音楽もよかったし、原作者井上雄彦の描くキャラクターで(声優の交代やCGによる試合運びはまったく気にならなかったです)
私は大満足でした。最後の最後、エンドロールの後でリョータもバスケ留学していることが(緊張でえづきながら手のひらを見ている)
ちらっと出てきて、私の観た回での観客数は多くありませんでしたが誰も席を立たずそこまで見届けられてよかったです。

城塚翡翠は「透明なゆりかご」のコンビ瀬戸康史 · 清原果耶が「透明な悪魔」で再共演とは何かのシャレかしらと思いました。
瀬戸康史は「グレーテルのかまど」「デジタル・タトウー」の好演もよかった。
今年はなんといってもトキューサとして北条の「愛嬌担当」係で💮を差し上げたいです。
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wさん (8fmk1zy3)2022/12/31 21:27削除
匿名さん(ぱとさん?)こんばんは。
「鎌倉殿とエルピスがやはり双璧」同感です。鎌倉殿の終盤にはホンマ唸りました。ずっと知っている話なのに予想を覆される。前2作大河も見事でしたが、総合的にはこれぞ三谷幸喜の最高作なのかもです。エルピスもいわゆるフーダニット的観点ではもはや疑いないのに、それで最後まで緊張感とわだかまりが消えない展開を迎えることになるとは。渡辺あやを民放に引きずりこんだ甲斐があったというものです。
スラムダンクは、映画化の話を聞いた頃から試合は山王工業戦だけに集約させて欲しいと思っていたし、ポスタービジュアルや予告からリョータが中心になると予想していたので、懸念と心配は監督井上雄彦ということだけだったので、本当に衝撃を受けました。実に「シン・ゴジラ」以来の恐れ入りましたです。セルフリメイクとしても深化を感じましたし、コミックのアニメ化に対しての一つの指針を示したとも思いました。
城塚翡翠はとても良かったですけど、invertで香月先生の不在が想像以上に寂しかったのは、私も瀬戸康史が気に入っていたのです。もちろん「仮面ライダーキバ」から注目してますが「寝ても覚めても」以降は特に存在感のある役者として期待していました。トキューサと香月先生の振り幅は見事でした。今回も息ぴったりだった清原果耶との再共演をお願いしたいところです。
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wさん (8fmk1zy3)2022/9/23 06:14 (No.547734)削除
急激に秋の気配

敬老の日を含む9月の最初の3連休は台風14号直撃で、最終日は関西の在来線ストップで午後は映画館なども休業するなどどこにもいけない状態に。仕方なく部屋の片付けに専念しました。一過後はウソみたいに急激に涼しくなりました。暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもの。明日は秋分の日ですが、今度の3連休は台風15号が来るそう。東海地方を直撃する見通しですので、そちら方面はどうかお気を付けください。

先月に続いて映画の鑑賞数は絞って厳選中。洋画は、女性の共闘ものと思ってたら冷や水をかけられる「Zola ゾラ」、予告から伺えた以上にトリッキーだった「彼女のいない部屋」、近年で一番カッコいい真田広之が見れるのが美点の「ブレット・トレイン」など。邦画だと沖田修一「さかなのこ」と深田晃司「LOVE LIFE」はともに傑作でした。あと大阪を代表するミニシアターのテアトル梅田が残念ながら今月末に閉館するので何か見に行きたいところ。ここが消えると茶屋町方面はタワーレコードぐらいしか用が無くなります。寂しい限りです。

だんだん終盤に近付いてきた「鎌倉殿の13人」ですが、足立殿が去って7人に。33話「修善寺」での頼家退場後は、36話「武士の鑑」までの3週をかけて畠山重忠ロスに至るどうしようもない流れを描いてました。この非業の結末は「新選組!」の山南敬助の時に匹敵する深い余韻を残します。その後は時政追放、和田合戦、実朝暗殺、承久の乱まで矢継ぎ早でしょうね。一方で来週には終わる「ちむどんどん」、やっぱり最後は沖縄に帰還する流れに。ここ数年の朝ドラでも最も雑な話なのは承知の上で毎日欠かさず見てしまう点で「だんだん」や「純と愛」等と同じぐらいには脳裏に食い込んでしまってます。まさかや、ありえん、あきさみよーはすっかり口癖にしちゃってますし。

秋クールドラマも続々終了。「石子と羽男」「拾われた男」「あなたのブツが、ここに」「空白を満たしなさい」「量産型リコ」「タクシー飯店」「魔法のリノベ」「オクトー」「純愛ディソナンス」「プリズム」「雪女と蟹を食う」など充実作が多くて楽しく見ましたが、今は「初恋の悪魔」と「オリバーな犬 シーズン2」で頭がいっぱい。「初恋の悪魔」はラス前回で連続殺人事件のほぼ全容は明らかになったけど、どうしても星砂の2つの人格がいずれもどうにも「ヘビ女」に結びつかないのがずっと気になってます。以前から指摘されているように第3の人格がいるのか、それとも二重人格自体が最初からウソなのか。そして"初恋"に振り回される馬淵と鹿浜は文字通り"バカ"されている可能性があるけど、それに対しては終始部外者で居られる小鳥の最終的な役回りは何なのだろうと。「オリバーな犬」は1年待たされて3話だけ進むという年末の岸辺露伴ドラマと同じく贅沢なポジションですが、キャスティングはより一層豪華に。松田兄弟が出てきたときにはさすがに絶句しました。NHKで「ツイン・ピークス」というより「熱海の捜査官」をやろうというのが基本線だと思いますけど、となると収拾をつける気は端からなさそうですね。

Andy Partridge『My Failed Christmas Career Volume 1』ですが、「Unwrap You At Christmas」が入るならFailedじゃないでしょうよ、と思いつつ本人版を楽しみに予約済。セルフカバーといえばThe Korgis『Kool Hits, Kuriosities And Kollaborations』もよかったです。去年の『Kartoon World』からの曲も新録で。一色萌による「永遠の想い」の日本語カバーも好解釈で、訳詞者にはは鈴木さえ子の名も。あと映画「LOVE LIFE」を見た影響で、矢野顕子『LOVE LIFE』を家中引っ返して探し回り(そのせいもあって今もずっと片付け中)、ようやく見つけて超久しぶりに聞いたら止まらなくなり『SUPER FOLK SONG』『LOVE IS HERE』『ELEPHANT HOTEL』と90年代矢野顕子を聞きまくっています。ちょっと前は同じく久しく聞いてなかった90年代の佐野元春を聞きまくってました。70-80年代がベストと思っているベテラン勢も90年代も実りが多かったなと実感した次第です。
(しかし部屋の収拾が全くつかない。LPもCDもオーバーフロー状態。配信/サブスクに切り替えて処分していった方がよいんだろうか。。。)
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wさん (8fmk1zy3)2022/10/3 03:04削除
時政&りくをほとんど殺す勢いの義時の激情に緊張されられた鎌倉殿の13人、リーグ最終戦でマジック未点灯のまま大逆転V達成したオリックスバファローズ、阪神芝コース3戦すべて圧勝したスタミナの鬼タイトルホルダーでも11着に終わった凱旋門賞、等いろいろあって目を回す10月最初の日曜日。その前には三遊亭円楽とアントニオ猪木の訃報が相次ぎ、今年はエリザベス女王とゴダールと猪木が亡くなったというだけでも忘れられない年になりました。

先日終わった「ちむどんどん」は、きっと最終回では海岸に出て歌うか(「だんだん」)叫ぶか(「純と愛」)する筈だと思っていたので一安心。これで晴れて私の中では「だんだん」と「純と愛」に並ぶ三大迷作として肩を並べたと胸を張れます(なんだそりゃ)。恋愛沙汰の帰結や借金の経緯などの細やかさの無さとか、善人と悪人とツンデレ(房子、重子、矢作、清恵、石川家、安室のおばあetc)しかいない簡単な人物像とか、いろいろ足りないドラマという印象とはなりますが、やんばるの自然、料理、民謡、共同売店、遺骨収集活動、ハワイからの豚寄贈など、最低限主張したいであろう部分は語られたと思います。ドラマ内で数少ない人格者だった房子オーナーと田良島デスクのシーンはだいたいよかったです。ただ最後に愛ちゃんの近況ぐらいは知りたかったけど。

> どうしても星砂の2つの人格がいずれもどうにも「ヘビ女」に結びつかないのがずっと気になってます。

「初恋の悪魔」最終回前に↑と書きましたが、星砂の「ヘビ女」人格は鹿浜との出会いで変わることができたのかなと、最後の鹿浜との再会で、星砂はリサではなく鹿浜に別れを告げることを選んだのだということで納得しました。小鳥は最後までアウトサイダーだったけど、4人を再度繋ぐパイプ役に徹してくれたように思いました。最終回はやはり坂元ドラマらしく物足りなさは残るけど、「カルテット」「anone」「大豆田」同様の最近坂元4人組連ドラの系譜として満喫しました。

> あと大阪を代表するミニシアターのテアトル梅田が残念ながら今月末に閉館するので何か見に行きたいところ。

テアトル梅田での最終興行で見たのは「よだかの片想い」でした。去年の「本気のしるし」今年の「わたし達はおとな」「LOVE LIFE」と同じメ~テレシネマ作品。メ~テレはなぜか近年歯ごたえのある映画を製作し続けていてなんかすごい。あとはガリレオ新作の「沈黙のパレード」、モレッティらしくこじらせた家族群像劇「3つの鍵」、今年の北欧ファンタジーホラーの収穫というべき「LAMB/ラム」を。今月に入ってからは、原田眞人が東映バイオレンスと手を組んだ「ヘルドッグス」、ジブリの某作を彷彿させる素敵なファンタジー「秘密の森の、その向こう」、マイダン革命時のウクライナ体操選手の葛藤に触れた「オルガの翼」、アルジェリア発の定点観測ドキュメンタリー「サハラのカフェのマリカ」をファーストデーでまとめて鑑賞しました。
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wさん (8fmk1zy3)2022/8/20 02:09 (No.511518)削除
ほとんど遠出せずPCの復旧作業に明け暮れたお盆休みでした。

デスクトップPCは購入時のまっさらな状態で戻ってきました。Windowsも11じゃなくて、アップグレード前の10に先祖返りです。多くのアプリはなんとか元通りにできました。方やリカバリーソフトで回収できたデータは残念な状態で、音楽データは各アルバムの大体1曲~最大7曲が再生不能で現在は時間をかけて回復中、写真や動画は大事なものは無事、でも結構ショックだったのはoutlookの2年半分のメールデータの破損と、radikoのいくつかの録音番組の消失。こういうのは取り返しがつかないです。PCや携帯が壊れてデータが失われる度に、自分の記憶の一部が失われたような気分になります。老化現象の疑似体験というかなんというか。

そんなこんなで、さらに熱波も重なって、見に行かず仕舞いだった今年の夏の甲子園。気が付いたら春夏連覇間違いなしと見てた大阪桐蔭が消えてしまいました。1983年の池田の準決勝敗退以来の衝撃。鎌倉殿の13人と今年の熱闘甲子園テーマ曲を早速&完璧に演奏する大阪桐蔭ブラバン、もっと聞きたかった。他にも智弁和歌山と京都国際と興南は初戦負け、ベスト8前に九州国際大付と横浜と社と敦賀気比が敗れたりと、圧倒的1強ムードから大混戦大会へと変貌。ベスト4校のどこが勝っても初優勝、山口県の下関国際以外なら県でも初優勝。4校の中なら近江でしょうけど、山田投手の疲労度如何でしょう。明日の準決勝もリサイクル用片付け準備で観戦断念ですが、もしも雨で日曜に延びたら、天候次第では見に行けるかも。

> どれかひとつといわれれば、子どもの頃テレビで(初めて動く姿を見た)『エルビス・オン・ステージ』に驚いたエルヴィスかなあ。

反応が遅れてすみません。バズ・ラーマンの「エルヴィス」は想像を超えて感動しました。悪名高きトム・パーカー視点での「アマデウス」というような苦味に満ちているのですが、そんな思惑を乗り越えて、ある名曲を歌い上げる晩年の姿に、ロックの、というか、大衆音楽の真実を見た気がしました。あと、夏の大作映画で一番すごかったと思ったのはネトフリ配信映画の劇場限定公開作の「グレイマン」(ルッソ兄弟)。とりわけ中盤のプラハ市街戦の凄まじさたるや、「トランスフォーマー リベンジ」のピラミッド破壊や「ザ・バンク 堕ちた偶像」のグッゲンハイム美術館での銃撃戦をも更新するかのような、現実世界の美観や遺産への壮絶なまでの破壊衝動に絶句しました。映画館で見られて大変良かったです。
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wさん (8fmk1zy3)2022/8/29 03:39削除
> ベスト4校のどこが勝っても初優勝、山口県の下関国際以外なら県でも初優勝。4校の中なら近江でしょうけど、山田投手の疲労度如何でしょう。

ほぼ一週間過ぎましたが、先週土曜は徹夜の片付けに専念し、夏の甲子園は見に行けずで終了。優勝は仙台育英でしたか。近江も下関国際も歴戦の疲れがたたりましたね。春夏通じて初の東北勢優勝、能代松陽以外の5校が初戦突破して、今年の東北勢は一味違うぞという予感はありましたけど、スゴイ。夏は過去11年(中止含む)で優勝は関東と関西が5校ずつに対して、準優勝は東北4校で北海道・東海・北陸・関西・中国・九州が1校ずつだから、東北は関西・関東に次ぐ第3グループ格で、いつ優勝できてもおかしくない位置にいて、しかも今年は関東がベスト8進出無しの大不振かつ大阪桐蔭・近江が戦う前に(下関国際に)敗れたという幸運も味方した印象。先の読めない面白い大会でした。高松商VS近江と下関国際VS大阪桐蔭という2大好ゲームのあった準々決勝を見に行けた人が羨ましい。映画が出来た今年に甲子園で流れた市船soulに、NHKとABCも泣いて喜ぶ大阪桐蔭のハイセンス選曲に、TMレボリューションをかけまくる近江のブラバンも痺れました。

> 善児は今回の冒頭で「(梶原殿に)試されたのですよ、わしの天運を」述べましたが、果して小四郎は兄の巾着袋を本当に見なかったのか…いずれにせよ善児の天運は小四郎に委ねられました。そして善児に修善寺で拾われた娘トウは山本千尋に成長して女アサシンに。

3週前は阿野全成、先々週は比企能員、先週は仁田忠常に一幡と、毎週にわたる「鎌倉殿の13人」の気前良すぎる退場劇もついに頼家と善児まで。「修善寺で善児の最期かも」という駄洒落も念頭にあった訳ですが、その場でトウに「父の仇」と引導を渡される図は虚を突かれつつも見事で、その直前に小四郎が兄の遺品を遂に目の当たりしたのに許したこととの対比だったと思えば「悪い顔になったな」と「太郎はかつての私だ」が今週の重要ワードでしょうか。しかしこのペースではもう源氏は一か月も持たないな。。。

音楽の方はいまだデータ復旧に追われる日々。そんな中で今年はいわゆる「定番な音楽」の聞き直しばかりしてて、その筆頭がThe Beach BoysとThe Rolling Stones。だから今月上映の音楽映画の「ブライアン・ウィルソン/約束の旅路」と「ロックンロール・サーカス」は実にタイムリーでした。この夏に最も聞き直したのはRobert PalmerとMarc Jordan。Bob WelchやGino VannelliやBoz Scaggs同様に急に聞き直したくなるのですが、彼らが今ちょうどフィットする感じ。ほかにはJimi Hendrix, Janis Joplin, Cream, Jeff Beck, John Lennon, Wings, Laura Nyro, Al Kooper, Sly & The Family Stone, The Byrds, The Band, Buffalo Springfield, CSN, Ry Cooder, The Moody Blues, Strawbs, T.Rex, Sensational Alex Harvey Band, Pink Fairies, Kansas, Mahogny Rush, Mötley Crüe, Parliament, Rick James, Zapp/Roger, Bootsy Collins, Prince, Christopher Cross, Joe Jackson, Eurythmics, Cyndi Lauper, The Bangles, Beckなどなど。ベタですが抗えない音楽は強いなあ。

先月の反動か夏枯れか、今月の映画は気になる作品が激減で鑑賞数も低下。そんな中で昨日見たジョーダン・ピールの新作「NOPE
」は驚いたです。予告からは異星人襲撃ものだろうなぐらいのライト先入観で臨んだら、導入部でカウンターを食らってからは防戦一方という恰好に。外形はスピルバーグとシャマランの良い所取りという従来の見立てを保持しつつも、今まで意識してなかったような新しい断面や指針を感じることが出来て、なんだか興奮しつつもすっきりしました。ちょうど一年前にシャマランの「オールド」が公開されましたが、こちらと同じユニヴァーサル映画だったことを気付き、「○○ー○」や「○○○ー○」らユニヴァーサル配給のジャンル映画の系譜だったなと腑に落ちました。まぁ、見てる最中に思い出したのは「ウルトラマン○○」でしたが。
あとは上述の音楽ものを除くと「ミニオンズ・フィーバー」「辻占恋慕」「L.A.コールドケース」「ストーリー・オブ・マイ・ワイフ」「スワンソング」など。これらはまた別途。
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W from スマホさん (8eva0m8m)2022/7/31 23:59 (No.490635)削除
デスクトップPC故障(2年ぶり3回目)

またPCの起動不良で修理中です。参りました。仕方なくスマホからしばらく書き込む感じですね。
取りあえず今月見た映画は、バズ・ライトイヤー、ソー ラブ&サンダー、エルヴィス、パスカヴィル家の犬、イントロダクション、こちらあみ子、三姉妹、モガディシュ 脱出までの14日間、ベルイマンにて、あなたの顔の前、わたしは最悪。、リコリス・ピザ、ボイリング・ポイント 沸騰、アトランティス、戦争と女の顔、グレイマン、CRAZY、ジュラシック・ワールド 新たなる支配者、です。めちゃくちゃ見ました。
ぱとさん (8dw7vt35)2022/8/1 17:32削除
PC修理ですか、不便ですね(普段がPCからキーボードメインだとスマホ入力が特にまどろっこしくて困ります)。
夏の公開作品には娯楽大作が多くて(知人もおとといジュラシック・ワールドを鑑賞してきたそうです)気分が上向きそう。
どれかひとつといわれれば、子どもの頃テレビで(初めて動く姿を見た)『エルビス・オン・ステージ』に驚いたエルヴィスかなあ。
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W from スマホさん (8eva0m8m)2022/8/9 00:41削除
夏の甲子園が開幕しましたが、土日とも激暑で観戦断念しました。表に出るのもしんどい感じです。夏競馬も波乱続きでなかなか狙い通りにははまらない。いろいろ辛抱の時期です。

PCは修理先から再インストールは有償と言われ、全データを消される上に万単位で持っていかれるなど踏んだり蹴ったり。今回は大分油断してて、半年以上もバックアップをさぼってたら、ExcelファイルもMP3も相当数がぶっ壊され、一から構築し直す気力は萎えてます。先を見据えてクラウドシフトに踏み切るべきだったのでしょうか。通信に依存する生活は理想では無かったのですが、こうもフラジャイルなシステムに身を任せてると思うと色々考えたりも。

最近の購入CDは、夏恒例のCRAZY KEN BANDとPerfumeの新譜に、KinKi Kidsの25周年記念シングルのオマケ違い2種も。全部Blu-ray付き豪華初回限定盤で、これだけで万単位の散財に。ひー。David PatonのPilotセルフカバー新作も聴きました。『Blue Yonder』とは被りは1曲だけながら全く遜色無し。今回は「High Into The Sky」に特にグッと来ました。

今夏ドラマはかなりの豊作ですね。「初恋の悪魔」「石子と羽男」「拾われた男」「プリズム」「空白を満たしなさい」「純愛ディソナンス」「家庭教師のトラコ」「ザ・タクシー飯店」「量産型リコ」「ロマンス暴風域」「オクトー」「僕の大好きな妻」等と攻めた作品が多くて楽しみです。それにしても「ちむどん」の矢作も権田もなんなんだ。房子と三郎のリユニオンの切っ掛け作りの為だけの存在なのか…
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wさん (8dzv3n9z)2022/7/10 00:22 (No.469464)削除
2022年4月~6月に劇場で見た映画、上半期ベスト


悪いことばかりが続いた令和の時代に、もしかして地獄の釜の蓋が開いたかと思うぐらいの最悪の出来事が起こったのかもしれません。それも参院選直前というタイミングなのが恐ろしい。

宝塚記念とか、達郎@大阪フェスとか、楽しい夏の出来事あれこれを書くつもりでしたが、非常に重い気分なので、今日はごくシンプルに。
上半期が終わりましたので、4月~6月に劇場で見た映画の星取り表を。

◎4月
TITANE チタン ★★★★★
アネット ★★★★
英雄の証明 ★★★★☆
スパークス・ブラザーズ ★★★★★
モービウス ★★★
潜水艦クルスクの生存者たち ★★★★
親愛なる同志たちへ ★★★★☆
ふたつの部屋 ふたりの暮らし ★★★★
パリ13区 ★★★★
ZAPPA ★★★★★

◎5月
アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ 監督<自己検閲>版 ★★★☆
カモン カモン ★★★★☆
ツユクサ ★★★☆
ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス ★★★★☆
インフル病みのペドロフ家 ★★★★
死刑にいたる病 ★★★★
シン・ウルトラマン ★★★★☆
流浪の月 ★★★★
呪術廻戦0 ★★★★

◎6月
トップガン マーヴェリック ★★★★☆
帰らない日曜日 ★★★★☆
オフィサー・アンド・スパイ ★★★★
ニューオーダー ★★★★☆
冬薔薇 ★★★★
FLEE フリー ★★★★★
はい、泳げません ★★★☆
わたし達はおとな ★★★★☆
PLAN 75 ★★★★★
ベイビー・ブローカー ★★★★

上半期のベストも選んでみました。

〇映画
1. スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
2. TITANE チタン
3. ナイトメア・アリー
4. さがす
5. PLAN 75
6. FLEE フリー
7. ベルファスト
8. 水俣曼陀羅
9. ZAPPA
10. スパークス・ブラザーズ

〇TVドラマ
1. 鎌倉殿の13人(前半)
2. カムカムエブリバディ
3. 妻、小学生になる。
4. 17才の帝国
5. 封刃師
6. 正直不動産
7. 恋せぬふたり
8. ミステリと言う勿れ
9. パンドラの果実
10. 悪女(わる) ~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?

〇CD
1. Michelle / After Dinner We Talk Dreams
2. Harry Styles / Harry's House
3. Andy Partridge / My Failed Songwriting Career -Volume 2
4. 山下達郎 / Softly
5. Tears For Fears / The Tipping Point
6. Sparks / Annette (Cannes Edition -Selections from the Motion Picture Soundtrack)
7. Caetano Veloso / Meu Coco
8. David Paton & Sheep / Melody And Echoes
9. ムーンライダーズ / it's the moooonriders
10. Predawn / The Gaze
ぱとさん (8dw7vt35)2022/7/10 09:51削除
おお、APに山下達郎、Sparks、ムーンライダーズなど安定の面々のなか8位にDavid Paton & Sheepが!
新型コロナ禍でライヴ活動もままならないなか、新作をついに発表しましたね。
SHEEPの前作、前々作も気に入っているので聴いてみようと思います。
オリジナルはもちろん10ccの完全コピーもXTCカバーもすばらしいんですよ。

上映館が近くになく最新公開作に縁のないなか、『犬王』は女王蜂のアヴちゃんの歌や
観た人によると「クイーンだった」という演奏部分もふくめとても興味があります。
劇場のよい音で観たい作品ですね。

「鎌倉殿の13人」カメラワークが人物の揺れ動く気持ち、不安定な立場を代弁するかのようで
演技と演出トータルでバランスがいいと思いました。権力をもつ者の矜持とふるまいを身に着け、
義時とともに北条を支えていくなか、一人ずつ退場する武将のカウントダウンが始まるのですね。
w
wさん (8dzv3n9z)2022/7/18 06:28削除
> おお、APに山下達郎、Sparks、ムーンライダーズなど安定の面々のなか8位にDavid Paton & Sheepが!

いつも通りベテラン多めです(笑)。数少ない若手ではMichelle、Predawn(=清水美和子)、そして意外やHarry Stylesなど、どれも和める音楽で愛聴してます。全体的に癒し系ばかりのチョイスになってて、多分に今のご時世に対する心象を反映しているような。あと、発掘音源では、あの『NIAGARA TRIANGLE Vol.2 VOX』と、去年出たLaura Nyroのオーディション音源集と、遂に出たThe Rolling Stones『El Mocambo 1977』ばかり聞いてました。

SHEEPは一枚だけ持っていましたがPilot/Wings/10CC/Queen/ELO直系の間違いなくストライクゾーンの音楽でした。今回は「タイムマシンツアー」「僕の中のメロディ」などSHEEPの曲をいくつかDavidが英語詞でカバーしてて抜群の相性の良さです。『McCartney III』に通じる落ち着いた仕上がりで気に入っております。DavidはPilotのセルフカバー集も控えているそうでそちらも楽しみです。

> 上映館が近くになく最新公開作に縁のないなか、『犬王』は女王蜂のアヴちゃんの歌や
> 観た人によると「クイーンだった」という演奏部分もふくめとても興味があります。

湯浅政明は結構好きなので期待してましたが新作ラッシュの波に揉まれて見逃しました。カンテレで1月期に放送してた傑作アニメ「平家物語」とリンクしてそうなのでいつか見たいです。他にも「愛なのに」「猫は逃げた」「マイスモールランド」「ハケンアニメ!」「きさらぎ駅」「スープとイデオロギー」「メタモルフォーゼの縁側」「恋は光」「神は見返りを求める」など上半期の見逃し邦画多数でした。

> 「鎌倉殿の13人」カメラワークが人物の揺れ動く気持ち、不安定な立場を代弁するかのようで
> 演技と演出トータルでバランスがいいと思いました。権力をもつ者の矜持とふるまいを身に着け、
> 義時とともに北条を支えていくなか、一人ずつ退場する武将のカウントダウンが始まるのですね。

今日から後半戦がスタートしましたが、タイトル通りの合議制の13人が揃ったタイミングで最も不穏な空気が漂い始め、いよいよ血生臭い権力闘争の火ぶたが切られますね。それにしても比企側の道、北条側のりくに実衣と、マクベス夫人が渋滞している状況ってあまり見たことが無いですね。政子や比奈と対比的に描きたいのでしょうね。
ぱとさん (8dw7vt35)2022/7/30 10:39削除
達郎さんまで新型コロナ感染、と驚き心配しているあいだに、名古屋市に住むうちの息子も先週から発熱→陽性で今月いっぱい自宅療養中です。
幸い数日でほぼ平熱に戻り残るは喉の違和感のみ、保健所からの生活用品と食料品の支援もあり差し入れは不要とのこと。
wさんもどうかお気をつけて。

鎌倉殿のオープニングで善児出演に「ついに仕えていた景時を手にかけるのか」と勇み足してしまいました。
景時は善児を義時に託したのですね。
W
W from スマホさん (8eva0m8m)2022/8/1 01:23削除
大変でしたですね。大事にならず良かったです。今回の感染力は物凄くて、達郎さんも確かワクチン3回接種済みなのに罹ったのだから気が抜けません。猛暑でもマスクと消毒というここ3年間続けてきたニューノーマルを継続していくしか無いですね。

鎌倉殿、順調に退場が続いて13人がたった2週で9人に。善児は今回の冒頭で「(梶原殿に)試されたのですよ、わしの天運を」述べましたが、果して小四郎は兄の巾着袋を本当に見なかったのか…いずれにせよ善児の天運は小四郎に委ねられました。そして善児に修善寺で拾われた娘トウは山本千尋に成長して女アサシンに。山本千尋は数年前の「太秦トワイライト」での殺陣が印象に残ってまして、最近の「封刃師」「みらてん」などアクションが活きる役が続いて嬉しいです。
さて、「鎌倉殿」ではこのまま穏便に進めば違った歴史になるのかも、と夢を見た瞬間に「歴史の修正力(JIN-仁-)」が働いてしまうシーンが多々ありましたが、今回の全成の呪詛人形の回収しそこないは最たるもの(震)。そして公暁の誕生と、源氏滅亡に向けての手筈が整ってきました(震)。
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