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wさん (90jgv3sq)2024/4/19 00:44 (No.1141198)削除
2024年1月~3月に劇場で見た映画

4月も半分過ぎて桜の季節もすっかり過ぎ去ってしまいました。センバツも今年前半の阪神競馬開催ももう終わってしまいまして、朝ドラは「ブギウギ」から「虎に翼」にバトンが渡り、「日立 世界ふしぎ発見!」と「それって!?実際どうなの課」が終わり、関口宏がテレビから姿を消し、渋谷陽一不在のまま「ワールドロックナウ」が最終回を迎えてしまった2024年春。個人的にも仕事面で激動の新年度を迎えて大忙し。目が回りそうな日々を送っている最中です。

という訳で大分遅くなりましたが、とりあえず1月~3月に劇場で見た映画の星取り表を。他の個々の話題は追々。「オッペンハイマー」は今月になってから見ました。

◎1月 
窓ぎわのトットちゃん ★★★★
ショーイング・アップ ★★★★☆
笑いのカイブツ ★★★☆
アクアマン/失われた王国 (吹替) ★★★★
ビヨンド・ユートピア 脱北 ★★★★☆
葬送のカーネーション ★★★★
カラオケ行こ! ★★★★☆
ゴールデンカムイ ★★★☆
哀れなるものたち ★★★★★

◎2月 
仮面ライダー555 20th パラダイス·リゲインド ★★☆
サタデー・フィクション ★★★★☆
ストップ・メイキング・センス 4Kレストア (IMAXレーザー) ★★★★★
カラーパープル ★★★★
瞳をとじて ★★★★☆
夜明けのすべて ★★★★☆
ボーはおそれている ★★★★
マダムウェブ ★★★☆
落下の解剖学 ★★★★★

◎3月 
コット、はじまりの夏 ★★★★☆
リトル・リチャード:アイ・アム・エブリシング゙ ★★★★★
52ヘルツのクジラたち ★★★★☆
ゴールド・ボーイ ★★★★★
デューン 砂の惑星PART2 ★★★★☆
私ときどきレッサーパンダ (吹替) ★★★★
12日の殺人 ★★★★★
春画先生 ★★★★
ぱとさん (8zex0n2q)2024/4/19 17:58削除
wさん、こんにちは。
すべて目を通していながら筆不精でご無沙汰をしております。
2月3月と親族の卒業入学、娘の異動、間を挟んで甥ふたりの息子たち(3人)が高校ラグビーの長崎・福岡それぞれの県代表で出場など気ぜわしくしている間に
桜の季節を迎え、いつの間にか葉桜になっていました。
私自身の生活は変わり映えしないのですが……

朝ドラ『ブギウギ』、『不謹慎にもほどがある』『(唐沢寿明主演)白い巨塔』をなんとか完走し、『虎に翼』がいま楽しくてなりません。
『虎に翼』のロケ地が名古屋市役所本庁舎(明倫大学構内)、名古屋市資料館(東京地裁)とこちらで自由に見られそうな場所ですのでそのうち潜入してみようかと思います。
『オッペンハイマー』こそ劇場で観ようと思っているのですが……

そういえば桜の季節、雨のため4月6日に順延された三島でのお花見の日が年に一度国立遺伝学研究所に200種以上植えている桜を見せてくれる一般開放日にあたり、駅から無料のシャトルバスまで運行しているとなりゃ行きますね。三嶋大社にお参り、向かいのお店で腹ごしらえをしてから向かいました。富士山の湧水で一週間泳がせて出る鰻をおいしくいただきました。遺伝研には『種の起原』(起源と思っていたけど起原でした)初版本や初期型1949年の卓上計算機など展示され、桜よりもこちらに興味を示す家族連れも多かったです。
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wさん (90jgv3sq)2024/4/30 04:29削除
ぱとさん、こんばんは。

GWに入り10連休です。日曜は去年に続いて改修工事後の京都競馬場で天皇賞(春)を現地観戦してきました。広大な淀の芝スタンドに改修後最高の60,479人が詰め掛けたという鮨詰め状態の中で大観衆の頭越しに見えるターフビジョンでレース進行を確認するという、何しに行ったのかという感じもありつつも、本命テーオーロイヤルが見事に勝利し、毎年応援している3連続2着馬ディープボンドが今年も3着に粘ってくれて、今年も3連複の高配当を的中できまして、4年連続でディープボンドさんにはお世話になっております次第です。

> 2月3月と親族の卒業入学、娘の異動、

我が家も夫婦それぞれの甥姪がこの春就職して親戚がすべて社会人となり、いよいよ世代交代を実感する年代となりました。

> 雨のため4月6日に順延された三島でのお花見の日が年に一度国立遺伝学研究所に200種以上植えている桜を見せてくれる一般開放日にあたり、

いろいろな種類の桜が楽しめる名所というと、近畿圏だと有名な大阪造幣局の通り抜けや京都の平野神社がありますが、三島にも素晴らしい名所があるのですね。三島というと修善寺とか伊豆長岡温泉とかへの経由地としての接点のみで、三嶋大社もスカイウォークも行ってませんでした。いつかクドカンの「ごめんね青春」の聖地巡礼を兼ねて訪れたいと思います。

> 朝ドラ『ブギウギ』、『不謹慎にもほどがある』『(唐沢寿明主演)白い巨塔』をなんとか完走し、『虎に翼』がいま楽しくてなりません。

冬クールのドラマはNHKは「ブギウギ」、民放は「不適切にもほどがある!」が抜きん出ていましたね。次いで「SHUT UP」「仮想儀礼」「お別れホスピタル」「舟を編む」「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」「春になったら」「厨房のありす」などが収穫。強引ファンタジー系の「めぐる未来」「Eye Love You」「君が心をくれたから」「婚活1000本ノック」、迷走病院ドラマの進化系の「となりのナースエイド」「グレイトギフト」「院内警察」、二番煎じ感が否めない「さよならマエストロ」「マルス」なども楽しみました。でも「新空港占拠」はなんというか、わざわざ神奈川に新空港を作る理由からして無理があるー。

今クールは「虎に翼」が早くも独走ですね。一週目の「結婚って罠」、二週目の「盾みたいな弁護士になる」、三週目の「怒り続けることも弱音を吐くのと同じくらい大事」、四週目の「でも花岡さんが思う本当の自分があるなら大切にしてね」など、キーワードとなりそうな印象的なセリフが散りばめられて気が抜けないほどです。多様性溢れる女性陣はもちろん、対抗する男性陣にもそれぞれ背景があり、簡単な対立ドラマでは終わらせないぞという気概すら感じさせます。共亞事件とは帝人事件がモデル?ならば顛末は予想できますが、これをどうドラマに絡めるのか、今週のキーワードな何か、今からワクワクします。

> 『虎に翼』のロケ地が名古屋市役所本庁舎(明倫大学構内)、名古屋市資料館(東京地裁)とこちらで自由に見られそうな場所ですのでそのうち潜入してみようかと思います。

聖橋やニコライ堂を思わせる建造物だけで(セリフにせずに)ここは御茶ノ水だよと表現している事に唸ったのですが、ロケ地は名古屋メインなのですね。こちらの聖地巡礼もしてみたいですね。そういえば犬山の明治村もいつかは行ってみたいなと思っています。

> 『オッペンハイマー』こそ劇場で観ようと思っているのですが……

基本は登場人物が目まぐるしく登場する会話劇で、クリストファー・ノーラン得意の「複数の異なる時間のカットバック」が多用されるので、最初しばらくは混乱しますが、人名と時制と各シーンの意味が見えてくるとすごく面白なってきます。自分が鑑賞したのはシネマスコープサイズでしたのでIMAXで見直したいと思うのですが、もうタイミング的に無理でしょうね。

他に今月見た映画も充実していまして「美と殺戮のすべて」「パスト ライブス/再会」「アイアンクロー」「異人たち」「エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命」は改めて個別に触れたい良作。「私ときどき~」に続いてピクサーがようやく劇場公開に踏み切った「あの夏のルカ」と「ソウルフル・ワールド」も見られてありがたいです。「ゴジラxコング 新たなる帝国」は「ゴジラ-1.0」とハシゴ鑑賞できる状態ということが喜ばしいですが、ド突き合うゴ〇〇とコ〇〇がモ〇〇に仲裁されて共闘するっちゅうヤンキー高校生マインドが籠もったモンスター映画になっていているので、マイナスワンとの落差にくらくらしながら楽しんでいただけたら幸いですというところです。
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wさん (90jgv3sq)2024/1/29 00:10 (No.1055907)削除
2024年あけましておめでとうございます

と、もうすぐ2月ですが。元日早々の天変地異に驚愕して、大変な年の幕開けに身震いしております。今年は元日の初詣で近所の氏神様をお参りして、その場で引いた御神籤で凶が出て、悔しいのでもう一度引いたらまた凶が出て、すっかり意気消沈して厄落とし気分でそのまま外食したらスマホに震度6、5分後に震度7のニュースを目にし、何も実害は受けてないにもかかわらずかなり暗い気持ちの年明けだったと思い出します。そんなこんなで、松の内には七福神めぐりや本当の厄除け祈願(前厄)に行ったりしました。令和になって毎年気が休まらないことが相次ぎますがどうにか無事に暮らしていきたいものです。

PCはどうにか復活できましたが、各種アプリや音楽データが復旧できたものの、前回復旧後の過去1年半のメールデータは消失してしまいました。バックアップ大事ですね。クラウドに上げてたら大丈夫だったのだろうか。いろいろ考えてしまいます。

PH『In A Foreign Town / Out Of Water 2023』は先週やっと到着しました。これは歌も演奏もアレンジもほとんど作り直しの様で当時の印象が一新される内容ですね。『Out Of Water(夢見)』はその後も結構愛聴しましたが、前者『In A Foreign Town』は「Sci-Finance Revisited」「Time To Burn」などの重要曲が収められていたのに振り返る頻度が少なく、相対的に印象が薄くなっていたので再会できてよかったです。「Sun City Nightlife」とかも懐かしいです。

このところ昔聞いていた音楽を聴き直すことが多いのですが、最近は高校生の頃に出会った音楽をよく聞いています。Burt Bacharach作品集や、Abdullah Ibrahim(当時はDollar Brand)のピアノソロ、Antonio Carlos JobinやGetz/Gilbertoなどのボサノバ古典、Cartola『Verde Que Te Quero Rosa(愛するマンゲイラ)』やBeth Carvalho『Mundo Melhor(すばらしき世界)』などのサンバ名演、Prahlad Brahmachariのベンガル地方の吟遊詩人音楽バウルの演奏集など。今聞いても色褪せぬどころか、一生聞き続けられるものに若い内に出会えたことに感謝。当時愛聴していた流行り物も未だに楽しめるかどうかも確かめたいですね。Tom Tom ClubとかPigbagとかWas(Not Was)とかGrace JonesとかThe Lounge LizardsとかCulture ClubとかYazooとか。

ドラマは「ブギウギ」は年明けてから戦後編に入ったものの、ひと月かけて遂に愛助さんとの別れまでのカウントダウンに入った感じで、最大の山場となりそう。ブギの女王時代の始まりは来月からですかね。新大河「光る君へ」は当面はすれ違いドラマですが、今回でようやくお互いの正体が判明して次のフェーズに入った模様。花山天皇は花山院や書写山などの兵庫県内の名刹と馴染みあるのでこの先の「光る君へ紀行」も楽しみです。それにしても「知らなくていいコト」「恋する母たち」「和田家の男たち」と近年の大石静ドラマ出演キャストの続々登場で、相関図(?)を作りたくなります。民放もいろいろはじまってますが、取り分けクドカン「不適切にもほどがある!」のぶっ飛ばしぶりに唖然としつつ大満足。満を持して地上波ドラマ初レギュラーの河合優実も素晴らしいハマりぐあいです。

映画ネタなどはまた後程。
ぱとさん (8zex0n2q)2024/1/31 14:54削除
Wさん、こんにちは(もう月末ですね)
元日、2日と天災に事故でひどい年明けになりました。
年末からサグラダファミリアを見に行っていた友人の帰国が1月5日で、羽田の滑走路再開直後の着陸便だということで、いつもは空港が近づくとにこにこして毛布の回収にまわってくるCAたちの顔がはっきりわかるほどこわばりものすごい緊張感が伝わってきたという……
今月は近い親族の一周忌で週末家を空けたり、帰ってきたら家人がコロナに感染したり(家の中で隔離生活を送ってもらいました)、ようやく落ち着きを取り戻したところです。PHの『In A Foreign Town / Out Of Water 2023』はまだ注文しそびれておりこれからですー。
朝ドラ、朝ドラ再放送(まんぷく)、BSでの「ゲゲゲの女房」再放送と新旧朝ドラづくし、その二つに松坂慶子と松下奈緒が共演しているんですね。
「光る君へ」では父の操り人形として利用される道兼(玉置玲央)がなんとなく哀れになってきたり。
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wさん (90jgv3sq)2024/2/1 22:39削除
ぱとさん、こんばんは。早くも2月ですね。震災から1か月。そして朝ドラでは娘の誕生と愛助さんの旅立ちが同日に(涙)。

私の会社でも家族全員コロナ罹患でひと月近く在宅している人が出たりして、また流行ってるなという実感がじわじわ。その一方で世間の外出意欲も復活しているようで、先日は4年ぶりの神戸ルミナリエが再開。ただコロナ前よりだいぶ規模が縮小してしまいまして、来年もちゃんと開催できるか心配です。

> 映画ネタなどはまた後程。

ということで。今年も新年早々話題作続々。

「ショーイング・アップ」は去年ようやく公開された「ファースト・カウ」に続くケリー・ライカートの最新作。これもまたオフビートで不機嫌だけど風通しの良い素敵な映画。鳩が来る時、去る時、ラストシーン等、印象に残る場面が満載。

残念ながらDCEU最終作と言われる「アクアマン/失われた王国」はジェームス・ワンの連投でまたしても快作に。得意のホラー要素の上にワイスピに通じる"ファミリーの絆"要素を上乗せ。MCUのブラックパンサーシリーズに通じる外の世界への広がりを示す幕引きも希望に満ちていて○。

「葬送のカーネーション」はトルコ舞台の(主人公だけが)寡黙な絶景ドラマ。"遺体と旅するロードムービー"というジャンルがあると思うのですが、その中に越境移民の帰郷という難関タスクが織り込まれていて、のんびりしつつも悲壮感が漂います。あと始まりと終わりが祝祭感に覆われていて寓話的。

話題の「ビヨンド・ユートピア 脱北」は圧巻のドキュメンタリー。アニメパートはあるものの再現映像なしというだけのことがある緊迫シーンの釣瓶打ち。2組の脱北者の明暗や、当事者の思惑の不一致などがあり、苛烈な内容ですけど、ありのまま受け止めなければという思いがします。15年前の韓国映画「クロッシング」を思い出しましたが、あれとはまた別種の苦味が残ります。

ランティモス最新作「哀れなるものたち」は、見るまでR18+だと気付かなかったので、そこまでやんのかってシーン続出ですが、フランケンシュタインの怪物が自我を再構築し更新していくドラマは示唆に満ちててとても面白く、この監督の映画にイロニーよりも希望を感じたのは初めて。「籠の中の乙女」を見てなんじゃこりゃとビビったのが12年前、ノーランやデル・トロやヴィルヌーヴを追走するかのように、いつの間にかトップクラス監督群の仲間入りをしたようで、何よりです。

邦画ではアニメ版「映画 窓ぎわのトットちゃん」は評判通りで、「君たちはどう生きるか」「ゴジラ-1.0」「ゲゲゲの謎」「ほかげ」など去年何故か集中した戦中戦後ドラマの掉尾を飾る良作。実写物では「笑いのカイブツ」と「カラオケ行こ!」。奇しくも共に大阪が舞台ですけど、岡山天音も綾野剛も非ネイティブながらも関西人になりきり大奮闘。「おちょやん」「市子」の杉咲花や「ブギウギ」の趣里もですが、皆さんすごいです。

そして「ゴールデンカムイ」はストーリーとキャラ造形が期待以上に原作トレースしてて、大方のファンは多分満足できると思うけど、このペースだと後4~5作続けないと終わらない感じ。さすがにそこまではやらないかと思うとどの辺が削られるかがすでに不安。江渡貝とか姉畑とかの一番ヤバい奴らはカットされるんじゃないかしら。

先週はアカデミー賞ノミネート発表もありました。作品賞候補10作品中、「バービー」「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」「マエストロ:その音楽と愛と」「哀れなるものたち」の4作までは鑑賞済み。表彰式前に劇場公開されるのは「落下の解剖学」だけで、「アメリカン・フィクション」は配信スルー確定のため、「オッペンハイマー」他の残り4作品が見られるのは本番以降に。前哨戦からは「オッペンハイマー」か「哀れなるものたち」が優勢で、ノーランかランティモスのどちらかが受賞するのかという、くらくらする授賞式になりそう。

あといよいよ来週にはキネ旬ベストテン発表もありますね。邦画部門の前哨戦は、報知、日刊、毎日、ブルーリボン賞とばらけているんで、かなりの混戦模様。取りあえず、一応鑑賞済み作品からのベストテン候補予想は以下の通りです。

○邦画
優勢:PERFECT DAYS、福田村事件、せかいのおきく、月、怪物
半々:エゴイスト、市子、花腐し、正欲、ほかげ
微妙:ゴジラ-1.0、君たちはどう生きるか、愛にイナズマ、波紋、ロストケア、春に散る、首

○洋画
優勢:TAR/ター、キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン、枯れ葉、フェイブルマンズ、エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
半々:バービー、イニシェリン島の精霊、別れる決心、小説家の映画、ファースト・カウ
微妙:生きるLIVING、ザ・ホエール、ウーマン・トーキング、アフターサン、熊はいない、ベネデッタ、逆転のトライアングル
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wさん (90jgv3sq)2024/2/3 01:38削除
> あといよいよ来週にはキネ旬ベストテン発表もありますね。
> 一応鑑賞済み作品からのベストテン候補予想は以下の通りです。

などと書いた日には1位がすでに発表されました。気付かず&でもベストテン全体は雑誌発売日まで内緒という。なんでそんな風に小出しにするんですかね。かつては1月上旬には10個ずつ全部発表してたのに。
洋画1位は「TAR/ター」で今年も本命的中。ここ5,6年の洋画は本命がずっと1位or2位という感じで予想しやすいです。邦画1位は「せかいのおきく」。毎日映画コンクール作品賞に続く受賞で、私も3番手評価にしましたが、意外との声は多そうですね。私はこの映画や「福田村事件」「花腐し」「ほかげ」はなんだかキネ旬が好きそうだなという感覚があります。

「哀れなるものたち」感想で書き逃してたことがありまして、(ちょっとネタバレかもですけど)最も印象に残った場面が、中盤にリスボンの街角で女性がファドを弾き語りし、それを聴いた主人公が歌詞もわからないながら涙するという、後で振り返ると重要な転機だったかもしれないと思うシーンがありました。短いシーンですけど私も痺れてしまいまして、私も高校時代に出会って感動した音楽にファドがあったことを思いました。もちろんなんといってもAmalia Rodriguesの多くの名曲が筆頭ですが、ちあきなおみがファドに挑戦した『待夢』という名盤もありまして、その圧倒的な歌唱に感激したことまでフラッシュバックしました。その後もDulce PontesとかMarizaなどの有望な若手歌手に注目した頃もありましたが、最近はご無沙汰で、そうか今の自分にはファドが足りないんだと思った次第です。ちなみに映画で歌われたのは大物歌手Carminhoによる「O Quarto」で、彼女の去年の最新アルバムにも収録されているようです。

最後に「セクシー田中さん」の件ですが、本作を昨秋クールTVドラマの一番の収穫と思っていて、終盤も含めて肯定的に受け入れていた自分としては、本当にどう受け止めたらいいのか何とも言えません。ただただ残念です。
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wさん (90jgv3sq)2024/2/5 23:24削除
> あといよいよ来週にはキネ旬ベストテン発表もありますね。
> 一応鑑賞済み作品からのベストテン候補予想は以下の通りです。

本日キネ旬増刊(月刊誌になったので、今年から増刊での発表に変更)が発売されてベストテンがようやく発表。

邦画は"優勢"5作、"半々"2作、"微妙"2作、候補外1作。
洋画は"優勢"5作、"半々"2作、"微妙"1作、候補外2作。

邦画は「ほかげ」(3位)が思ったよりも高評価だったことと
「正欲」(12位)、「市子」(19位)、「エゴイスト」(22位)が伸び悩んだのが案外でした。
「ゴジラ-1.0」(8位)と「君たちはどう生きるか」(9位)も結構評価された印象。
未見だった「春画先生」(10位)だけが候補から漏れていました。

洋画は1~3番手は予想通りの順位でしたが(「TAR/ター」(1位)、「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」(2位)、「枯れ葉」(3位))
4位に「EO イーオー」が来たのは少しどよめきました。カウリスマキと負けないぐらいスコリモフスキも愛されてるなと実感。
8位の「エンパイア・オブ・ライト」もやや意外で、同じ英国系で「生きる LIVING」(11位)より上とは。
「バービー」(13位)と「小説家の映画」(20位)は届かず。「ファースト・カウ」は来年送りだったようです。
なおベスト10中、半分の5作が去年のアカデミー作品賞候補、1作が今年の同作品賞候補、ということでアカデミー賞優勢傾向継続中。

ちなみに2023マイベストに挙げたもので圏外だったのは上述の「市子」の他、
「理想郷」(36位)、「サントメール ある被告」(39位)、「シック・オブ・マイセルフ」(141位)。評価する人が少なすぎ。
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wさん (90jgv3sq)2024/2/29 23:57削除
2月も今日で終わりです。ちょっと前は春かという陽気でしたが最近は寒波が戻ってきたり雨が続いたり、一方で花粉症も始まったり、なんだか体調が簡単に崩れそうな日々。落ち着いた気候になって欲しいものですが。

愛助さん急逝からひと月経った「ブギウギ」ですが、この1ヶ月に渡って「東京ブギウギ」「ジャングル・ブギー」「ヘイヘイブギ」「買物ブギー」とブギの女王時代の代表曲を一週ごとにフィーチャー。ちょうど全盛期な筈だけど、おミネ、タイ子、茨田さん、タナケン、村山トミ、山下さんとの目まぐるしくアレコレがあって順風満帆という訳でないという描写。人生楽じゃないというか。そういえば先週ピーター・バラカンのNHK-FMの放送でも笠置シヅ子が何曲かかかりました。新しい復刻盤が出るのかも。「光る君へ」は直秀の正体がばれてしまい、3人のバランスが大きく崩れることになりそう。このまま道長と源倫子の婚姻に流れ込むのか。予告からはまひろと道長が駆け落ちしてしまうみたいでしたが。花山天皇の退位も近そう。

今月見た映画はよりどりみどりですが、先月の「哀れなるものたち」に負けず劣らず手強い作品が多いです。
ストップ・メイキング・センスにカラー・パープルにビクトル・エリセが並ぶと80年代の夢が舞い戻るかのようです。
「ストップ·メイキング·センス 4Kレストア」は109エキスポシティIMAXレーザーにて奮発した甲斐のある巨大スクリーン&ハイグレード音響での再見。今はこんな素晴らしいリストアができるのですね。80年代初期に最新型だった音楽で未だ古びないのはトーキング・ヘッズとYMOとXTCだけなのかも(暴言)。新しいパンフも読み応えあります。ビクトル・エリセ復活作の「瞳をとじて」は隠遁生活を送った寡作の老作家という主人公はエリセ自身の自画像みたいで、なんだか遺作を見てるかのような気持ちに。アナ・トレントの登場も感慨深い。ミュージカル版「カラーパープル」は同作のメッセージが現代でも十分説得力があることに複雑な気持ちにはなります。

アリ・アスターの「ボーはおそれている」はほとんど冗談のような不条理劇で、こういう「未来世紀ブラジル」や「8 1/2」のような悪夢的イメージは好物なのだけど、3時間は長くて、4幕構成の最終幕の辺りでさすがにしんどくなりました。「オオカミの家」陣営を起用した第3幕のアニメパートは全体から浮いてましたが最も強い印象を残します。「落下の解剖学」は法廷ミステリーからベルイマンやバームバックの如く夫婦の諍いの会話劇へ。後から後から出てくる新事実新証言に翻弄される観客はさながら陪審員の気持ちに。「サントメール」「私がやりました」とこのところフランスからの裁判映画が立て続けなのが気になります。

大作系「マダム・ウェブ」はMARVEL&ソニーのスパイダーマン関連映画だけど、3人の(未来の)女性ヒーローの守護者のドラマ。なんだか「マーベルズ」に対抗してる感もあるけど、続編はあるのかな。予告から敵役のタハール・ラヒムはヴェノムみたいな奴かと思ったら全然違ったです。
去年見逃してたロウ・イエのモノクロ活劇「サタデー・フィクション」も。1941年12月1日からの7日間の上海租界が舞台で、中日仏の三者間の思惑が交錯するエスピオナージ。もう少し話題になってもいいぐらいの出来栄えでした。「ラスト、コーション」も思い出しました。
邦画では話題作を差し置いて見たのは「仮面ライダー555 パラダイス·リゲインド」だけ。ちょうどサンテレビで毎朝再放送してて、巧、真理、草加、海堂、北崎、そして綾野剛演じる澤田の姿が若々しく、もう20年も経つのかと感慨ひとしお。今回は現役俳優だけ(綾野剛はさすがに不在)なので小規模ですけど、死んだ筈の草加と北崎を無理矢理出す大サービスもあるので許します。
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wさん (90jgv3sq)2024/3/28 01:47削除
もう3月も終わりですが、この月はいろんなことがありました。天候不順、桜開花遅れ、紅麹被害、アカデミー賞、センバツ、G1シーズン、今年のナイアガラ記念日などなど。中でも特筆すべきは大谷翔平で、誰もが祝福した結婚発表に始まり、韓国での開幕戦を挟んで、水原通訳電撃解雇までたったの三週間ちょい。目まぐるしいというか乱高下激しすぎというか。あれだけ世界中からオープンに動向を監視されている人からこれほどのサプライズとハレーションが発せられるのかと。この世はまったく計り知れないまでに先が読めません。

アカデミー賞から2週間経過しましたが、当初の見立て通り「オッペンハイマー」VS「哀れなるものたち」の対決ムードも、総合的には「オッペンハイマー」の一人勝ち。ノーランにとうとうアカデミー監督賞が渡ったかという感慨はキュアロンやデル・トロの時と匹敵します。待ちに待った今週末の上映も期待してます。「ゴジラ-1.0」の視覚効果賞受賞も本当に画期的で、ノミネートだけでも凄いぜと思ったのに。思わず春分の日の舞台挨拶中継付き上映も行ってしまいました。ただただ有頂天になって喜びを爆発させる山崎貴の姿に、自分と同世代の屈託の無い映画人に栄誉が輝いたんだという実感が湧いてきました。

センバツは先週月曜から開幕、春分の日は雨予報から中止と思って別予定を入れてたけど雨天決行し、それならと期待した先週末は土日とも雨天中止、という訳で今大会はまだ観戦できてません。今日の宇治山田商6-7中央学院と広陵5-6X青森山田は好ゲームだった様でしたね。大阪桐蔭のブラバンは初戦で猫ミームとか第ゼロ感とかやってくれましたけど今日はどうだったでしょうか。今週末は順調なら準決勝&決勝ですがどうなりますか。今回応援したいと決めていたのは、今年こその報徳学園&大阪桐蔭と、石川県勢の星稜と日本航空石川。健闘の末敗れた日航石川を除いた3校はベスト8に進出。最大2校は準決勝まで残りそうです。なお昨夏の甲子園を席巻した長髪チームでは青森山田と中央学院が残っている模様です。

「ブギウギ」もあと二日。音楽メイン朝ドラとしては「あまちゃん」以来の盛り上がりを見せている感も。ミュージックマガジン最新号の表紙にも福来スズ子のイラストが載っているのは驚きましたが。「羽鳥善一との初対面時("ラッパと娘")は映画「セッション」の怖くない版を目指した」等と語っている脚本の足立紳のインタビューが面白かったです。今日は歌手引退記者会見の回で、なるほど晩年を描かずに終わる方針ですね。朝ドラとしては異例ですが、全盛期をより長く見せてもらえるのは歓迎です。なお水城アユミは美空ひばりよりも江利チエミがモデルっぽいですね。「光る君へ」は遂に道長と逢瀬を重ねる関係となったのに、道長から源倫子との縁談を進めるという話を聞かされ、妾になっても構わないという決心を取り下げてしまうまひろが悲しく、このまま史実に沿うのがわかっているけど心苦しいです。しかしここからどうなれば宣孝の妻という流れになるのかしら。

映画は今月も話題作満載で、先日のアカデミー賞には間に合わなかったが、下手すりゃ視覚効果賞は奪っていったかもしれない「デューン 砂の惑星 Part2」、フェイド=ラウサが出てくるまで大変待たされたり(笑)、二部合計でリンチ版の2.34倍の長尺で描いてくれましたがまだ続きそう。とりあえずリンチ版のスティングと見直し&見比べたいです。音楽映画「リトル・リチャード:アイ・アム・エブリシング」は初見かつ大変貴重な映像だらけで超興奮。50年代Specialtyの名盤は基礎教養として持ってて愛聴してましたが、それより後の歩みはあまり知られず語られずの理由がよくわかり、その天才性や後進への多大な影響に比していかに不運で不遇な存在だったのかも思い知りました。また邦画にも収穫が多く「夜明けのすべて」「52ヘルツのクジラたち」「ゴールド・ボーイ」そして去年公開作の「春画先生」はどれも深く刺さりました。ミニシアター洋画では「コット、はじまりの夏」と「12日の殺人」はいずれも繊細な描写で素晴らしい作品。ようやく劇場公開されたピクサーの「私ときどきレッサーパンダ」も評判通りの良作でした。映画以外では嫁さんのご希望でKing Gnuのライブビューイングも見ましたが、本当に生中継なのかという高編集クオリティで、音響の臨場感と演奏シーンの明瞭さを踏まえると、これからはライブビューイングの選択でも良いのかもって気になりました。

最後に音楽は今年のナイアガラ記念日(3/21)発売の『EACH TIME 40th Anniversary Edition』というCD3枚+Blu-Ray+12inchアナログ2枚+ブックレット+冊子+ポスター+ステッカー+コースターという巨大セットを、他の50周年盤/40周年盤等に目もくれずに購入。死後10年以上経つのにミックス違いかつまだまだ曲順が違うのかという驚愕もさることながら、時代全体が徐々にソフト&メローにシフトしていった1984年頃の気分に一気に舞い戻り、先日の「ストップ・メイキング・センス」IMAXやビクトル・エリセ復活、そしてKarl Wallinger (World Party)の訃報もあって、心はすっかり80年代回顧ムードになりました。それから今年のAndyさんはChris Braideとのコラボ作『Queen Of The Planet Wow!』から。これがまたMcCartneyを思わせるソフト&メローで期待以上に良かったです。
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でしゃんさん (90gg9nwh)2024/1/26 21:31 (No.1053486)削除
お久しぶりです。10年以上ぶりかと思われますが。。。
なんとか変わらず、いや相当変わってるかもしれませんが、生きております。

馴染みあるミュージシャンたちが次々とこの世を去っていくような時代になりましたね。
80年代組にもその波が迫ってきてますから。

私のほうは、相変わらずの音楽リスナーですが、格別のお気に入り以外のCD等フィジカルメディアは処分してきております。
それでもまだまだ結構な数残ってますが。

ライブは長い間まったく行っておりません。今や以前よく行ってた頃とはチケット代が別物になりました。。。
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wさん (90jgv3sq)2024/1/29 00:55削除
でしゃんさん、お久しぶりです。お元気そうですね。私は生活習慣病に複数項目引っかかってますがどうにかやってます。
ミュージシャンの訃報、続きすぎでつらいです。最近ではチバユウスケには参りました。『The First Slam Dunk』のオープニングに歓喜して、そこから1年後にこんなことになるなんて。
物理メディアはそろそろ処分しようかと思うけど、なかなか踏み切れないですね。墓場まで持っていけないとはわかっているのですが。
私も来日ミュージシャンは全く見に行けてないですが(驚くほどの値段となってますね)、どうにか来月の京都のCrazy Ken Bandは確保できたので楽しみです。
でしゃんさん (90gg9nwh)2024/1/30 22:24削除
wさん、ご無沙汰しすぎました。それにしても長年に渡って書き込みを継続されていて恐れ入ります。不確かな記憶を辿ると、私がちょくちょく書き込みしていたのはせいぜい2004年くらいまでのようなので、実質20年ぶりに近い感覚ですね。輸入盤だと deluxe edition が出るようなスパンです(笑)

実際に観たミュージシャンの死は堪えます。私はTMGEも観てますのでチバユウスケの死は痛いです。そもそもアベフトシがだいぶ前に亡くなってますし。
またJeff Beckも旅立ちました。三大ギタリストでは彼が最後まで残りそうなイメージだったのですが。
さらには、Tom Verlaine、Keith Levene、Genesis P-orridge、Mark Stewart、Andy “Fletch” Fletcher、Andy Rourke といったPunk-NW期の面々にも訃報の波が寄せ始めて、いよいよそういう時代になったかという思いです。
そしてAstrud GilbertoやJane Birkinといった非英語圏の方々。大橋純子やもんたよしのりといった日本の方々も。YMOも残るは細野氏のみ。
一方、The Rolling Stonesは驚異的に元気の良いアルバムを届けてくれました。

聴いてるのは、相変わらずと言いますか、Radioheadの流れでThom Yorkeのソロや先日2ndが出たばかりの The Smile、復活したRide、Slowdiveといったシューゲイザー系、長年聴き続けているアーティストの新譜でDepeche ModeとかMylene Farmer、エレクトロニカやアンビエント系も聴いてます。Brian Enoは精力的に発表してますね。寡作ですがAphex Twinも昨年出ました。新しめ、と言っても10年代以降組でThe WeekndやLana Del Reyとかですね。
CKBは2000年頃に数作聴いてましたが、その後すっかり空白状態になっちゃってます。
ぱとさん (8zex0n2q)2024/1/31 15:09削除
でしゃんさんー!本当にお久しぶりです。
掲示板を転々としながらなんとか続けていられるのも、忘れず見捨てず書き込んでくださる方々のおかげです。
私は配信で音楽を購入することはめったにないのですが、最近はDL販売のみのアーティストも少なくないようですね。SNSでメンバーを募りデータで音源をやりとりしながら新作を発表するスタイルも定着しているようで、去年からXTCのColin MouldingはTOTOのSteve Porcaroと一緒に曲作りをしているそうで、かたちになるのが楽しみです。
平等に年を重ねていくものですから、元気な方にはまだまだ頑張ってもらいたいと勝手な希望を抱いています。
w
wさん (90jgv3sq)2024/2/19 00:24削除
> どうにか来月の京都のCrazy Ken Bandは確保できたので楽しみです。

と書いたのでご報告ですが、先週の3連休の京都劇場で観覧してきました。10年ぐらいぶりに見たのでメンバーも少し変わり、『世界』収録曲メインということもあって初めて生で聞く曲が大半で新鮮。なぜか今頃になってTV-CMでもかかり始めている西原商会の歌も演ってました。還暦過ぎの横山剣さんをはじめオーバー50ばかりのメンツに関わらず皆元気ですし演奏力は衰え知らず。更に新ドラマー加入でむしろ若返っている感じも。驚いたのは、横須賀オマージュ(「タイガー&ドラゴン」~「ヨコスカ慕情」~「港のヨーコ…」)に続いて京浜急行沿いヤンキーバンドメドレーという称して TCR横浜銀蝿RS「横須賀Baby」とシャネルズ「ランナウェイ」のメドレー、更に清水健太郎「ツッパリFOREVER」のカバーをやったこと。どういう引き出しなのやら。最近はご当地焼きそばの人として知られるギターの小野瀬さんが「先日の「マツコの知らない世界」見た方いますか?」と喋ると場内喝采。あの番組内で藤沢の古久家に大新と私もかつてよく通った中華屋さんを取り上げたのはびっくりしました。ライブ中に告知してたBS朝日のアルフィー高見沢の番組も面白かったです。アンコールの「観光」の際には「この曲は撮影録画OK」と剣さんが言うので、場内一斉にスマホ動画撮影を開始という珍しい趣向もありました。早くも次のアルバムの録音を開始中とのことで、誠にエネルギッシュで何よりです。どうかいつまでもお無事で。
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W
wさん (8zdzx8kj)2023/12/30 23:38 (No.1025555)削除
年末いろいろ、(後ほど)2023年10月~12月に見た映画&2023年ベスト

こんばんは。有馬記念とM-1があったクリスマスイブも過ぎましたが、実はそれより前にまたまたデスクトップPCがクラッシュ!の為に修理してました。ハードディスク交換して戻ってましたが、まだ原状復帰に至らず、スマホから書き込んでます。しかし四年前に買ってから何度目の故障でしょうか。泣けてきますです。

有馬記念は当日になって、武豊再騎乗するドウデュースの復活Vが閃き、どうにかこうにかヒット。2006年のディープインパクト、2017年のキタサンブラックに続いて、クリスマスイブ当日の有馬記念は武豊が三連勝となりました。ジャパンカップの1、2着のイクイノックスとリバティアイランドが共に不在の寂しさはあったものの、この両馬に続いたスターズオンアースとドウデュースとタイトルホルダーがそのまま有馬記念の2、1、3着を独占したことで、イクイノとリバティの価値を更に高めてくれました。

まだまだCDはしつこく買っていて、この秋冬はリリースラッシュで結構目まぐるしかったです。個人的に2000年前後からずっと聞いている日本の「五大"か行"グループ」こと、キリンジ/クレージーケンバンド/くるり/カーネーション/空気公団 が今年は一斉に新作を出してきて嬉しい悲鳴。どれも充実した素晴らしい内容でした。カーネーション『Carousel Circle』は久し振りにXTCを感じるところがあって嬉しかったです。空気公団『景色一空』はサイトからの通販限定で購入しましたが現在は品切れ状態。CDを買うのも難しい時代になってきている様です。これまでになくポップでエモいところが気に入ってます。

ベテランの新作もいろいろ。The Rolling Stones『Hackney Diamonds』を始め、Peter Hammillのセルフリブートより先に届いたPeter Gabrielの2枚組『i/o』は『So』~『Us』頃のムードが甦ってきてとてもよいです。欧州勢ではUnivers Zeroの9年ぶりの『Lueur』とSigur Rosの10年ぶりの『Atta』とMotorpsycho『Yay!』。今年はベルギーの両雄Aksak MaboulとUnivers Zeroが揃って新作を出したのですね。Motorpsychoはここ数年のクリムゾン~サバス路線から離れて2000年頃のSoft Rock~ネオアコ調でかなり愛聴しました。

邦楽だと、無果汁団の3作目『ひなふトーン』は80年代の同時代シーンを思い出させて痛く共感しましたし、民謡クルセイダーズの2作目『日本民謡珍道中』も服部良一&笠置シヅ子と共通する邦楽on洋学マインドが素晴らしい。そういや朝ドラ「ブギウギ」にインスパイアされて、90年代に発掘リリースされたコロムビアCD三枚組シリーズの『服部良一/僕の音楽人生』と『笠置シヅ子/ブギの女王』を何年かぶりに棚の奥から引っ張り出して聞き惚れてます。服部良一のモダンでジャジーで古びぬ楽曲の強さと、笠置シヅ子の猥雑なまでの陽性な声質は屹立した存在だったと思い知らされます。渋谷陽一氏も讃えた服部良一名リメイク集『雪村いづみ/スーパー・ジェネーション』も合わせてチョウ久々に聞き直しましたが、これまたやっぱりスゴい。

映画とかドラマとかの話はまた後ほど。
ぱとさん (8zex0n2q)2023/12/31 15:04削除
Wさん、こんにちは。
PCのクラッシュは本当にいつ起きるかわからないので災難でしたね。
私はいまだにスマホからの書き込みに慣れなくてキーボードがないと心許ないものです。
今年後半は「らんまん」~「ブギウギ」~「ミワさん、なりすます」~「大奥」~「きのう何食べた?」
気分転換に「〇〇(信長、家康、秀吉、三成、光秀 ~ 天下人)のスマホ」を楽しんでいました。
「どうする家康」は二度目の登場北川景子の茶々からしり上がりに面白くなって、炎上する天守の中で「はっ。つまらん国になるで」と(信長が乗り移ったかのよう)吐き捨てるような口調から、「茶々はようやりました」と少女の心を取り戻す場面には目が釘付けでした。
時代劇は「大奥(医療編・幕末編)」も見ごたえがあり、ドラマでは省かれていた江島生島事件なども盛り込み大河にしてくれたら喜んで観たと思います。MVPはなんといっても仲間由紀恵演じる一橋治済の、毒を無理強いされ苦しむ武女を愉悦の表情で見守る怪物ぶりに。
W
wさん (8zdzx8kj)2023/12/31 19:19削除
ぱとさん、こんばんは。

> 今年後半は「らんまん」~「ブギウギ」~「ミワさん、なりすます」~「大奥」~「きのう何食べた?」
> 気分転換に「〇〇(信長、家康、秀吉、三成、光秀 ~ 天下人)のスマホ」を楽しんでいました。

NHKドラマは今年も快調でしたね。「ブギウギ」は戦時中真っ只中で翌年に続き、たぶん人生のピークと思われる「ブギの女王」時代まで後少し。音楽人生としてもこれからで、前述の三枚組CDでも「ラッパと娘」「センチメンタル・ダイナ」「アイレ可愛や」はまだ1枚目の前半。ここから先に「ヘイヘイブギー」や各種御当地ブギや最高作だと思う「買物ブギー」など様々なブギが量産されてゆくのですね。しかしここまで結構ハイペースなので、あっという間に歌手業から離れる晩年になるのかなという予感も少々。

「どうする家康」は賛否あるものの、最新研究を反映したであろう家康像としては、これが最適解なのかなというところ。"悪女扱いされない瀬名"というのがまた目新しいというか、その分の無理もあったというか。ドラマ的にリードしてきたのはムロツヨシと北川景子というのは異論無しで、久しぶりにヒールが輝いた大河でもありました。奇しくもよしながふみ原作競演となった「大奥 医療編/幕末編」「きのう何食べた? season2」も楽しかったですね。前者は主役女性陣に負けじと古川雄大と福士蒼汰も印象的でした。後者はジルベール磯村勇斗と、松村北斗からのバトンを上手く引き継いだ坂東龍汰も良かったです。

秋クールの他の連ドラも全体的に好感触。NHKでは「ミワさんなりすます」「ガラパゴス」「デフ・ヴォイス」民放では「セクシー田中さん」「パリピ孔明」「マイ・セカンド・アオハル」「あたりのキッチン!」「時をかけるな、恋人たち」が収穫。「いちばんすきな花」「ゆりあ先生の赤い糸」「コタツがない家」「たとえあなたを忘れても」は途中これは厳しいぞと思う局面はあったものの綺麗に収束させた感じです。

原作がまだまだ終わりそうにない「マイホームヒーロー」は概ね原作第一部までをトレースしてますが、続く映画版で完結させるっぽいので、問題の第二部の残虐展開はすっ飛ばされるかもですね。「下剋上球児」はかつての"H2"や"ルーキーズ"より試合シーンの大幅な向上が見られ満足しましたが、ノンフィクション原作なのに教員免許偽造という実話にない要素を組み込んだことが最後までノイズとなり、リアリティーを大きく損なった点が残念でした。明らかに失敗した「ONE DAY」は三谷幸喜脚本だったら?とか思うことはありますが、鈴木雅之演出(というかウェス・アンダーソン丸出し)が世間から敬遠されてるんじゃないかとも感じます。継続は力なりとは思うのですが。

今月の映画は結構いろいろ見ました。洋画では実話系でリドリー・スコットの「ナポレオン」、ブラッドリー・クーパーがバーンスタインを演じた「マエストロ:その音楽と愛と」、悲劇的事件とその悲壮な裁判を描く「ティル」。他にはオリビア・コールマンとサリー・ホーキンスの二大英国女優が華を添える「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」に、最新型降霊会ホラー「トーク・トゥ・ミー」。ミニシアター系ではトラン・アン・ユンによる19世紀後半フランスの美食ドラマ「ポトフ 美食家と料理人」、ヴィム・ヴェンダースが役所広司演じるトイレ清掃員の毎日を淡々と追い続ける「PERFECT DAYS」、(実は初見の)ケリー・ライカートによるニューシネマを彷彿させる敗北と友情のドラマ「ファースト・カウ」、そしてアキ・カウリスマキのすれ違い続ける男女のラブストーリー「枯れ葉」。邦画では趣里が転落した戦争未亡人を演じる塚本晋也の「ほかげ」と、「ある男」や「罪の声」に通じる壮絶人生が描かれる杉咲花主演の「市子」が素晴らしかったです。アニメでは「ゴジラ-1.0」や「ほかげ」と奇しくもシンクロして戦後日本の闇に触れた「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」も良かったです。「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」も見ましたが、コナンみたいな秘密を持つ人がクレしんみたいな家族旅行先にトラブルに合う話で、テレビアニメとは完全独立した話で進めるのね、と一応納得しました。

では、10月~12月に劇場で見た映画の星取り表を。

◎10月
キリング・オブ・ケネス・チェンバレン ★★★★
コカイン・ベア ★★★☆
熊は、いない ★★★★☆
ルー、パリで生まれた猫 ★★★
イコライザー THE FINAL ★★★★
白鍵と黒鍵の間に ★★★☆
くるりのえいが ★★★★
シック・オブ・マイセルフ ★★★★★
ヨーロッパ新世紀 ★★★★☆
キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン ★★★★★

◎11月
月 ★★★☆
愛にイナズマ ★★★★
SISU/シス 不死身の男 ★★★★★
ザ・キラー ★★★★☆
ゴジラ-1.0 ★★★★☆
私がやりました ★★★★
マーベルズ ★★★★
理想郷 ★★★★★
正欲 ★★★★☆
花腐し ★★★☆
さよなら ほやマン ★★★
翔んで埼玉 琵琶湖より愛を込めて ★★★★☆
首 ★★★★

◎12月
鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 ★★★★☆
ナポレオン ★★★★
ほかげ ★★★★
ウォンカとチョコレート工場のはじまり ★★★★
マエストロ:その音楽と愛と ★★★★☆
市子 ★★★★★
ティル ★★★★☆
ポトフ 美食家と料理人 ★★★★
劇場版 SPY×FAMILY CODE: White ★★★
PERFECT DAYS ★★★★☆
TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー ★★★☆
ファースト・カウ ★★★★☆
枯れ葉 ★★★★★
W
wさん (8zdzx8kj)2023/12/31 23:34削除
では、今年も紅白を見ながら今年のベスト振り返りです。すとプリ、どうステージに立つんだろと思ったら、チコちゃんみたいな?(違うか)。あのちゃんの「ちゅ、多様性。」衝撃のチェンソーマンから1年経ってまさか紅白で聞けることになるなんて!作詞作曲には元相対性理論の真部脩一が名を連ねていることから実質上は相対性理論の紅白初登場と考えてもいいかな(無理アリ)。

・CD
坂本龍一 / 12
The 3 Clubmen / Aviatrix
Peter Gabriel / i/o
Motorpsycho / Yay!
Meshell Ndegeocello / The Omnichord Real Book
Sparks / The Girl Is Crying in Her Latte
KIRINJI / Steppin' Out
くるり / 感覚は道標
クレイジーケンバンド / 世界
カーネーション / Carousel Circle

坂本龍一は去年から聞き直して、今年それなりの予感と覚悟を抱いて受け止めた新作だったので、個人的にも忘れられない作品となりました。あと今年は、見に行けなかったEXTCの来日や、『GO2&GO+』アナログ、『The Big Express』Steven Wilson Mix、「3D EP」などの相次ぐ複刻リリース、そしてThe 3 Clubmenの1st EPなどがあり、XTCが身近な一年でした。方やPeter Hammillは『In A Foreign Town/Out Of Water 2023』が残念ながら年内に到着せず。VdGG『The Bath Forum Concert』が今年の思い出です。次点は五大か行グループで唯一漏れた空気公団と、無果汁団、Aksak Maboul、Everything But The Girl、The Isley Brothersなど。

・映画
理想郷
TAR/ター
サントメール ある被告
シック・オブ・マイセルフ
別れる決心
市子
枯れ葉
フェイブルマンズ
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン

今年前半は「ター」「フェイブルマンズ」「エブエブ」などのアカデミー候補勢など、そもそも高期待値の作品が多かったですが、後半はあまり予断を持たずに視聴して思わず唸ってしまったものに巡り会えた感があり、「サントメール」「シック・オブ・マイセルフ」「理想郷」「市子」などがそれでした。どれもラストシーンの余韻が凄くて「別れる決心」も同じくそんな作品。あとはカウリスマキとスコセッシに感服、という感じですね。次点は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」「Pearl パール」「SISU/シス 不死身の男」「アステロイド・シティ」「オオカミの家」「ソフト/クワイエット」「ファースト・カウ」など。邦画だと「怪物」「波紋」「正欲」「シン仮面ライダー」「ゴジラ-1.0」あたり。

・連続TVドラマ
らんまん
ブラッシュアップライフ
セクシー田中さん
ブギウギ
ミワさんなりすます
大奥
こっち向いてよ向井くん
家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった
最高の教師 1年後、私は生徒に■された
日曜の夜ぐらいは...

最近の朝ドラは明らかに高打率で、特に実話ベースだと更に上がりますが、「らんまん」は10年に1度ぐらいのハイレベル作でした。「ブギウギ」も半分終了時点で追従してます。「ミワさん」も「大奥」も「家族だから」も快作で、半分をNHKが占めましたが、残り4作が日テレ系、1作がテレ朝系という意外な内訳。日テレとテレ朝から良作が頻繁してるという実感は確かにありまして、何でだろうと思ってます。次点は「VIVANT」「何曜日に生まれたの」「リバーサルオーケストラ」「パリピ孔明」「おとなりに銀河」など。

クイーン、伊藤蘭、Ado、YOASOBIといった目玉も
終わりまして紅白もいよいよ終盤。「ハッピー☆ブギ」が無いのかよ、がっかり。
それにしても今度の紅白は、旧ジャニーズ勢の不在、よりも氷川きよしの不在がじわじわ響いて来ました。こちらの穴を埋める存在いないんだなあ、と。

ではまた。よいお年を。
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返信3
w
wさん (8fmk1zy3)2023/10/5 03:28 (No.926360)削除
10月にもろもろ到着、2023年7月~9月に劇場で見た映画

> 「Popartery」は水曜に、『The Big Express』は木曜に発送連絡が来ました。待ち遠しいです。その後にはくるりの新譜も到着予定。

『The Big Express』2枚組は1日に到着し、「POPARTERY」はくるりの「感覚は道標」と同時に4日に着きました。『BE』は1枚目の2023 Stereo Mixes CDの方ばっかり、というか以前のリマスター版と聞き比べしっぱなしです。クロスフェードがない分だけ曲が長くなるのはいつものことながら、リミックスの印象は今までのこのシリーズで聞いた印象とはまるっきり違っていて、全体的このアルバムのメカニカルで掘りの深い感じが押さえらえて耳に優しい。「Wake Up」のダブルカッティング、「Seagulls」のメロトロン、「This World Over」のベースライン、「Smalltown」の重低音、「I Remenber The Sun」のジャズアレンジ、「Train Running Low」のギターアンサンブルに耳が行きますが、一番違う感じなのは「Blue Overall」のギターのディレイが消えている点。これはマスターに近い音像なのか否か。ということで2枚目の貴重音源集のBlu-Rayの方はまだ聞けてません(そもそもBlu-RayはTVに付いてるドライブでしか再生できないから後回しになりがち)。「POPARTERY」(ロットナンバーとサイン入り)は読んでるだけで音像が頭に浮かびますし、Andyのコメントも面白いです。『BE』のブックレットともども少しずつじっくり読もうと思います。くるりも快作。秋の夜更かしを楽しく過ごせます。前作に続いて初回限定盤を諦めての通常版購入で恐縮です(それでもおまけのピック付き)。

今週スタートの朝ドラ「ブギウギ」はまずまずの立ち上がり。脚本の足立紳は長田育恵に続く大抜擢ですが「拾われた男」で見込まれましたね。水川あさみは「喜劇 愛妻物語」、草彅剛(服部良一!)は「拾われた男」つながりの起用という感じでしょうか。宇野祥平と岡部たかしも引きの強そうな役で楽しみ。そしてNHKに出るんだ妹尾和夫。あとははやり「大奥シーズン2」と「パリピ孔明」は面白いですね。「きのう何食べた?シーズン2」も楽しみです。「マイホームヒーロー」「コタツがない家」「ゆりあ先生の赤い糸」「いちばんすきな花」も期待しています。

ではシーズン変わりましたので、7月~9月に劇場で見た映画の星取り表を。

◎7月
波紋 ★★★★☆
小説家の映画 ★★★★
インディ・ジョーンズと運命のダイヤル ★★★☆
1秒先の彼 ★★★☆
Pearl パール ★★★★★
CLOSE/クロース ★★★★
サントメール ある被告 ★★★★★
君たちはどう生きるか ★★★★☆
ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE ★★★★☆
メグレと若い女の死 ★★★★
幻滅 ★★★★☆
コンサート・フォー・ジョージ ★★★★★
フラメンコの魔性と神秘 ★★★★☆
猫と、とうさん ★★★

◎8月
イノセンツ ★★★★☆
トランスフォーマー/ビースト覚醒 ★★★☆
マイ・エレメント(吹替) ★★★☆
バービー ★★★★☆
ロス・タラントス ~バルセロナ物語~ ★★★★
アウシュヴィッツの生還者 ★★★☆
クライムズ・オブ・ザ・フューチャー ★★★★☆
君は行く先を知らない ★★★★

◎9月
エリザベート1878 ★★★★☆
春に散る ★★★☆
アステロイド・シティ ★★★★★
オオカミの家 ★★★★★
ミステリと言う勿れ ★★★★
私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター ★★★★
ジョン・ウィック:コンセクエンス ★★★★☆
福田村事件 ★★★★☆
w
wさん (8fmk1zy3)2023/10/30 23:58削除
気が付いたら10月も終わり近く、明日にはハロウィーン。この間にイスラエルとパレスチナの紛争が勃発、ジャニーズ記者会見でNGリスト流出大紛糾、劇団員の自死で宝塚宙組公演がたった2日で中止、谷村新司、もんたよしのり、櫻井敦司に財津一郎、犬塚弘、鶴橋康夫、カーラ・ブレイの訃報、一方でNPB日本シリーズはタイガースVSバッファローズの初対決が実現し、ラグビーW杯決勝では激闘の末に南アがNZを一点差で凌いでV2、秋華賞では最強牝馬リバティアイランドが三冠達成し、天覧競馬となった天皇賞(秋)でイクイノックスが世界レコードでG1 5連勝の偉業、とあまりにもいろんなことがあったひと月でした。私は2週間前に毎年恒例となってしまた出雲大社詣でと出雲国神仏20霊場巡拝の満願して参りまして、そのついでに10年以上ぶりに温泉津温泉も行ってきました。久しぶりにガッツのある素晴らしい温泉を堪能しました。その翌週は淀で菊花賞を現地観戦。やっぱり菊花賞と天皇賞(春)は京都競馬場で見るのが至高と実感します。

朝ドラ「ブギウギ」はスタートから快調で楽しく見ていますが、先週の大和さんの退団に続いて今週頭から出生の秘密を知り実母に会う酷展開となってしまい、試練が立て続け過ぎて胸痛し。服部良一ならぬ羽鳥善一との出会いが鈴子に救いをもたらすのかどうか。序盤スローペースだった「どうする家康」は本能寺が終わった途端に、9月に天下統一、10月に秀吉死亡、来週には関ヶ原と急加速。「真田丸」よりもひと月ぐらい早い大坂の陣となりそうな。他のドラマは以前に触れた「コタツがない家」「ゆりあ先生の赤い糸」などどれも期待通りですが、期待以上に面白かったのが「下剋上球児」で、まさか裏テーマが無免許教員だとは思わなかったので妙にハラハラしてしまいます。モンペに徹する小日向文世もなかなか新鮮。木南晴夏に劣らぬ生見愛瑠の快演に目を見張る「セクシー田中さん」も好印象。「ミワさんなりすます」「トクメイ!」「時をかけるな、恋人たち」「ポケットに冒険をつめこんで」「あたりのキッチン!」も面白く、今季もなかなかの充実クールの予感。

映画も充実作が多くて追いつかなくなっています。スコセッシの3時間半映画「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」は「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」に譲らぬ強欲ぶりで、間違いなく前作以上の快作。「(依頼人は)J・エドガー・フーヴァー」には笑いました。動物パニック映画と期待させておき、実は脱力犯罪コメディ?だった「コカイン・ベア」も面白かったです。こちらも人は沢山死にますが。ヒーローというより殺人マシーンシリーズ「イコライザーTHE FINAL」は相変わらず無茶苦茶だけどデンゼルとダコタ・ファニングの再会にはグッと来ました。北欧の底意地悪さ充満の「シック・オブ・マイセルフ」も利己主義が突き抜けていて感動的。悲劇的実話「キリング・オブ・ケネス・チェンバレン」やジャファール・パナヒ新作の「熊は、いない」やクリスティアン・ムンジウ新作の「ヨーロッパ新世紀」など、どれもがなんというか「福田村事件」とか「ソフト&クワイエット」とか先の「~フラワームーン」などと通底する分断や不寛容や自己暗示のドラマで、この悲しみの先に人類はどこに向かうのかという気持ちに。邦画は、思ったよりもトリッキーだった「白鍵と黒鍵の間に」と、原点回帰作となった新作アルバム制作の密着ドキュメンタリーながらも「In Your Life」という1曲が完成に至るまでに焦点を絞った「くるりのえいが」しか見られず。岸田繁もすっかり奥田民生や生瀬勝久と遜色ないおっさんぶりやと実感。あとは猫ちゃんが可愛くて可愛くてつらい「ルー、パリで生まれた猫」も。
ぱとさん (8x8buurp)2023/11/6 15:06削除
かなり間があいてしまいましたが、元気にしております。
10月には満を持してのPH来日公演を3日連続で行ってきました。初日は渋谷の美竹サロン、終演後木目の美しいスタインウェイを相棒のようにぽんと叩いてLovely piano!とにこにこしているPeterはいっそう薄くなったものの肩を超えるほど伸ばした白髪でまるで白魔術師のようでした。ライブレポートは宮崎さんのブログで詳細を読めますが、この三日間はオランダ語圏のベルギー人超コレクターご夫妻(その道では有名な人らしいです)も観に来ていました。ライブ一週間前から奥様とお嬢さん二人を帯同し広島をはじめ各地を観光していたそうです。ご家族は三日間とも後方で観ていたそうで、初日のアンコール曲はSleep Nowの子守唄でした。日を追うごとに声が伸び、もうすぐ75歳(ライブ当時)とは思えない声量と熱量でした。家族同伴ということで今回は一切ファンサービスもない代わりに渾身の演奏を聴かせてもらいました。

11月13日は早めに東京入りしてさいたま市漫画観で開催中の魔夜峰央原画展へ。
最初期の単発作品にパタリロやラシャーヌ、「翔んで埼玉」の美しい原稿(修正の跡もムラもない!)を堪能しました。
11月14日は、港の見える丘公園の奥にある神奈川近代文学館へ井伏鱒二没後30ネ年展「アチラコチラデブンガクカタル」を観に。
画家をめざしたこともある少年時代の習作や、『山椒魚』初掲載時と全集収録時の異同、太宰治や林芙美子と交わした書簡(太宰よ……)など盛りだくさんの内容で、
編集委員の絲山秋子さん講演も聴きました。絲山さんは自作にXTCの曲を登場させるほどのファンで、多少やりとりがありましたので
講演の前に少しお時間をいただき世間話をする機会にも恵まれました。

XTCといえば今週土曜日、11月11日は御大70歳の誕生日ですので、あびこBeat-inというライブハウスで「XTC大阪のつどい」というファンイベントがあります。
15時開始、会費2千円+ドリンク500円ですよ。私も行きます。XTC大阪ファンによるトリビュートバンドがBlack Seaを完全再現ライブ。
https://livebarbeatin.jimdofree.com/

直前まで受付していますし、私に連絡していただければ主催に申し込みますよ。いかがですか?
1979年来日公演にも同行したローディーSteve Warren氏も参加するので今回も何か企んでいるらしく、サプライズが期待できそうです。
(今明かされているところによると、Barry AndrewsによるXTC曲のピアノアレンジ初お披露目だそうです)
時差があるためAndyと直接つながることはできなそうですが、事前に何か録っておく予定らしい……

朝ドラと夜ドラ(ブギウギとミワさんなりすます)は楽しく観ています。
鈴子の弟(亀を愛する六郎)が北摂三田高出身とのことで、いま弟が校長しているので訊いてみたんですが、入れ違いだったようで……
大奥も医療編から幕末編へ変わり、原作と史実でその後の流れを知っているものの、映像でどう描かれるのか期待いっぱいです。
w
wさん (8fmk1zy3)2023/11/7 23:58削除
ぱとさん、こんばんは。11月に入り、私もまた一つ歳を取りました。PHおととい75, APもうすぐ70, ほかにもJoni Mitchell 80, Jon Anderson 79, Neil Young 78, Joe Walsh 76, Bonnie Raitt 74, Rickie Lee Jones 69, そしてBill Wyman 87!と偉大な蠍座の先達の皆様も無事に年を重ねた/重ねられる模様で何よりです。

PHレポートありがとうございます。三日間の演奏曲のダブりが一つもないPHも凄いですが(48曲!?)、三連日完走されたぱとさんも素晴らしい。私が最後に生でPHを見たのが15年前ですが、その後も歩みを止めずに驀進し続ける姿勢には本当に頭が下がります。いつまでに無事で居てほしい。

> XTCといえば今週土曜日、11月11日は御大70歳の誕生日ですので、あびこBeat-inというライブハウスで「XTC大阪のつどい」というファンイベントがあります。

このイベントのことは他所でも目にし、Black Seaだし物凄く心惹かれたのですが、生憎先約があるので諦めました。せっかくお誘いいただき嬉しかったのですが残念です(翌週のクレイジーケンバンド神戸公演も断念。。。)。1月のEXTCに続いてどうにもピンポイントで縁がない。でもぱとさんは見に行かれるとのことで安心しました。

> 鈴子の弟(亀を愛する六郎)が北摂三田高出身とのことで、いま弟が校長しているので訊いてみたんですが、入れ違いだったようで……

ダブルでびっくりです!三田市のNo1公立進学校じゃないですか。ぱとさんファミリーがこちらにご縁があったとは。そして朝ドラに超新星登場と思った黒崎煌代くんも!彼が出演する映画「さよなら ほやマン」が急遽ご近所のシネコンでも上映が決まり、MORAHAアフロの人気なのかと思ったら、弟役の黒崎さんの方だったのかと腑に落ちました。急に親近感&興味が湧いてきました>さよなら ほやマン。

タイガース日本一(日本シリーズやっぱり見に行けず)、ブリーダーズカップ(ディープインパクトの子オーギュストロダンV)もありましたが、最も響いたのは「ゴジラ-1.0」ですかね。一作目リメイクという点で共通する「シン・ゴジラ」と対照的なアプローチで攻めた野心作で、あっちがエヴァに寄せたのならこっちは「永遠の0」「アルキメデスの大戦」に寄せたなと思うけれど、それよりも「寄生獣」で見せた山崎貴の冷酷面・無慈悲面が前景に出て来て大満足しました。スピルバーグやノーランへの目配せは少し苦笑しましたけど。
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wさん (8fmk1zy3)2023/11/29 00:59削除
先日のジャパンCはイクイノックスの圧勝Vで、これで今年はG1だけを走って4戦全勝。G1の6連勝はテイエムオペラオーとロードカナロアに続いて史上3頭目。もうこれで引退という話ですが、もしかしたら有馬記念も出てくるか?現状の想定ではジャパンC出走組が出てこないかなり寂しいメンバー構成に成りそうなので、出てほしいです。あとタイガース、バッファローズに続いてヴィッセル神戸も念願のV。今年は兵庫の年でしたね。おめでとうございます。

今月末は能勢にある妙見の森に訪れてきました。月初めにNHK「日本百低山」で妙見山が取り上げられていて、そういえば一度も行ったことが無いから今年の紅葉シーズンに行ってみようと思っていたのですが、今週末にケーブルカーとリフトが廃止となり、それに伴い妙見の森自体も営業終了となることを先日知ったため大慌てで行ってきました。妙見の森フリーパスを買って電車で向かったので、能勢電鉄も初乗車。案の定結構な賑わいでケーブルカー乗り場には大行列。大混雑のケーブルカーで上った先には妙見の森があり、妙見の水という湧き水のほか、バーベキューテラスや足湯が備わったり、キッチンカーが数台営業したりと、紅葉を楽しみつつのんびりできる良いところでした。そこからリフトを上ると妙見山山頂と日蓮宗寺院の能勢妙見山があり、日本百低山でも紹介していた「星嶺」という☆型の巨大建造物がそびえ立っていました。妙見山が日蓮宗というのは知っていたのですが、北極星信仰の聖地だとは番組を見るまで知りませんでした。これだけ立派な観光スポットがあるのに廃止とは勿体無いなとは思いましたが、たぶん賑わうのは桜と紅葉のシーズンだけだろうし、妙見山へは車で行けるようなので、老朽化を考えたら仕方無いですかね。残念ですが。

今月の映画は「ゴジラ-1.0」の他にも邦画を重点的に。磯村勇斗にまたしてもやまゆり園想起作品に挑戦させる「月」と男女双方がアウトサイダーという集大成作品「愛にイナズマ」の石井裕也2作品を皮切りに、朝井リョウらしい群像劇だと見ていたら6人目の人物によりすべてが繋がる一方で分断が顕在化される岸善幸の「正欲」、陰鬱なモノクロ作品ながら回想だけ鮮やかなカラーになる荒井晴彦の「花腐し」、朝ドラの六郎に通じる黒崎煌代の煌めきが光る「さよなら ほやマン」、北野武の戦国版アウトレイジという見立てよりも明らかに金をかけたコントとして振り切ってくる「首」、そして琵琶湖の水止めたる/とびだしとび太/イケズ/ドリルせんのかい/パチパチパンチ/551/都構想/万博などどこまでが全国区でどこまでが関西ローカルか気になるタームが飛び交う「翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて」。洋画では、中盤で無重力猫ちゃんの大群の出現が見切れた「マーベルズ」の他は、ジョン・ウィックやイコライザーなどの"舐めてた奴が実は~"作品系でもとりわけ不死身力が際立っている「シス 不死身の男」、ストイックなプロフェッショナルの好むBGMが何故だかザ・スミス大会だったフィンチャーの「ザ・キラー」、久々のコメディで楽しませてくれた(でもイザベル・ユペールのらしくなさには驚いた)フランソワ・オゾンの今年3作目「私がやりました」、そして田舎暮らしサスペンスとなる冒頭から中盤以降に主役が交代することでメインテーマが見えてくる「理想郷」など。
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ぱとさん (8x8buurp)2023/11/14 14:56 (No.974804)削除
アンディ・パートリッジ70歳の生誕祭(大阪XTCの集い)
11月11日あびこBEAT INに行ってまいりました。
大阪XTCバンドのベーシストがプロのデザイナーなのでパンフレットがBLACK SEAアルバムジャケットを模した外袋つき。
参加者は約30名で3時間盛り上がっておりました。

Barry Andrewsからの動画ではSuper-Tuffの新たなピアノヴァージョンを披露。

BLACK SEA完全再現ライブはスティーヴ・ウォーレン氏がFBのXTCグループに配信して、
リアルタイムでアンディ・パートリッジ本人から「すばらしい」とメッセージが入ったそうです。

11月8日zoomでアンディの自宅と繋いで収録した一問一答インタビュー(自分の覚えている範囲ですが)

The Beatlesの新曲はすでに聴いていて、バンドの全盛期なら「ジョンもっといい曲ないの?」と3人に言われるんじゃないか、
ビートルズを心から愛しているから否定したくはないけれどと辛口。

ヴォーカリストとしての自分をどう思うか、には、まったく自信はなかった。
やむを得ず歌うことになった時はいろんな歌手(ミック、バディ・ホリー)を真似てみたけれどこの声でやっていくしかないと腹をくくった。
チェット・ベイカーの歌い方が好きだとのこと。

Traves in Nihilonについて
ニヒロンが無を意味するという(アラン・シリトーの同名小説)アイデアが好きだったのと、パンク・ニューウェーブというものにひどい失望感を感じていてできた曲。
パンクやニューウェーブが登場してこれで誰もがミュージシャンになれると思った。
楽器を手にしたことがないならやってみればいい。素晴らしい音楽につながる。
でも単なるファッションのひとつになり貧弱な音楽の入り口になってしまった、という失望感の曲

コリンの弾くベースでもっとも驚いたのはGreenman
デイブのギターソロで大好きなのはThat’s Really Super Super Girl (クラプトン調)とThat Waveでは度肝を抜かれた(あのソロにたどり着くまでにはかなり苦労していたようだけど)。
テリーのドラミングでは Optimism Framesの速いハイハット

Mike Keneallyのギターはスケールが違う。一緒に仕事をするのは楽しかった。今後も共作する可能性はあるとのこと。

もしまだ思い出したことがあったらおいおい追加しますね。
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wさん (8fmk1zy3)2023/11/15 02:39削除
ぱとさん、こんばんは。早速のレポートありがとうございます。これは素晴らしい。ほぼAndyとつながったも同然ですね。アップいただいた写真のアートセンス面白いです。Black Seaですよやっぱり。インタビューもありがたい内容で、実際にNihilonがニューウェーブへの失望を歌ったという話は歌詞の流れから伝わるし、そういえば1980年後半以降は次第にニューウェーブなどを人々が話題にしなくなってきたという実感はあります。ColinのGreenmanは確かに結構凄いし、Daveのソロはやはりそれとそれかという納得感、Mike Keneallyとの再演あるといいですね、などなどありがとうございます。あとはThe 3 Clubmenとか、Poparteryとか、EXTCとか、GO2 LPとか、BE surround sound seriesとか、の新しめの話題があったかどうか気になりますが、ありましたら追々、小出ししていただければ幸いです。
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wさん (8fmk1zy3)2023/8/7 04:15 (No.868565)削除
夏の甲子園初日

何年ぶりか記憶が覚束ないですが、夏の甲子園に行ってきました。
春のセンバツは2日目と決勝の二回行きましたが、今年の夏はあまりの酷暑だし、センバツで力を見せた大阪桐蔭と山梨学院と報徳学園と作新学院と東海大菅生がどれも予選敗退して出られないしで、今回は敬遠しようかなと思ってましたが、日曜日の初日第3試合が仙台育英VS浦和学院という屈指の好カードだったので一念発起。確保できたのが外野席だったため炎天下は避けれられないけれど、夕方になれば熱波も少しは和らぐだろうと見込んでました。ということで午後3時半頃に甲子園に着いたのですが、いや甘かったです、暑いのなんの。駆けつけ生ビール2杯あおらないと耐えられない程。外野席上段の自分の周りはガラガラで、どうやらスタンドの内側で試合を見ずに涼んでいた人が結構いた模様。日が沈んでナイターになってからは人が湧いて来たかのように急に混み合ってきました。
目当ての第3試合が始まったのは前の2試合が遅れに遅れたせいで午後6時近く。そこから3時間を超える激戦が繰り広げられ、終わったのは午後9直前。お疲れ様でした。仙台育英が19安打に対して浦和学院が18安打という壮絶な乱打戦で見応えがありました。が、結果は仙台育英19-9浦和学院とかなり大差がついてしまいまして。3回終了時点では仙育9-0浦学で、安打数もその時点で仙育11安打に対して浦学2安打というワンサイドゲームの様相。そして4回からは仙育の方は8安打で10点追加したのに対し、浦学は16安打と大きく巻き返したのに9点止まり。浦学の敗因は6失策という乱れなのでしょうけど、攻撃の方もどうにかならなかったのかなという思いも少々。ただ、初回の仙育の攻撃で、ファーストゴロが浦学の一塁手の手前でイレギュラーバウンドして一塁手の頭に当たり、その球がカメラ席に飛び込んだ間に2点先制されるという、このプレーに象徴される浦学のツキの無さに全面的に支配されてしまった感もあります。
いずれせよ終始楽しそうだった仙台育英応援席の近くで観戦したので面白かったです。ブラバン的にはセンバツでもやっていたバーンとスモークオンザウォーターのメドレーが生で聞けて良かった。
3投手が18得点取られている点に不安は残るものの、現時点でははやり仙台育英が優勝候補筆頭でしょうか。後は広陵、慶応、履正社、社、近江、智弁学園などが有力と見てます。

> 「らんまん」も第1子誕生と幸せ絶頂に至り、いよいよ暗転の予感がひしひし。

と書いたその日のうちに暗転が始まり、たった1週間で峰屋を含めてどん底に。出入り禁止も酒屋の廃業も第一子の急逝もどれも史実として念頭にありましたが、これらを一遍に織り重ねてきたのには恐れ入りました。これからしばらくは試練続きでしょうか。みんな大好きな竹雄が東京に再び戻りそうなのは良いけれど。あとは聡子がどのような役割となるかが気になります。
ぱとさん (8tvzoz2k)2023/8/14 09:53削除
Wさん、こんにちは。
年初に急逝した義弟(義妹2の夫)の初盆を迎え、こちらと同様猛暑の埼玉県に滞在していました。
初盆は自宅でお経をあげていただき、市内に移した新しいお墓の掃除とお参りを済ませ、五月雨式に訪問する親戚を迎える程度でしたが
住宅密集地にそう駐車できるスペースもなく、マンションの管理人さんに空いた駐車場をふたつ教えてもらって数時間停めさせてもらう、という綱渡りでしたが
四十九日に路駐した親戚の車がしっかり駐禁・罰金をとられたので(後味もよくなかった)、つつがなく終えることができました。
移動の乗換駅である上野で開催中のマティス展を鑑賞し、義妹宅から帰る日の昼間にスカイツリーの展望台ではるかお台場をのぞんだくらいですか。
(スカイツリーは平日午前中でも当日券を求める人が列をつくっていました。日祝日より少し安いらしく、夏休みの家族連れも多かったですが
抱っこされ眠りこけている幼児をスカイツリーに連れて行ってもたぶん何がありがたいやらわからないかと。

スカイツリー最寄り駅の押上から地下鉄一本で行ける神保町にちょっと寄ったくらいで、帰りののぞみで寝過ごさないよう起きているのが精いっぱい。

さて「らんまん」ドクダミ長屋も奉公に出る娘、社宅に移る家族、所帯をもち新居を構える(坪内逍遥がモデルでしょう)青年など
住人にも変化があったようですが、おすえちゃんのおなかがまた大きくなって(史実でも13人産んでいる)あいかわらず借金生活を送っているようですね。
先週がもう暗黒時代とすれば、少し底を打って明るい兆しが見えてくればいいのですが。

民放では「最高の教師」二巡目、三巡目の人生を送っていることが示唆された芦田愛菜のせりふ。
脚本家が言葉遣いに無頓着なのか「ちがくて」「ちがくありません」「は?」には老人には違和感が大きいですが
先の展開がまだ見えてこないので楽しみにしています。

「どうする、家康」もうムロツヨシだけが楽しみです。目だけは笑っていない。
お市の方、北川景子がもしかしたらいずれ別キャラクターとして再登場するのかしらとも……
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wさん (8fmk1zy3)2023/8/17 02:21削除
ぱとさん、こんばんは。
一日前には関西を台風が4年ぶりぐらいに直撃しましたが、兵庫は台風の目だったのか近所はさほど被害はなしでした。皆様のところはどうでしたでしょうか。
お盆は今年も自宅の仏壇に沢山のお供えやお接待を施して過ごしました。そのため今年の夏休みは遠出しなかったのですが、近場で京都市京セラ美術館のルーブル美術館展「愛を描く」を見に行きました。とりわけアモルとプシュケ(まさにCupid & Psyche)をモチーフにした絵画に沢山触れられて眼福でした。

台風7号で一日順延となった高校野球ですが、台風一過翌日に再び行ってきました。最初は曇り空でしたが強風のおかげか午後には雲一つ無い快晴となり猛暑再来。今回のお目当ては第2試合の、慶応VS広陵という3回戦には勿体ない好カード。延長に突入する大接戦でしたが、タイブレークの明暗で慶応6-3広陵という結果に。今回もレフト外野席で観戦して慶応の応援歌に囲まれる中、(ライバル校出の私も)一緒に声援を送っていました。ただ全体的には9回までに13安打を叩き出した広陵の圧倒的優勢でしたが、結局3点しか取れず。真鍋から長打が出なかったのか痛い。高校四天王の3人(佐々木、真鍋、佐倉)は今のところ不発ですね。第4試合の専大松戸VS土浦日大も大激戦で面白かったけど、新幹線の運転見送りで応援団が間に合わず、最後まで到着できなかった専大松戸が敗戦したのは可哀想でした。

夏休みは今日までですが、明日も仙台育英VS履正社と智弁学園VS花巻東と強豪同士の激突があります。ベスト8前に優勝候補同士がこんなにも早々に潰しあう大会も珍しい。個々の試合は盛り上がりますが、強豪の疲労蓄積を突く形で、伏兵校の優勝もあり得るかも。北海とか沖縄尚学とか神村学園とか。

ブラバン面では、秋田明桜名物の「21st Century Schizoid Man」が聞けましたが既に敗退。近江も愛工大名電も負けてしまいました。残る期待は仙台育英、履正社、沖縄尚学あたりでしょうか(あくまでブラバン)。

(映画ドラマ競馬などは力尽きたのでまた後日)
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wさん (8fmk1zy3)2023/8/21 04:09削除
高校野球は土曜に準々決勝でしたが、目当てが第一試合と第四試合とばらけたので(途中で球場外に出られないので(外野席が無料だった時代なら問題なかったのにね))、猛暑再来もあって現地観戦断念。結果的には4試合とも一方的な内容だったので、まあ諦めが付く感じです。とはいえ、ベスト8前に近畿勢が全滅したのにも驚いけど、高校四天王の3人(佐々木、真鍋、佐倉)が本塁打ゼロで甲子園を去るとは。決勝カード予想は、慶応VS仙台育英の、春のセンバツ初戦タイブレーク激闘をもう一度、となりそうです。現地で見た印象では投げと守りは互角、打線で仙台育英がリードですが、両校とも強豪ばかりを負かしてきたので蓄積疲労がどれくらい残っているかというところでしょうか。一方で土浦日大か神村学園のどちらかが勝ち上がったらセンバツの山梨学院のようなことにならないとはいえないですね。

> (映画ドラマ競馬などは力尽きたのでまた後日)

ということで映画ですが、最近の夏は上質な音楽映画の上映が多くて、去年は「ブライアン・ウィルソン/約束の旅路」と「ロックンロール・サーカス」、一昨年は「サマー・オブ・ソウル」がありましたが、今年もGeorge Harrison追悼コンサートの復刻上映「コンサート・フォー・ジョージ」とラテンビート映画祭から派生したフラメンコ映画の発掘上映「フラメンコの魔性と神秘」と「ロス・タラントス~バルセロナ物語~」を見ました。どれも初見でしたがいずれも素晴らしかったです。Georgeの名曲だらけということだけでも言うこと無しですが、Paulが出てきてからの「Something」と「All Things Must Pass」辺りは本当に泣けます。「Beware Of Darkness」と「Isn't It A Pity」もとても良かった。フラメンコ映画は50年代フラメンコのドキュメンタリーと、60年代のバルセロナを舞台にしたロミオとジュリエット系悲劇もの。フラメンコはPaco De LuciaとKetamaなどの新しいのしか聞いたことが無かったのですが、古典芸能としてのフラメンコの凄さに興奮しました。「ロス・タラントス」でトラント家の母親役のCarmen Amayaの踊りが凄まじくて、なんかマリア・カラスを思わせるような貫禄に圧倒されましたです。

他では大作系で「トランスフォーマー/ビースト覚醒」と「バービー」、ミニシアター系で「Pearl パール」「猫と、とうさん」「イノセンツ」「アウシュヴィッツの生還者」「クライズム・オブ・ザ・フューチャー」、あとはセカンドラン上映で見た「メグレと若い女の死」と「幻滅」のフランス映画2つ(いずれもジェラール・ドパルデューが出演)。「ビースト覚醒」は舞台が1994年なので混乱するけれど、2007年が舞台(のはず)の1作目より前の話?と想定すると、戦い方がVSメガトロンやVSザ・フォールンの時より進化していて余計混乱。ただかつてのマイケル・ベイ演出と比べて格段に見易いです。「バービー」は冒頭にマテル社のロゴマークが出てくるから「LEGOムービー」と同趣向だと気付くけれど、にしては玩具の存在意義にまで踏み込んだ内容で、同社の懐の深さに感服すべきところでしょうか。であれば比較のために「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」や「ソニック・ザ・ムービー」も見ておくべきだったと後悔。映画自体は「エブエブ」と並ぶファンタジーの革新形として語り継がれそう。「Pearl パール」は「X エックス」の前日譚だと喧伝されているため、ポスターを見比べるだけで十分に前作のネタバレになるけれど、これはそんなことすら脇に置ける物凄い怪物作でした。ショックシーンもさることながらオーディションシーンの狂気に痺れました。ラストシーンのド根性も凄いなあ。「猫と、とうさん」は猫猫ドキュメンタリーですが、猫と暮らす(基本的には独身の)男性に焦点に当てたもの。猫好きとしてはテーマにピンと来ないところがあるものの、出てくるのはイイ猫さんばかり。「イノセンツ」を見ると(去年の「NOPE」の○○○オマージュ以上の)○○オマージュ丸出しぶりに、想像以上に世界中で○○漫画/アニメは読まれているんだな、と(見にくくてすみません)。緻密かつ丁寧に仕上げられた映画だと思いますが猫好きには全くお勧めできません。「アウシュヴィッツの生還者」は"物語の宝庫”ナチス実話映画ですが、事実は小説より奇なりを地で行く数奇なドラマで、久々に名を見たバリー・レヴィンソンが惹かれたのがわかる感じ。ボクシング引退後の後半からは”信仰”がキーワードとして浮かび上がりました。ベン・フォスターの通常のボクシング映画を遥かに凌ぐ変容ぶりには絶句します。これまた久々のクローネンバーグ「クライズム・オブ・ザ・フューチャー」は往年のSFホラーへの回帰を感じさせつつ、「人類の進化」という概念を本当に愛しているんだなと実感させられます。「メグレ」の「ラストナイト・イン・ソーホー」を彷彿させるムード、「幻滅」の19世紀から存在していたマスコミの権力と忖度と失墜のドラマ(グザヴィエ・ドランが好演)も良かったです。

競馬は、例年と同じく夏は不振。今週は北九州記念はどうにかヒットも、札幌記念の方はプログノーシスを本命にしたけれど、騎手が父から長男に変わったのは何故という違和感から切ってしまったトップナイフが2着に来てしまい、みすみす万馬券を取り逃しました。まだまだです。

(すみませんが、また力尽きたのでドラマなどはまた後日)
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wさん (8fmk1zy3)2023/8/24 03:56削除
慶応おめでとう。見事センバツ初戦負けの相手を夏の決勝で破るリベンジV。神奈川勢はずっと東海大相模か横浜じゃないと優勝できなかったのを遂に克服。豊中球場開催だった大正5年の第2回大会以来107年ぶりのVばかりが取り上げられてますが、その当時は慶応普通部名義で東京代表だったのでほぼ別物なのでは感も。方や仙台育英は2連覇ならず、だけでなくこれで4度目の準優勝。これまでに決勝で負かされた相手は帝京、常総学院、東海大相模とすべて関東勢だったことを考えると、準決勝の時点で2連覇ならずが予想できたということに。(決勝の相手が慶応or土浦日大のどちらになっても関東勢)

決勝の組み合わせは希望通り慶応VS仙台育英だったので、これはかつての早実VS駒大苫小牧級のいい試合になると期待していて、実際に4回まではそうなっていたのだけど、5回表の慶応ビッグイニングで終わってしまいました。5回2死1塁7番打者からの3安打1四球1失策で5点。だれか一人でも打ち取れたらこうはならなかったでしょうけど、なんとも勿体なかった。あと、同じ1番打者でも、先頭打者ホームランを含めて4点も貢献した丸田と、準決勝まで11安打挙げたのに決勝では無安打に終わった橋本。また、同じ5回からリリーフした背番号1でも、5回を4被安打無失点で抑えた小宅と、3回を6被安打で5点を献上した高橋。はっきりと明暗が分かれてしまいました。

当初は大阪桐蔭も智弁和歌山も報徳学園も山梨学院も居なくて、歯抜け感が強い大会だと思ってましたけど、現地観戦試合を勝った仙台育英と慶応がその後も席巻してくれてかなり見応えのある大会となりました。キーとなったのが3回戦で、激戦となった慶応VS広陵、仙台育英VS履正社のそれぞれの勝者が違っていたら全然違う大会になったでしょう。あと慶応の「エンジョイ・ベースボール」や仙台育英の「日本一からの招待」などのキーワードに象徴されるような「高校野球のアップデート」が感じられる大会でもありました。特に慶応を筆頭に、土浦日大や花巻東など丸刈りをしないチームが多く上位に食い込んだことも、高校野球(良い方に)変わってきたなと実感させられました。

ただまあ、クーリングタイムやタイブレーク、休養日増加などの施策は組まれているものの、この猛暑の季節の開催は流石に限界が近いんじゃないかという観も一段と強まりました。時間帯や時期、そして場所に拘らなければ、もっとドラスティックで柔軟な運営も可能だろうと思うけど、高野連、というよりNHK(とABC)に押さえられている限りは無理なんですかね。今年以上の天候が今後も続くと現地観戦難しくなりそうです。大分多くの人もスタンド裏のエアコンの前で陣取ってましたしね。
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wさん (8fmk1zy3)2023/9/9 05:59削除
9月に入って暫くは残暑厳しい状態でしたが、今週になると秋雨前線+台風の影響でようやく気温が下がってきました。お彼岸を前にようやく秋がやってきた感じでしょうか。とは室内で冷房を切った途端に不快度が戻ってきますが。「THE FIRST SLAM DUNK」の再現だ!などとFIBAまで乗っかって盛り上がる(でも決勝トーナメントはそっちのけの)バスケW杯に、1年前には想像だにしなかったジャニーズ事務所の正念場あるいは断末魔、しかしそれらすべてを関西スポーツ紙一面から(マジで)駆逐しているタイガースのマジックナンバー・カウントダウン、などで世の中大騒ぎ。明後日にはラグビーW杯も始まるし、明日からは阪神開催だし、落ち着きません。私自身も仕事の方でまたまた一大転機の急襲で狼狽えています。どうにか持ち堪えたいところですが。

> (すみませんが、また力尽きたのでドラマなどはまた後日)

と、ようやくここで触れれますが、7月クールも残りあと3週程度。今クールの連ドラは結構豊作だったと思います。中でもはやり「VIVANT」と「最高の教師」が飛びぬけているようで、いずれも先が読めない考察物と括られていますが、原作の無い完全オリジナルストーリーというのも強みだったと思われ、地上波ドラマが勝ち残るための新潮流を生み出している予感がします。「VIVANT」は堺・阿部・役所・二宮と福澤克雄ドラマ主演俳優を搔き集めてきて、何かの花道かと思わせるほどの集大成ぶりですが、あるいはかつては「砂の器」「華麗なる一族」「私は貝になりたい」「南極大陸」と昭和の名作リメイクに命を懸けていた時期、「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」など池井戸潤作品ほかの原作物の必勝スタイルを確立した時期を経て、自作の完全オリジナルに踏み出した「第3期福澤ドラマ」が始まったのかも知れません。「最高の教師」も「女王の教室」「3年A組」に「ブラッシュアップライフ」と日テレ名作ドラマ群の既視感を包含しつつも、さらに緻密で繊細な学園ドラマが紡がれてきており(はやり)日テレドラマの底力を感じます。全く無名の脚本家の存在にも考察が及んでいるのも面白く、実は驚くような人が手掛けていたりするのでしょうか。

一方で原作物では「こっち向いてよ向井くん」「ハヤブサ消防団」が面白いです。どちらも原作を知らないからか、先が読めずスリリング。「向井くん」は男から見てもそれはアカンよ向井君、というより元気君、という場面が多々ありますが、それでも嫌味なく楽しく見れてしまったり、財前直見演じる母親は結構凄い人だなと感心したり。「ハヤブサ」は最終回前にほとんどのピースが集まってきて最後にどう決着させるか期待させるなど、銀行の出てこない池井戸作品も面白いんだねと思わせてくれました。テレ朝&MMJ的には「TRICK」や「時効警察」などの蓄積が生きているなと実感しましたが、矢部謙三とは完全に別人の生瀬勝久には歴史を重みも感じました。

後は、原作が終わってないのに連ドラ化はどうなんだという感慨を残しつつも面白い「警部補ダイマジン」と「トリリオンゲーム」、織田裕二と伊藤沙莉のウェットじゃない男女バディが良い後味を残す「シッコウ!!」、続編ではなくリブートだとは思ってなかったけど面白い「量産型リコ」、どこに向かうかわからない不安定さとエンディングのHolliesに野島伸司らしさを感じる「何曜日に生まれたの」、他にも「初恋、ざらり」「この素晴らしき世界」「転職の魔王様」「彼女たちの犯罪」「やさしい猫」「褒めるひと褒められるひと」「わたしの一番最悪なともだち」など、確かに豊作。そんななかで「真夏のシンデレラ」はせっかく月9ブランドを一新してきたのに今更復古するのかという感じですが、新恋愛枠ブランドとして定着しつつあった火10の「18/40」も中絶という選択肢を決して認めないという点を筆頭に古めかしく厳しい内容で、「向井くん」みたいな新しいドラマばかりとはいかないかという寂しい気持ちも少々。

朝ドラはラスト1月経ちましたがまだまだ晩年には程遠く、この先また一波乱二波乱はありそうな。落としどころについて極力情報を入れない様にして身構えたいです。大河は、去年の鎌倉殿もそうですが現代人視点の反映は避けらないので、いろいろ新しい解釈が導入されて毎週びっくりどっきりする訳ですが、石川数正の出奔に築山殿の願いを接続することで、家康も家臣たちも数正を罵りつつも赦す(どころか感謝する)という流れというかドラマのテクニックには、流石は古沢良太め、と参りました。「レジェンド&バタフライ」は見ておくべきでしたかね。さて、帰蝶と同じくその姿を見せなかった寧々がようやく登場し、茶々役には去年の「流浪の月」での難役が記憶に新しい白鳥玉季を抜擢。成長後の配役はいまだ未公開となると誰が?

>> お市の方、北川景子がもしかしたらいずれ別キャラクターとして再登場するのかしらとも……

ちなみに8月の「チコちゃん拡大版」では北川景子は「撮影は終わりました」とは言ってましたけど、本当に再登場は無しでしょうか。

音楽は夏は(既に触れた)The Isley BrothersとSoft Machineの新作ばかり聞いてました。今月に入るとKirinjiとCrazy Ken BandとPerfumeのシングルが6日に同日発売。来月にはくるり、再来月にはカーネーションと今年は贔屓筋の新作が集中しています。更に今月はいよいよ『The Big Express』のSurround Sound Seriesがついに出ますね。あとは『Larks' Tongues In Aspic 50th anniversary』はどうしましょ。『The Dark Side Of The Moon』と『Tubular Bells』の各50周年盤も手が出てないし。ちなみに8月の4週間すべて1973年の音楽だけを流したNHK-FM「Weekend Sunshine」(DJ: Peter Barakan)では『~Moon』と『~Belss』は取り上げらえたけど『~Aspic』はスルー。私にとって1973年と言えば『Larks' Tongues In Aspic』『A Wizard, A Ture Star』『Houses Of The Holy』『Quadrophenia』『African Piano』が5大重要作なんですが、最後のしかかかりませんでした。そういえばRoxy Music, 10CC, Sparks, Genesis, Enoも流れなかったし、それでも英国人かと言いたくなるところもありますが、まあこの年はLittle FeatやDr. JohnやThe WailersやAverage White Bandなどのプライオリティが高い人だと考えたら仕方無し。そもそも1973年は名盤が多すぎですよ。でも50周年盤に手をさせるのはせいぜい1~2作ぐらいだなあと悩み中です。
ぱとさん (8v2y9455)2023/9/13 11:27削除
wさん、こんにちは。Peter Hammill来日までひと月きりました。本来浮足立つところですが、録画していたドラマや「天下人のスマホ」を消化するのに四苦八苦……
Andy Partridgeの限定本は予約したので発売を待つのみ、イギリスもアメリカも本やCDを取り寄せようとすると送料がバカ高くて困ります。
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wさん (8fmk1zy3)2023/9/30 04:23削除
ぱとさんこんばんは。
もう10月が目の前ですが、意外としぶとい残暑に悩まされ、いまだに半袖&クーラーが手放せません。今週末からG1シーズン開幕で海外では凱旋門賞もありますが実感ありません。

全くの余談ですがプロ野球のセリーグをタイガース、パリーグをバッファローズが優勝し、世間では59年ぶりの関西勢の両リーグ制覇と騒がれていますが(ちょうど生まれる前の年以来だ)、兵庫県が本拠地チームの両リーグ制覇は史上初です。そして奇しくもJリーグでもヴィッセル神戸が首位に立っており、兵庫勢のトリプルリーグ制覇まであと一歩です。

> Peter Hammill来日までひと月きりました。

5年ぶりですね。健在で何よりです。10月なら東京も流石に熱波も収まっているでしょうね。今回も他用があって見られないですがレポートなどお聞かせいただければ幸いです。とりあえず『In A Foreign Town/Out Of Water 2023』を楽しみに待ちます。

> Andy Partridgeの限定本は予約したので発売を待つのみ、イギリスもアメリカも本やCDを取り寄せようとすると送料がバカ高くて困ります。

本当にそうですね。思うところあって最近CDは国内ルートから入手することにしています。本とCDは別購入にしていて、「Popartery」は水曜に、『The Big Express』は木曜に発送連絡が来ました。待ち遠しいです。その後にはくるりの新譜も到着予定。

とうとう「まんてん」終わってしまいました。最終週は時間を35年も吹っ飛ばして主人公の死後の遺品整理から始まり、祖母タキが次女千鶴に転生して(方や大河では大方の予想通りに市→茶々と成長後転生)、ナレーターも人間の語り部だったことがわかりましたが、お陰で篤姫と幾島の15年ぶりの再会も実現。いろいろ感慨深い週で、すっかり立派になった丈太郎が早稲田に演劇美術館を建てると宣言して本当に坪内逍遙だったのだと明かしたり、廣井勇だった祐一郎が永代橋や清洲橋に関わっていたのも初めて知りました。最終回ではついにスエコザサを見つけ、図鑑を完成させてゴール。天狗(龍馬)と出会った土佐の男子が大店を飛び出して上京先で馬琴先生を愛する女性と出会う序盤、帝大では実績を手にするも彼の才能を妬むサリエリの如き田邊教授と対立したことで独力でフィールドワークと描画と石版印刷に明け暮れる中盤、壽恵子や仲間の助けを得て数々の試練を克服し、自分一人だけでは達成できなかった夢の実現に至るという終盤、実に丁寧に構成されたドラマと感服しました(ただジョン万次郎、岩崎弥之助、南方熊楠、小林一三と何人かは実名通りだったのかは謎)。実在の天才的人物が自身の才能と対象への情熱を信じて一本道の人生を突き進むスタイルの朝ドラは、基本的に大きく崩れることは無いものの、ここまで考え抜いて作られたと感じさせるものとしては「カーネーション」以来じゃないかと思います。それだけの傑作朝ドラと思いますが、今クールドラマの一般評価としては日曜劇場「VIVANT」に埋もれてしまうのかも。そういえば同じく日曜劇場「半沢直樹」第一作が盛り上がったクールの朝ドラは「あまちゃん」で、伝説的クールだった訳ですが、あれからちょうど10年目だったのですね。不思議な因縁を感じます。

映画の話は8月以来してなかったですが、この間に見たのはシネコンで「春に散る」「ミステリと言う勿れ」「ジョン・ウィック:コンセクエンス」「福田村事件」、ミニシアターで「君は行く先を知らない」「エリザベート1878」「アステロイド・シティ」「オオカミの家」「私の大嫌いな弟へ」。パナヒ息子の「君は行く先を知らない」は家族が多く物を失う旅という点でイラン版「リトル・ミス・サンシャイン」という趣があり。ウェス・アンダーソンの「アステロイド~」と怪物的ストップモーションアニメの「オオカミ~」は屹立ぶりが凄くてなんとも形容できませんでした。後者は先に上映された短編がまた怖い。「エリザベート1878」は去年の「スペンサー」に通じるような新解釈ものというか再生劇というか、「As Tears Go By」のカバーなどを使うなどして21世紀にエリザベートを演じることの意味を問い正す話とも。「私の大嫌いな弟へ」は超久々に見るデプレシャン映画だけど、「クリスマス・ストーリー」などの旧作と地続きで一貫性も感じつつもラストに今までにない解放感も。「ジョン・ウィック」は前3作に比べても超長すぎ&世界を回りすぎだけど、ドラマとしてはこれ以上ない幕切れでむしろ潔い。それにしても真田広之が出る洋画はどうにも日本刀と手裏剣が出て来がち。邦画は「春に散る」は原作未読だけど、松浦慎一郎指導ボクシング映画はやはり確かに面白い。トレーナーが中盤で倒れてしまうのは去年の「ケイコ~」と被ってしまいましたが。永山瑛太が出る2作は現時点と過去の殺人や虐殺がつながっていることを描く、また先入観や偏見を言葉で批判する下りという共通点があると気付いて震えてしまいました。どちらも力作だったと思います。
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wさん (8fmk1zy3)2023/7/3 20:46 (No.834722)削除
2023年4月~6月に劇場で見た映画、上半期ベスト

※漏れがあったので差し替えました。

7月に入りました。懸念された週末の豪雨は関西中部ではさほどでは無かったのですが、市川猿之助出演作品のNHK配信停止や、松尾潔と山下達郎の関係にヒビが入るなど、気が滅入るニュースが早々に飛び込んで来て、まだまだ憂鬱な日々が続きそう。まだ手元に届いていないThe 3 ClubmenのEPが待ち遠しいです。朝ドラは披露宴&峰屋の当主交代&タキの退場、大河は築山殿事件回避策(なかなかの妙計だったが)の失敗で瀬名と信康を一度に失うなど、それぞれ前半戦終了の区切りの週。次回からの新展開が楽しみです。

では上半期が終わりましたので、4月~6月に劇場で見た映画の星取り表を。

◎4月
デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(IMAXレーザー) ★★★★
ロストケア ★★★★☆
生きる LIVING ★★★★
トリとロキタ ★★★★☆
ザ・ホエール ★★★★
ノック 終末の訪問者 ★★★☆
聖地には蜘蛛が巣を張る ★★★★☆
レッド・ロケット ★★★★☆
午前4時にパリの夜は明ける ★★★☆
せかいのおきく ★★★★

◎5月
アダマン号に乗って ★★★★
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3 ★★★★★
銀河鉄道の父 ★★★
EO イーオー ★★★☆
帰れない山 ★★★★☆
TAR/ター ★★★★★
フリークスアウト ★★★★★
ワイルド・スピード/ファイヤーブースト ★★★
ソフト/クワイエット ★★★★☆
セールス・ガールの考現学 ★★★★
岸辺露伴 ルーブルへ行く ★★★☆
aftersun/アフターサン ★★★★☆

◎6月
怪物 ★★★★★
ウーマン・トーキング 私たちの選択 ★★★★☆
苦い涙 ★★★★
リトル・マーメイド ★★★☆
ザ・フラッシュ ★★★★☆
スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(IMAXレーザー) ★★★★★
カードカウンター ★★★★
青いカフタンの仕立て屋 ★★★★☆
To Leslie トゥ・レスリー ★★★★
アシスタント ★★★★☆

上半期のベストも選んでみました。映画はアカデミー賞候補組がやはり上位。ドラマは日曜日に収穫多し(ラストマン最終回も楽しみました)。CDは最近到着したばかりのコーネリアスと発掘物を加えてどうにか10枚にしたという感じも。

○映画
1. TAR/ター
2. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3
3. フェイブルマンズ
4. エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
5. 別れる決心
6. スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(IMAXレーザー)
7. ベネデッタ
8. イニシェリン島の精霊
9. フリークスアウト
10. 怪物
次点 母の聖戦

○ドラマ
1. ブラッシュアップライフ
2. 日曜の夜ぐらいは...
3. 家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった(8話まで)
4. らんまん(前半時点)
5. 大奥
6. 舞いあがれ!
7. リバーサルオーケストラ
8. それってパクリじゃないですか?
9. おとなりに銀河
10. インフォーマ
次点 育休刑事

○CD
1. 坂本龍一 / 12
2. Meshell Ndegeocello / The Omnichord Real Book
3. Sparks / The Girl Is Crying In Her Latte
4. Aksak Maboul / Une Aventure De VV (Songspiel)
5. Cornelius / 夢中夢 -DREAM IN DREAM-
6. Van Der Graaf Generator / The Bath Forum Concert
7. Everything But The Girl / Fuse
8. U2 / The Sound Of Surrender
9. 大滝詠一 / 大滝詠一 NOVELTY SONG BOOK | NIAGARA ONDO BOOK
10. 大瀧詠一 / 大瀧詠一 乗合馬車 (Omnibus) 50th Anniversary Edition
次点 Original Soundtrack / Guardians of the Galaxy Vol.3: Awesome Mix Vol.3
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wさん (8fmk1zy3)2023/7/4 22:56削除
> まだ手元に届いていないThe 3 ClubmenのEPが待ち遠しいです。

なんて書いたら今日来ました。到着が数日早かったら上半期ベスト上位に食い込む出来栄え。Andyが(個人名を出さない)グループ名で作品を出すのは23年ぶり?「Aviatrix」とは女性のAviatorだとinterFM "Barakan Beat"オンエア時での紹介で知り、それ以来なんとなく「舞いあがれ!」とアメリア・エアハートのことを頭に浮かべてました。

BurningShedで買ったら可愛いコースターのオマケが付いたので一枚。物のついでに『GO2』二枚組のゲートフォールドスリーヴの外側、内側、インナースリーヴも載せます。インナースルーヴはXTCとDukesのアルバムと、Andy名義の作品を片面ずつ。なぜか後者にはMy Failed Christmas~は抜けてます。
The 3 Clubmen EPとおまけ
GO2ゲートフォールド外側
GO2ゲートフォールド内側
GO2インナースリーヴ
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wさん (8fmk1zy3)2023/7/28 00:52削除
あっという間に7月も終盤。いろいろありました。話題のラジオ声明から一週後の大阪フェス公演(ここ数年でも好内容だったと書くに留めます)、4年ぶりに見に行けた祇園祭、九州や秋田での局地的豪雨と梅雨明け後の全国的酷暑、中野サンプラザ閉館、Sunday Songbookでやっとこさ坂本龍一追悼特集、大河ドラマでの3年ぶり18度目の本能寺、PANTA・ryuchell・Jane Birkin・横田慎太郎・森村誠一・Sinéad O'Connorの逝去、Twitter規制や名称変更で大混乱、などなど。そんな中で例の映画のネタバレ回避のため、ずっとネットから離れてました。今はすごい勢いで、若干恐る恐る吸収中。ただもう夏バテに陥って元気でません。「らんまん」も第1子誕生と幸せ絶頂に至り、いよいよ暗転の予感がひしひし。しかし丁寧で繊細なドラマですね。

で、今月はインディジョーンズ、君たちはどう生きるか、ミッションインポッシブルと夏の本命作が出揃いました。インディもM:Iも世界4か所以上旅する150分超えの盛り沢山な内容。どちらも私より年上なのに頑張らせすぎですよ。前者の過去作への目配せ(特に一作目)と後者のミニミニ大作戦&カサンドラクロスのオマージュには満足しました。公開から一週後まで情報完全シャットアウトで臨んだ駿の新作はその期待に十分に応える内容。火垂るの墓からハウルを経てラピュタまで、ぐらいは書いてもいいかな?兎にも角にもアオサギの声優には度肝を抜かれましたです。エンドロールのスタジオクレジットも凄いなあ。

ミニシアター系では「波紋」「小説家の映画」「1秒先の彼」「CLOSE/クロース」「サントメール ある被告」など。「波紋」は水の宗教に傾倒する筒井真理子のどす黒い情念が解放されていく悲喜劇。BGMに使われるハンドクラッピングがどうも気になると思っていたらラストシーンで見事な回収。「1秒先の彼」はオリジナルの性別を逆転させたことでいろいろ無理が生じているものの、洛中から天橋立まで京都府内全域カバーご当地映画として楽しめたということで相殺。ただせっかく七夕の日の公開なのにオリジナルの「七夕バレンタインの奇跡」は完全に無視。あとは銀熊賞とカンヌグランプリと銀獅子賞と、三大映画祭の去年の準優勝作が並びましたが、この中では「サントメール」が移民女性という二重の弱者が被告の法廷劇という珍しいタイプの映画で目を惹きました。主人公である作家が「難破するメディア」とかいう作品作りのために裁判を傍聴しているのだけど、途中でパゾリーニの「王女メディア」のラスト8分からのシーンを見ていて(自分が子供の頃にテレビ放映でこれを見てしまってショックでうなされた記憶が甦る)、かっちりと計算された映画だったと気付かされ、冒頭の「作家の言葉が歴史的事実を叙事詩にする」というようなフレーズが終盤に生かされるのには思わず溜息が出ました。
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wさん (8fmk1zy3)2023/4/11 00:47 (No.753845)削除
2023年1月~3月に劇場で見た映画

数日間の雨もあって半分以上の桜が散ってしまった阪神競馬場で桜花賞観戦してきました。現地観戦はいつ以来だろう。アーモンドアイの時か、グランアレグリアの時か。大観衆の中、好天にも恵まれ、大本命リバティアイランドの最後の直線でのごぼう抜きには場内大興奮大歓声、生ビールの屋台を梯子したりといい気分で帰宅しました。高松宮記念で頭を抱えた後は、大阪杯・桜花賞と比較的順当な決着で落ち着き始めてきた春のG1戦線ですが、来週の皐月賞はかなりの混戦となりそうで、今度こそ高配当が手にできればいいけれど、ここ数年で最も自信無いです。

新朝ドラ「らんまん」は幕末からスタートということでまるで「青天を衝け」の如く大河ドラマっぽい立ち上がり。実在人物モノならではの、少年時代からすでに人生の指針が引かれてる「一本道の人生ドラマ」となっていて、なんだか「エール」と被っているかなとかいろいろ既視感があるけれど、その分、安定感もあるような。明らかに酒蔵を継がない主人公と同じぐらい、杜氏になりたい姉と、きっと彼女に気のある番頭の息子のそれぞれのドラマにも分量を割きそう。個人的には杜氏の寅松役に東洋大姫路では長谷川滋利の控え投手で元阪神タイガースの嶋尾康史さんを抜擢したことにちょっと喜びも。

坂本龍一は去年からぞっといろいろ聞いてきて、改めて自分の学生時代(70年代後半~80年代全般)の頃にずっとそばに居た音楽家だったと実感し、当時の「サウンドストリート」などの思い出も蘇ってきて、徐々に喪失感が押し寄せてきました。「サウンドストリート」のDJで最初に亡くなったのがこの人かというのも実感湧かないです。今は本人メインの音楽よりも、大貫妙子、矢野顕子、高橋幸宏、KYLYN、細野晴臣、加藤和彦、そして山下達郎など盟友たちとのコラボ作品ばかりに手を伸ばしています。

では季節の変わり目の恒例ですが、冬クールの1月~3月に劇場で見た映画の星取り表を。全然関係ないですが先週末はシャマラン「ノック 週末の訪問者」とアロノフスキー「ザ・ホエール」を見ました。奇しくもどちらも少人数によるほとんど会話劇。そしてそれぞれの監督の過去の代表作を彷彿させるところも多々。

◎1月
ドリーム・ホース ★★★★
猫たちのアパートメント ★★★☆
SHE SAID/シー・セッド その名を暴け ★★★★☆
母の聖戦 ★★★★☆
イニシェリン島の精霊 ★★★★★
ピンク・クラウド ★★★

◎2月
土を喰らう十二ヵ月 ★★★★
すべてうまくいきますように ★★★☆
バビロン ★★★★
コンパートメントNo.6 ★★★★
対峙 ★★★★☆
別れる決心 ★★★★★
ボーンズ アンド オール ★★★☆
ベネデッタ ★★★★★
アントマン&ワスプ:クアントマニア ★★★★
エンパイア・オブ・ライト ★★★★
アラビアンナイト 三千年の願い ★★★★☆
逆転のトライアングル ★★★★☆

◎3月
エゴイスト ★★★★
BLUE GIANT ★★★★
夜明けまでバス停で ★★★★
フェイブルマンズ ★★★★★
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス ★★★★★
シン・仮面ライダー(舞台挨拶中継) ★★★★
シン・仮面ライダー(IMAXレーザー) ★★★★☆
シャザム!〜神々の怒り〜(IMAXレーザー) ★★★☆
マッシブ・タレント ★★★☆
ぱとさん (8p086dew)2023/4/13 09:43削除
Wさん、こんにちは。
去年から立て続けに親族3人に肺がんが見つかり二人は健診による早期発見で胸腔鏡手術し転移もみられず日常生活に復帰したのですが
義妹の夫(私と同い年)は年明けに残念ながら急変して亡くなりました。この歳になるとあちこちにガタもきますのでくれぐれも体調の変化を見落としませんよう……

そういうさなかでもドラマは録画しながら完走しております。
『大奥』原作も一気に読みあの伏線がここで回収……などあらためてよしながふみの底力を実感しました。
シーズン2に登場する平賀源内、青沼、天璋院、家持、そして和宮キャストの一部はすでに発表されているので楽しみでなりません。

友人が先月末にジョン万次郎と牧野富太郎ゆかりの高知県をレンタカーでまわり、先々でおもいろい写真や絶景を撮ってきました。
『らんまん』第一週のバイカオウレンは花が終わっていたそうで、ヤマトグサの実物は植物園でしっかり確認したそうですよ。
松坂慶子は朝ドラや大河常連ですので毎日どこかで顔を見ている気がします。

高橋幸宏につづいて坂本龍一まで……
「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」連載のとおり余命を意識していたようで、連日放送される特集番組や過去の出演番組再放送を見ては
こんなに若く元気だったのにと思いますね。細野さんの心情いかばかりか……
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wさん (8fmk1zy3)2023/4/29 01:54削除
ぱとさん、こんばんは。
自分は年始以降はどうにか体調面はキープ出来てますが、妻の方が転んで怪我をしていまい、ここひと月は医院や職場に車で送迎したり代わりに買い物をしたりです。今は快方に向かい、GWもどうにか新幹線なら帰省出来そうなところまでは戻ってきました。ただこの先どちらか片方でも身動き取れない状態になったら一気にピンチに陥るぞと、大きな教訓を残しました。今は大丈夫だ等と慢心しないようにしないと。。。

先週からJRA京都競馬場が新装グランドオープンしました。ということで早速、先週の日曜日に淀まで行ってきました。フィエールマンが勝った昭和最後の天皇賞(春)以来の4年ぶり。若干老朽化が目立ったスタンドは煌びやかにリニューアル。名物だった円形のパドックは人工芝の広場となり、奥の方に以前よりも大分大きい楕円形のパドックが新設され、すごく見やすくなりました。歴代三冠馬の像が立ち並ぶ遊歩道も新たに作られ、更に昔からあるシンザン像に加えてコントレイルの像も新しく設置され、実に名馬の彫刻の森と言った趣です。

今週日曜の天皇賞(春)も現地で見に行こうと思いますが、流石に今週はGWだし滅茶苦茶混みそう。例年パターンなら勝つのは菊花賞馬なのでタイトルホルダーorアスクビクターモアでしょうけど、2年連続2着のディープボンドと、去年は落馬したけどカラ馬ながら激走したシルヴァーソニックも面白いかも。

「らんまん」はジョン万次郎が出てきて益々大河っぽいですね。2年前に高知に旅行した際には竹林寺に行ったのにその近くの牧野植物園は残念ながらスルーしてしまいました。桂浜の坂本龍馬像と足摺岬のジョン万次郎像は見たんだけど。神戸市北区の森林植物園も確か牧野博士ゆかりの植物を育ているので久々に行ってみようとか思います。

他のドラマですが、まあ今クールは以前にも増してトリッキーというか変化球というか変わり種のドラマだらけ。捜査中に新人刑事を教育指導する刑事、育休中に子連れで事件捜査する男性刑事、吸血鬼と婚約する警官、外科手術する小学生、元弁護士の女探偵、盲目の捜査官、などなど。先読みできないというのはいいことなのでしょうけど、果たして。そんな中ではオーソドックス側と言える「それってパクリじゃないですか?」と「グランマの憂鬱」は案外楽しく見ています。

2月や3月ほどではないですが今月も気になる映画が多くて追従に四苦八苦です。最近見たのは「聖地には蜘蛛が巣を張る」「レッド・ロケット」「午前4時にパリの夜は明ける」「せかいのおきく」などなど。「せかいのおきく」では「鎌倉殿~」では別々の時期に登場(with非業の最期)ですれ違いとなった佐藤浩市と寛一郎の共演が実現された事に刮目。来月はガーディアンズ第3弾(最終作?)と「岸辺露伴ルーヴルに行く」がありますね。他では「TAR」「ウーマン・トーキング」「EO」「アフターサン」は見逃せないです。

坂本龍一追悼継続中。TV番組では「スコラ」と「題名のない音楽会」と「CODA」が良かったです。ようやく本人の音楽も聴ける気分になってきていますが、初聴時点で(誰も言葉にしなくても)遺作となるだろうと感じたに違いない『12』は返す返すも見事で、ボウイの『★』と並ぶ完璧な幕切れだったと痛感します。坂本龍一は桑田佳祐、忌野清志郎と並んで、自分の中学時代に出現して楔を打ち込んでくれて以来、常に同じ時代を生きられたことを感謝する日本の音楽家でした。改めて合掌。
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wさん (8fmk1zy3)2023/5/13 05:03削除
GWの前半の天皇賞(春)はどうにかこうにか現地観戦できまして、2週連続で新装京都競馬場へ馳参。圧倒的一番人気のタイトルホルダーが競走中止してしまい場内には悲鳴、更にアスクビクターモアまでも馬群に沈んでしまう壮絶なレースでしたが、馬券の方はディープボンドとシルヴァーソニックの好走で万馬券の三連複が的中。場内のフードコートで祝杯を挙げまくり個人的には楽しい参戦でした。後半は神戸ハーバーランドの海側で催されたオクトーバーフェストに参上し(5月だけど)ドイツビールを飲みまくるなど、久々にレジャー三昧のGWでした。しかしどこも人だかりで、マスクしない人もちらほらでしたが、ちょっとまだ心配は感じたります。

The 3 Clubmen「Aviatrix」、さっそく先週日曜のInterfm「Barakan Beat」にてかかりました。早い!そしてとても可愛い。コラボに徹するときのAndyの良さって確実にありますね。発売が待ち遠しい。ピーター・バラカン氏がAndyの新作をかけるなんて珍しいなと思ったら、どうやらこれまでの「My Failed Songwriting Career」シリーズのことを知らなかったそうな。そういう、アンテナが鋭いのか鈍いのかわからないところもままあります。。。

朝ドラ「らんまん」はGW明け同時に東京編開始。竹雄が綾に告白しながらも万太郎に付いて行ってしまうので、相対的に峰屋のシーンが減るが確実となり少し寂しくも。万太郎は世間知らず故に早くも世間の荒波に翻弄されていますが、タキさんを納得させたように説得力のある言葉を積み重ねて乗り越えていくのではないかと既に頼もしく思っています。しかし佑一郎が成長して中村蒼になったのには、完全に「エール」の鉄男の丸写しパターンで驚き。鉄男と同様に佑一郎も主人公と同郷の実在する偉人がモデルだというのも面白いです。

すでに家康がどのような間違った選択をしそうになり、それをどうやって回避するのかが楽しみになっている「どうする家康」ですが、いよいよ武田氏が介入してきて、三方ヶ原から築山殿事件に向かう試練の時期に突入。信康を寺島しのぶ息子が演じた時には(今はもう細田佳央太に交代)、去年の冠者殿(市川染五郎)を思い出して早々に辛い気持ちに。果たして家康は去年の小四郎のように闇落ち変貌するのか、そうはならずも手を汚すことになるのか、手ぐすねを引いて静観したいと思います。それにしても徳川昭武みたいな(?)井伊直政が満を持して登場して徳川四天王そろい踏みになったシーンには思わず「狙ったな」とほくそ笑んでしまいました。

GWの映画は期待の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:Vol.3」(以下GOTG3)が良かったです。MCUではトム・ホランド版スパイダーマンに並ぶ素晴らしい3部作の締め切りでした。ストーリーもアクションも文句なしでしたが、音楽も大いに満足。GOTH1では「I'm Not in Love」、GOTH2では「Mr. Blue Sky」で始まったので、GOTH3ではXTCだといいなと妄想したけど(結局かかりません)、もっと時代をすっとばしてRadioheadで始まるなど、前二作に比べて70年代にこだわらず、RainbowやAlice CooperやBruce SpringsteenからThe Flaming LipsやFaith No MoreやBeastie Boysとより時代に融通を聞かせて華やかな感じ。個人的にはThe TheとThe Replacementsが超懐かしくて感激。一番笑ったのははやりEarth Wind & Fireのあの曲。他には「アダマン号に乗って」「EO イーオー」「帰れない山」とヨーロッパ映画を重点的に見ました。
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wさん (8fmk1zy3)2023/5/29 02:15削除
日本ダービーが終わりました。皐月賞2着のタスティエーラが皐月賞馬ソールオリエンスを退けてのダービー制覇で、ソールオリエンスは無敗二冠ならず。スタート直後にドゥラエレーデが落馬、ゴール直後には2番人気ながら最下位入線したスキルヴィングが倒れてそのまま死亡するなど、これまた壮絶なレースでした。馬券の方はタスティエーラ軸で的中しましたが、3着ハーツコンチェルトや4着べラジオオペラが2着に粘ってくれたもっと高配当だったのにと少しだけ悔しい気持ち。今はソングラインVSソダシの再戦となる来週の安田記念よりも、イクイノックスが出てきそうな一か月後の宝塚記念に心が飛んでいます。

この間に聞いていたのはVdGG『The Bath Forum Concert』。2CD+DVD+BDの4枚組。去年のツアー音源で新鮮です。まだまだ(どうにか)お元気なお三方の雄姿を拝見してると背筋が伸びます。21世紀楽曲が当然ながら多いけど「A Louse Is Not A Home」「La Rossa」「Man Erg」などを今もバッチリ演っておられてるのかと思うとやっぱり嬉しくなります。CDとDVD/BDで同じ内容なのでCD音像を聞きながらDVD映像見たりしましたが、曲間の差のせいかドンドンずれていきました。
あと最近よく聞くのはAretha Franklin, Marvin Gaye, Isley Brothers, Earth Wind & Fire, Bob Marley, Bob Dylan, The Band, Grateful Dead, Jackson Browne, Carole King, Rickie Lee Jones, Tom Petty, Tom Waits, Jeff Beck, Gentle Giant, そしてなぜかBlondie。古くてメジャーなのばっかりですが、長らく聞いてなくて忘れそうなのを聞き直すのが結構楽しいです。

映画は「銀河鉄道の父」「TAR/ター」「フリークスアウト」「ワイルド・スピード/ファイヤーブースト」「セールス・ガールの考現学」「ソフト/クワイエット」「aftersun/アフターサン」「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」など。以前より評判が漏れ聞こえていた「TAR」と「aftersun」はいずれもおそらく見たことのないタイプで、いろいろと語り継がれそうな感じ。ワンカットものの「ソフト/クワイエット」はたった90分で取り返しのつかなくなる様を目撃する厭映画でヘイトクライム最前線というか。「セールス・ガールの考現学」はモンゴルの先入観が一新される青春映画。ほとんどが夜の都会のシーンですが大草原も少し。ダークホースが「フリークスアウト」で、ファンタスティック4なサーカス団VSナチスというか、ギリアムやデル・トロみたいな導入からユダヤ人移送列車を奪還する胸熱映画へ。ワイスピ10作目は完結作序章ということで案の定クリフハンガーエンドでしたが、最後にやっぱり○きていた○○○の登場にはさすがに呆れて笑ったっす。岸辺露伴はTVシリーズからはみ出さず安心の内容。改めてこのシリーズはジョジョから離れて"怪談話集"だと実感しました。
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wさん (8fmk1zy3)2023/6/26 05:09削除
宝塚記念が終わりました。去年の年度代表馬&今年のドバイシーマクラシック勝ち馬のイクイノックスの関西初参戦ということもあり、今年も現地観戦です。去年のエフフォーリアの二の舞とはならない貫禄の捲り勝ちで、これでG1四連勝。国内に敵は居ないも同然で、今回の勝利で優先出走権を得られた米ブリーダーズカップターフと豪コックスプレートのいずれを目指すかと期待が膨らみます。ただ馬券の方は2着馬が漏れてしまってアウト。夏競馬はコツコツがんばります。

もうすぐThe 3 ClubmenのEPの発売ですが、その前に『Go2』の 200gアナログLPを入手。当初は見送るつもりでしたが、よくよく考えたら『Go+』を含む二枚組LPってこれまで持っていなかったので購入。ゲートフォールド(2つ折り)ジャケットで内側にはこれまで写真でしか見たことがなかった当時のメンバー四人のアップのポートレートが写っていて、これかあという感慨に耽ります。実はXTC中聞く回数が相対的に少ないのがこれですけど、最近はCars,Devo,Blondie,Stranglers,Japanとかのキーボードをフィーチャーした70年代ニューウェーブを聞き直すことが多くて、改めて聞くと先駆者だったなあという感銘を受けたり。当時リアルアイムで聞いていた人には『Go2』が一番好きだという声も聴かれますね。

他は山下達郎のRCA/Airイヤーズのアナログ再発も、2002年のボックスで持っているのでこちらも見送るつもりでしたが、セルフライナーの改定があるというのでやっぱり買ってしまいました。なんかタワーレコードとかでもアナログの面積が大分増えているし、需要があるのは喜んでいいかなと。方やCD新作はあまり買ってなくて、今年は坂本龍一, U2, Yes, Aksak Maboul, Everything But The Girl, そしてVdGGのLive盤を買ったぐらいで、最近はいろいろ出てますがSparksとMe’Shell Ndegeocelloは入手も(どちらもとてもいいです)、Bob DylanとPaul SimonとPat Methenyは今のところ見送り。Isley Brothersも控えてるし、Jethro TullやSoft Machineも新作出たらしく、聞きたいと思うものはまだまだ尽きないです。

あと音楽関連コミックですが、毛塚了一郎「音盤紀行」第1巻、表紙のアナログ盤屋の風景に『Drums And Wires』が見えるという理由だけで買ってみましたが、これはかなりの拾いもの。1話毎の設定の振り幅が思いのほか大きく、時代と国境を越える音楽のロマンチシズムが横溢してて、とても面白かったです。

朝ドラ「らんまん」第11~12週はこれまでの蓄積がついに開花し、主要人物たちの人生が大きく動き始める重要週となりました。ここまで辛苦を味わいつつも目標に向かって一直線に進んできて、今のところは怖いぐらいの順調さなので、次の転機がいつどこで来るのか気になります。で、春クールもほぼ終わり、「それってパクリじゃないですか?」「日曜の夜ぐらいは」「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」「おとなりに銀河」「波よ聞いてくれ」「かしましめし」「育休刑事」「シガテラ」「勝利の方程式」「グランマの憂鬱」などを楽しく見ましたが、ちょっと言葉に詰まるドラマが多かったような。

映画は話題作を多く見ました。是枝裕和が坂元裕二とタッグを組んだ「怪物」は「羅生門」や「桐島」のような構造のドラマでしたが、思えば坂元裕二脚本は「カルテット」以降、「anone」「大豆田とわ子」「初恋の悪魔」とどれもいわば羅生門の要素を含む群像劇だったわけで、言葉を駆使しても相手の実体を誤認するという今回は坂元スタイルの集大成だったようにも。ディズニー90年代アニメの実写化第何弾かな?の「リトル・マーメイド」はリン=マヌエル・ミランダの手により楽曲をアップデートされ、話の大枠はアニメ版通りも時代の要請に応じて多少改変されたところも。日本では同日公開となったDC「ザ・フラッシュ」とマーベル「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」は共にマルチバースを扱うドラマで、奇しくも「変えてはならない運命」がどちらもメインテーマに。フラッシュのバットマン@別バースには笑ったけど、スパイダーマンの最後からの1時間でようやく本題に移ったものも案の定収拾がつかなくなる様にも度肝を抜かれました。

他のミニシアター系では「ウーマン・トーキング」「苦い涙」「カード・カウンター」「トゥ・レスリー」「アシスタント」など全体的に苦い話が多いですね。「ウーマン・トーキング」ではある曲が流れるシーンになって現代の話と分かったときはびっくりしました。「苦い涙」はファスビンダーへのオマージュが仄めかされるシーン満載で、未見のオリジナルを見たくなります。「カード・カウンター」はギャンブラー物と思いきや、ポール・シュレーダー印の元軍人話。「トゥ・レスリー」は破綻した家族の原因である母親のアンドレア・ライズボローを「アイ,トーニャ」で毒親を演じたアリソン・ジャネイが批判する図に震えました。「アシスタント」がたった一日の話だとは最後の会話でやっと気付きましたが、一日で一人のアシスタントがやること多すぎ。
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wさん (8fmk1zy3)2022/12/30 23:59 (No.656034)削除
2022年10月~12月に劇場で見た映画と、2022年ベスト(こちらは後ほど)

詳細は個別にと書きつつ書けてませんが、取り急ぎ10月~12月に劇場で見た映画の星取り表を。

◎10月
ヘルドッグス ★★★☆
秘密の森の、その向こう ★★★★☆
マイ・ブロークン・マリコ ★★★☆
サハラのカフェのマリカ ★★★
オルガの翼 ★★★★★
千夜、一夜 ★★★★
七人樂隊 ★★★★☆
スペンサー ダイアナの決意 ★★★★
RRR アールアールアール ★★★★★
アムステルダム ★★★
天間荘の三姉妹 ★★★☆

◎11月
グッド・ナース ★★★★★
線は、僕を描く ★★★☆
ヒューマン・ボイス ★★★★☆
パラレル・マザーズ ★★★★☆
窓辺にて ★★★★
すずめの戸締まり(舞台挨拶中継付上映) ★★★★
ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバ- ★★★★☆
わたしのお母さん ★★★☆
ザ・メニュー ★★★★
ファイブ・デビルズ ★★★☆
ある男 ★★★★★
母性 ★★★★
グリーン・ナイト ★★★★★

◎12月
ギレルモ・デル・トロのピノッキオ ★★★★☆
あのこと ★★★★☆
ブラックアダム ★★★★
ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ ★★★☆
THE FIRST SLAM DUNK ★★★★★
ホワイト・ノイズ ★★★★☆
アバター ウェイ・オブ・ウォー(HFR3D) ★★★★★
ケイコ 目を澄ませて(字幕) ★★★★☆
かがみの狐城 ★★★★
ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY ★★★★
フラッグ・デイ 父を想う日 ★★★☆

今年のベストはスレッドの続きで。
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wさん (8fmk1zy3)2022/12/31 23:47削除
今年も紅白を見ながら年間振り返りです。ほとんど櫻井翔が進行しているけど、スペシャルナビゲーターとは総合司会と何が違うのか?大泉洋は気楽にブラボーを連発。出てる人たちはFNS歌謡祭やMステやレコ大とさほど違わないのですが、Yoshikiのスーパーバンドを初披露させたり、純烈にダチョウ俱楽部+有吉弘行を投入させたり、VaundyをAimer&milet&幾田りらとの紅組コラボとして呼んだり、他に無い独自性の強みを発揮している感あります。目玉のウタは、GC出演は既にMステでもやったし、紅白としてはGreeeeNの再来といったところですが、他の出演者の中で踊っているのは現場ではどう見えているのか興味深かったです。

・CD
Magma / Kartehl
Kasim Sulton / Kasim 2021
Todd Rundgren / Space Force
Sparks / Annette
The 1975 / Being Funny In A Foreign Language
Harry Styles / Harry's House
Michelle / After Dinner We Talk Dreams
山下達郎 / Softly
Crazy Ken Band / 樹影
Perfume / PLASMA

今年も相変わらずシーンに付いていけてませんのですが、今年もベテラン4, 流行りもの/若手3, 邦楽3というバランス。ベストは年末に聞いたMagmaの新作。ポジティブなパワーが横溢している印象で、傑作『Zess』に引き続き愛聴しています。今年来日してましたが、このアルバムの内容から察するにさぞ素晴らしかったでしょう。そしてTodd RungrenとKasim Sultonというかつての盟友それぞれの新作(Kasimは去年作ですが)も良かった。Toddは前作同様にいろいろな人のコラボ作ですが、Adrian Belew, Neil Finn, Sparks, Rick Neilsen, Steve Vaiなど明かに相性の良い相手との共作が多くてよい感じ。Kasimも今までにないぐらい往年Utopiaに迫るような内容でついつい聞いてしまいました。他にはAndy Partridge御大のEP群に、ムーンライダーズ、佐野元春&The Coyote Band、宇多田ヒカル、坂本慎太郎、Brian Eno、David Paton、The Mars Volta、Porcupine Tree、Steve Lacyもよく聞きました。リイシューは「Revolver: Special Edition」「NIAGARA TRIANGLE Vol.2 VOX」「The Rolling Stones Live at The El Mocambo」「Quiet Life (30th Anniversary Edition)」そして「The Charisma Years」までで手いっぱい。FrippとかZappaとかいろいろ出てましたのにオール断念です。もう無理。

・映画
NOPE/ノープ
RRR アールアールアール
THE FIRST SLAM DUNK
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
TITANE チタン
ある男
さがす
モガディシュ 脱出までの14日間
エルヴィス
PLAN 75

今年は外出するのがいろいろしんどく、劇場鑑賞数を減らそうとしましたが、面白そうな映画はやはり見逃せず。上で上げたのは、まだ世の中にはこんなスゴイものがあるのかという驚きがありました。後は「アバター ウェイ・オブ・ウォー(HFR3D)」「トップガン マーヴェリック」「ナイトメア・アリー」「グリーン・ナイト」「オルガの翼」「グッド・ナース」「リコリス・ピザ」「ベルファスト」「FLEE フリー」「秘密の森の、その向こう」「LAMB/ラム」「あのこと」「帰らない日曜日」「LOVE LIFE」そしてなどが忘れられないです。でも見逃した映画も数えきれません。またいつの機会に。

・連続TVドラマ
鎌倉殿の13人
エルピス
初恋の悪魔
カムカムエブリバディ
あなたのブツが、ここに
石子と羽男
17才の帝国
拾われた男
霊媒探偵・城塚翡翠
silent

三谷幸喜、渡辺あや、坂元裕二の上から3作はさすがの一言です。そして5作がNHKで占められたように、NHKの独走が完全に際立ちました。TBSとカンテレの健闘は光りましたが、テレ朝とテレ東は次第に息切れの兆候が。しかしこれ以上の作品レベルを地上波ドラマがキープできるのかは心配になってきました。とはいえ、配信ドラマを敬遠し続けてる者としては最後まで付き合うしかないでしょうか。次点は「正直不動産」「オリバーな犬」「岸辺露伴は動かない」「魔法のリノベ」「恋せぬふたり」「カナカナ」「クロサギ」「量産型リコ」「シジュウカラ」「おいハンサム!!」あたり。

今紅白終わりました。後半も篠原涼子の伴奏に小室哲哉登場、松任谷&荒井のWユーミンヴァーチャルコラボと攻めてきますが、KinKi Kidsへの山下達郎メッセージにはびっくらこいた。達郎、紅白への初接触か。そして安全地帯と桑田佳祐がまた素晴らしい。今年も概ね満足です。

ではまた、良いお年を。
琴蕗さん (8l5swbuk)2023/1/6 12:43削除
ご無沙汰しています。琴蕗です。
ぱとさん年賀状ありがとうございます。wさんもお久しぶりです。
仕事が忙しくて、日常生活がうまく送れていません。

コロナ以降、仕事以外の外出を控えていたら、展覧会や映画を見る習慣がめっきりなくなって、意欲低下がはなただしいです。

それでも昨年は映画は『スパークス・プラザース』と『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』を見ました。
『ルイス・ウェイン』は心温まる作品かと思って見に行ったら、19世紀の階級の厳しさ(異なる階級同士の結婚)と著作権の概念がない時代のアーティストの立場の辛さを見せつけられました。

掲示板も久しぶりでうまく使えるかしら。
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wさん (8lasox4z)2023/1/10 00:36削除
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
年明け早々いろいろあったのですが、どうにかやっています。
琴蕗さんもお久しぶりです。ルイス・ウェインの映画は予想以上にしんどい話でした。原題は「ルイス・ウェインの電気的な人生」で、奥さんと猫さん云々よりも彼の特異で過酷な生涯に焦点が当てられましたし、カンバーバッチにはどうにも不遇な天才役が合うと思わされました。

> 今年も紅白を見ながら年間振り返りです。

年末その時点で心の残った物をいろいろ羅列したのですが、CDだと Tears For Fears とかCaetano Veloso とかPredawn、映画だと水俣曼陀羅やZAPPAやスパークス・ブラザーズ、ドラマだと妻,小学生になるやミステリと言う勿れや悪女など、上半期ベストに入れたものを数多く忘却していました。ちょっと年初めの記憶がこうも遠くなるのかと今更愕然です。まだまだ頭を錆びつかせないようにしないと。

先週も木曜ぐらいから早々と連ドラがスタートしてますが、まだ一部のみ。「いちげん」も「ホリデイ」も未見。松潤大河の「どうする家康」は初見通りの「こんな家康はいやだ」が毎週続くうちに、関ヶ原や大坂の陣の頃には闇落ち(今年も?)となるのかも知れないかなと様子見。バカリズムの「ブラッシュアップライフ」は流石に面白く、「東リベ」「僕街」など多岐にわたる人生やり直し系の新基準となるかもです。

そして年明け早々父親を退場させてしまった「舞いあがれ!」、これは舞がパイロットを諦めて工場を継ぐという最もキツイ流れとなりそうで、10年ぐらい前の池脇千鶴主演「タイトロープの女」を思い出させるようなしんどい展開になる予感。あのドラマに倣えば、最も話し合いの難しい相手と協力するしか突破口はなさそうですけど。
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wさん (8fmk1zy3)2023/1/29 06:31削除
年明けにいきなり直撃したC***D-1*から半月ぐらい経過して、ようやく日常生活が軌道に乗ってきました。重症化しなかったもののしんどかったです。
この間にEXTC来日がありまして、京都磔磔は平日でもあり端から断念してましたが、もしもチケットを持っていたらこれは泣いたでしょう。セットリストを見るとはやり『Black Sea』からの曲が多いものの、『Mummer』以降どころか『Skylarkng』~『Nonsuch』からも選曲されたりして、見れた人は超ラッキーでしょう。ピーター・バラカン氏も見に行けなかった様でしたけど、Barakan Beatで珍しく3週続けてXTCをかけてくれました。

昨年末にChristine McVie、Jet Black、Manuel Gottsching、Dino Danelli、Terry Hall、Thom Bell、年が明けたらJeff Beckに高橋幸宏にDavid Crosbyと相次ぐ訃報にかなり気鬱です。TerryとBeckとCrosbyはまだ現役バリバリだったので不意打ちくらった気分。今月は没後7年となったDavid Bowieの初期をよく聞いてまして、『Pinups』収録の「Shapes Of Things」カバーを聴いていたら、ああBowieもBeckも同じ命日かと気付き、Bowieの方がちょうど7年先なんだなと、なんとも言えない感慨が湧いてきました。幸宏さんは昔から愛聴し続けてる『Saravah!』と『Neuromantic』等にどうにも手が伸びず、セッションワーク中心に聞き直してます。RIP。

映画は数少ないながらも「ドリーム・ホース」「猫たちのアパートメント」「シー・セッド その名を暴け」「母の聖戦」「ピンク・クラウド」「イニシェリン島の精霊」と洋画ばかり。どれもいろいろ語りたくなる作品ですが、どれとは言いませんがオープンエンドの作品が立て続けにあり、うっと唸りました。「ドリーム・ホース」は少年漫画みたいな話なので競馬者としては驚愕するしかないです。それ以前にウェールズ賛歌が全面。「シー・セッド」と「母の聖戦」は物凄い労作で、鑑賞中に緊張が絶えないこともあり、見てて心を搾り取られる思いがしました。「猫たちのアパートメント」は猫さん目当てで見てたら、アジア最大級の巨大団地群が○○になっていく過程の方に震え上がりました。2019年作の「ピンク・クラウド」は不条理SFが奇しくも世界情勢を予見してしまったという皮肉な内容。でも○を崇めるところまでは現実は至っていないか。そして期待のマーティン・マクドナー新作「イニシェリン島の精霊」は「スリー・ビルボード」とは違うベクトルながら、人間の悪意が生まれる描写にこの人らしい味があります。キャスティング観点で「ヒットマンズ・レクイエム」と「聖なる鹿殺し」を見直したくなりました。

アカデミー賞候補が今週初めに発表も、日本人が関わらないと新聞やTVはほぼスルー。作品賞に「トップガン」続編、「エルヴィス」、「アバター」続編と去年すでに見た作品が多くて久しぶりに華やか。ネトフリからのノミネートも少ないし。「イニシェリン島の精霊」は見たので、授賞式直前に日本公開される「フェイブルマンズ」と「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」を見たら大勢はわかるでしょうか。あとは「生きる LIVING」と「逆転のトライアングル」を楽しみにしてます。それにしても「シー・セッド その名を暴け」「NOPE」「RRR」「バビロン」「エンパイア・オブ・ライト」は意外なほどバズらなかったですが、特に「シー・セッド」の黙殺は割と驚きで、なんというか、全米ライフル協会を俎上に載せた「女神の見えざる手」や、デュポンを告発した「ダーク・ウォーターズ」、言わずと知れた「MINAMATA」など、社会派作品でもこうした作品群をアカデミー賞が敬遠するには何か理由があるのかなとうがった見方をしたくなります。
ぱとさん (8kvnhlx6)2023/1/29 12:02削除
2023年もひと月たとうとしています(琴蕗さんようこそおひさしぶりです!)
年末に義姉の病気(ステージ1の早期)発覚、年始に同じ病気で闘病していた義妹の夫の訃報、先週義姉の入院手術と続き、今月中旬は義妹のフォローに行っていました。
義妹の夫といっても私と同い年でリビングにJohn Lennonの大きなリトグラフを飾っているような洋楽好きでしたので顔を合わす機会は少ないながらも楽しい会話ばかりが思い出されます。

CO***‑1* からの快癒、wさんもしばらく大変な時期でしたね。
他の病気とちがいこの感染症は治癒後の安静が大切とのこと、くれぐれもご無理をなさいませんように。

京都磔磔、行ってまいりました。観客は100%のマスク率、ステージ上のバンドはノーマスクでしたが同行したサウンドエンジニアSteve Warrenさん
(BLACK SEAのレコーディングまでは低音コーラスで参加している)もきちんとマスクを着用していました。昨秋にEXTCのリードヴォーカル&キーボード&ギターのSteve Tillingが肺の不調でバンドを離脱して以来3ピースでの演奏でしたが、じつはTillingに代わって歌った二人(G:Steve Hampton & B:Matt Hughes)の声がのびやかで私の好みでした。一人抜けたことで演奏の分厚さに欠けるため夏までのセットリストから何曲か外し、BLACK SEAとSKYLARKINGからの選曲が多かったです(20曲くらいやったかな)。Terry Chambersのスティックくるくる回しも健在でした。感染防止の観点からサイン会もありませんでしたが、終演後にドリンクを取りに来たTerryにサインをもらった幸運なファンもいました。オープニングアクトを務めたThe Mayflowersのリーダー里山さんは最愛のバンドがXTCというだけあってXTCが一度もライヴで演奏していないMerely A Manをカヴァーし、最後はEXTCに呼ばれて一緒にLife Bebins At The Hopを演りました。住宅地の中のライヴハウスで音出し21時厳守ということで、きっちり一分前に終演というタイムキープ力のすばらしさ。関西の人は家路につき、地元京都二人と宿泊組二人、夜行バスの二人で河原町の小さなレコードバーに寄りWAX WORKS(羨ましくもTerryにサインしてもらったレコード)をかけてもらいながら、半時間ほどですがバスの出発時間まで楽しく過ごしました。
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wさん (8fmk1zy3)2023/1/30 00:55削除
ぱとさんこんばんは。もう2月ですが明けましておめでとうございます。大変な年末年始を過ごされたのですね。お察し申し上げます。私は元日初詣の後から夫婦でダウンしてしまい、深刻な事態にはならなかったものの、半月の間はなかなかしんどい思いをしました。今のところ味覚嗅覚倦怠感と言った目に見える後遺症はないですが、ラゲブリオの投入で完全に撃退できたならよいのですけど。あんまり無理はせずに恐る恐る過ごしたいと思います。

>> と相次ぐ訃報にかなり気鬱です。
と早朝に書いてから寝た直後に、Tom Verlaineの訃報が飛び込んできまして、もうなんというか、私の70年代80年代がすべて消えてしまう勢いです。土曜のピーター・バラカンWeekend SunshineではTerry Hall, その前の週にはJeff Beck、日曜の山下達郎Sunday Songbookでは高橋幸宏とそれぞれの追悼特集があり(どれも素晴らしい内容でした)、さきほどのBarakan BeatではTelevisionとDavid Crosbyがかかりました。なんかレコードをかけるのは気が重いけど、ラジオだとすんなり聞けるのがいいなと最近は思います。RIP

> 京都磔磔、行ってまいりました。
すごい&うらやましい!よかったですね。評判を聞く限り『Black Sea』のドラムの音そのものが聞けたようで、Terryの健在ぶりと、彼がXTCの重要なエレメントを担っていたと再評価されていることが素直にうれしいです。ヴィヴィッドなレポートもありがとうございます。河原町は久しく行ってませんが文化の香りのするいいところですね。Steven Warrenといえば、この人が自費出版したというXTC写真集のことを1/8のBarakan Beatでも紹介してました。中身が気になりますね。
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wさん (8fmk1zy3)2023/2/21 01:54削除
少し間が空きました。2月に始めに発表されたキネマ旬報ベストテンの話でも書こうと思ってましたが、前回Tom Verlaineのことを書いた矢先に鮎川誠さんのも飛び込んできてしまい、しばらくは何か書くのも億劫なぐらい気鬱でした。一週間ぐらい経って落ち着いてきたら、今度はBurt Bacharachが。少し置いてそろそろと思ったら信藤三雄。もういいかなという今日になって松本零士。どれもスルーすることはできませんが、個々の独立した物語を頭の中で結びつけるのは止めておきます。ただ先週のサンデー・ソングブックではDino Danelli(Rascals)、先週のBarakan Beatと今週のWeekend SunshineではBurt Bacharachの追悼番組をやっていまして(ほかの週でもバラカン氏はJeff BeckとTom Verlaineと鮎川誠を何度もかけるなど)、よく聞くラジオ番組の大半が追悼ムードになっているのは致し方なくも。

今クールのドラマは粒ぞろいで、トリッキーに次ぐトリッキーで落としどころが思い当たらない「ブラッシュアップライフ」「100万回言えばよかった」が特に目を引きますが、既視感を押し流すエモさに痺れる「大奥」と「リバーサルオーケストラ」、意外と先走りと出し惜しみのバランスのいい「罠の戦争」と「警視庁アウトサイダー」、北川悦吏子と大石静の筆が滑りまくるも先が気になる「夕暮れに、手をつなぐ」と「星降る夜に」、NHKがまたまたまた謎の暴走を仕掛けてきた「超人間要塞ヒロシ戦記」と「東京の雪男」、深夜でも「今夜すきやきだよ」「リエゾン」「しょうもない僕らの恋愛論」「三千円の使いかた」「ハマる男に蹴りたい女」「6秒間の軌跡」「ヒヤマケンタロウの妊娠」など、結構飽きさせません。

さて朝ドラ「舞いあがれ!」は97回にして舞と貴司がゴールイン。2作連続の幼馴染カップルと店内セット披露宴。前日に見たブラッシュアップライフでの華やかな遥の結婚式と対照的(と言ってはいけませんね)。しかし現実世界のスペースジェット計画が頓挫した今、結末が見えません。(四本目の柱の「短歌」は置いておいて)「操縦士」「町工場」「五島」の三本柱を同時に満足させようとしたらめちゃくちゃになりそう。「どうする家康」は当初どうなることかと思ったけど、今作でも虚実バランス良く楽しませる展開に唸ります。特に元康同様に本多忠勝、本多正信、榊原康政、服部半蔵らがどれもこれも未熟な駆け出しとして描かれるのも面白く、多面的な教養小説の形でじっくり進めるのだなと納得。それにしてもこの流れで築山殿事件はどういう形で(誰を悪者にして)描かれるのやら。直虎の時の繰り返しはやれないだろうし、難しそうです。

今月見た映画は、去年の「土を喰らう十二カ月」をようやく見れたのを除くとすべて洋画で、オゾン「すべてうまくいきますように」、チャゼル「バビロン」、クオスマネン「コンパートメントNo6」、ヴァーホーヴェン「ベネデッタ」、パク・チャヌク「別れる決心」、グァダニーノ「ボーンズアンドオール」と期待の監督の話題作ずらりと、ほぼ4人だけの緊迫した対話劇「対峙」。長い映画が多くてスケジュールにも一苦労。まだ「アントマン3」とか「エゴイスト」とか見れていない作品があるのに、来週にはオストルンドにメンデスにジョージ・ミラー、その翌週にはスピルバーグにソダーバーグに「エブエブ」、その後にも「シャザム!2」「シン仮面ライダー」「生きるLIVING」「トリとロキタ」が控えています。時間のやりくりと体力の疲弊に気を配らねばです。
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wさん (8fmk1zy3)2023/3/5 23:54削除
1月2月に続いて3月も、などという書き出しはいやらしいですが、Wayne ShorterにDavid Lindleyが。Wayne Shorterは『Super Nova』とか今でも最愛聴盤ですし、David Lindleyはちょうど先週ぐらいから初期のJackson Browneを聞き直したりしてたので強かにショック。1979年にRy Cooderとジョイント来日した頃にその名を初めて聞いた人で当時はRy Cooderほどは意識して聞いてなかったけど、その2年後に出た『化けもの』がすごく良くて、高校入りたての自分にとってはSteve WinwoodやGarland Jeffreysと一緒にリアルタイムで聞けて良かった人。ちなみに昨日のNHK-FMではピーター・バラカンはDavid Crosbyの追悼特集。この流れはまだまだ途切れそうに無いですが。RIP

昨日は大阪で「夜明けまでバス停で」をようやく鑑賞。上映後には脚本担当の梶原阿貴さんの舞台挨拶がありまして、いろいろなこぼれ話が聞けたり(当て書きしたのはルビー・モレノの役、監督から書き直しを指示され社会派の部分だけでなくエンタメの部分が増えた、エンドロール中のあるシーンは監督の暴走だったそうで"やっちゃった!上映できなくなるかも"と思った等)、サイン会があったりしてうれしかったです。またその後に阪神競馬場でチューリップ賞を観戦後、パドックでの福永祐一の引退式を見ました。あの悲劇の天才、父福永洋一が車いすで登場した時にはまさかと思い、こちらももらい泣きしそうになりました。騎手の引退式を見たのは初めてでしたが良いものを見せていただいたという気持ちです。厩舎開業後も成功してほしいですね。

もうすぐアカデミー賞授賞式ですが、日本でも関連作の上映が相次いでまして、作品賞は10作中7作まで見れましたけど、どれも素晴らしい。本日見た「フェイブルマンズ」と「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」は甲乙つけがたいし、これと1月に見た「イニシェリン島の精霊」の3つ巴でしょうか。「逆転のトライアングル」も後味微妙も確かに面白かったですし。「トップガン マーヴェリック」は監督賞と俳優部門でノミネート無しとなると作品賞授賞は難しいと思いますが、どうでしょう。

> 2月に始めに発表されたキネマ旬報ベストテンの話でも書こうと思ってましたが、

と前回書いたので少し。昨年中に劇場で見た作品は、邦画ベストテンでは7作に対して、洋画ベストテンは10作すべて鑑賞済。まるで私の劇場鑑賞基準はキネ旬方面に最適化しているのかとも思うのですが、私自身の2022ベストテンと比べると、邦画はスラムダンクを除く実写3作はすべてキネ旬ベストテンに含まれた一方、洋画の方はすべてベストテン圏外、ベスト20まで広げてようやく3作。最近のキネ旬とは嗜好がずれてしまったなあと実感します。こうなると映画秘宝が消えて後釜が無い淋しさも感じたり。まあ「リコリス・ピザ(1位)」「トップガン マーヴェリック(2位)」「パラレル・マザーズ(3位)」「クライ・マッチョ(4位)」が上位に来るのは予想できたけど、「アネット(5位)」「戦争と女の顔(9位)」がベスト10入りしたのは意外で「あのこと(11位)」「秘密の森の、その向こう(13位)」「わたしは最悪。(22位)」は思いのほか低かったです。現時点の見込みでは2023はアカデミー賞組が上位かな。
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wさん (8lasox4z)2023/3/18 05:08削除
いよいよ春到来で、明日からセンバツ開幕。今年は4年ぶりに現地観戦できそうです(去年は仕事が入ったりで断念)。阪神大賞典も見に行きたいですね。ディープボンドの3連覇かorボルドグフーシュの初重賞制覇か。

> その後にも「シャザム!2」「シン仮面ライダー」「生きるLIVING」「トリとロキタ」が控えています。時間のやりくりと体力の疲弊に気を配らねばです。

シン・仮面ライダー、舞台挨拶中継付全国最速公開(3/17 18:00~)を見てきました。率直に言って楽しかったです。初代&2号はリアルタイムでは幼稚園児でしたけど、あの頃のムードが蘇ってきて、去年のシン・ウルトラマン以上にノスタルジーに浸ってしまいました。あとはド直球ながらも近代的なヒーロー造形、庵野ならでは饒舌な台詞回しと敵組織への味付け、サプライズな(でも期待に応えた)キャスト、キューティーハニーのリベンジかと思わせる演出など語れる断面が多そう。ただこれも他のシン○○同様に続編は難しそう。ちなみにMBS毎日放送では先月から毎週火曜深夜に「庵野秀明セレクション 仮面ライダー傑作選」をやっていて、なるほど映画本編の補助線となっていて更に楽しさ倍増の後押しとなりましたけど、他の地域では見られていないかな。

> もうすぐアカデミー賞授賞式ですが、日本でも関連作の上映が相次いでまして、作品賞は10作中7作まで見れましたけど、どれも素晴らしい。
> 本日見た「フェイブルマンズ」と「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」は甲乙つけがたいし、これと1月に見た「イニシェリン島の精霊」の3つ巴でしょうか。

今週月曜にはアカデミー賞がありましたが「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」があそこまで圧勝するとは、です。すごいわA24。俳優部門は相当強そうだと思ったけど、「スイス・アーミー・マン」「ディック・ロングはなぜ死んだのか?」などお下品で面白うてやがて悲しき物語を手掛けてきたダニエルズがオスカーを取る日が来るのだから、様々な壁が一挙に乗り越えられた感が強いです。方や「フェイブルマンズ」「イニシェリン島の精霊」「エルヴィス」などの無冠には例年以上の無慈悲感も。未見作では「ウーマン・トーキング」と「TAR」への期待が高まってきました。

冬ドラマは続々終了。「大奥」は続編有りとのことですが「ブラッシュアップライフ」も「リバーサルオーケストラ」も「超人間要塞ヒロシ戦記」も「100万回言えばよかった」ももう続きが見れないのかという淋しさの方が先に立ちました。「舞いあがれ!」も大詰めで、ああ最終ゴールは今度の万博に向けての町工場主導による空飛ぶクルマか!もしやテストフライトは舞の操縦で場所は五島かな?と3本柱がどうにか集約できそうな道筋に。それにしても川口春奈のスポット出演にはまさかや!で、五島方面への仁義はこれで通したという感じか?

余談ですが今クールは過去共演者の再会が目立つ印象で、瀧内公美&渋川清彦:「恋する母たち」で駆け落ち→「リバーサルオーケストラ」で結婚、西島秀俊&斉藤工:「シン・ウルトラマン」で禍特対メンバー→「警視庁アウトサイダー」で敵対関係、妻夫木聡&藤原竜也:「SABU」で親友→「Get Ready!」で仮面ドクターズ仲間、有村架純&古川琴音:「コントが始まる」で姉妹→「どうする家康」で本證寺境内でニアミス、安藤サクラ&江口のりこ:「野田ともうします。」で大学サークルの部長と部員→「ブラッシュアップ・ライフ」で航空会社の同僚、などなど。他にもありそうです。
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wさん (8fmk1zy3)2023/3/31 23:59削除
もうすぐ4月。春到来ですが、妻がケガをしたので花見は行かず、仁川と甲子園にある桜を横に見るぐらいになりそうです。
センバツは二日目に行って、作新学院VS大分商の世にも珍しいゲームセットを現場で見ました。明日の決勝は外野席を予約も、大阪桐蔭が今日の準決勝で敗退してしまい、今年は「どうする家康」のテーマ曲やウタの「新時代」などを早くも取り上げているブラバンを生鑑賞できなくて残念(そっちか!)。優勝は報徳にベットしますけど、作新や広陵を粉砕した山梨学院は確かに侮れなさそうです。

> 阪神大賞典も見に行きたいですね。ディープボンドの3連覇かorボルドグフーシュの初重賞制覇か。
と書いたらどっちも負けてしまいました。明後日のG1大阪杯も現地観戦しようと思いますが、ジェラルディーナかジャックドールの争いと見ましたけどどうなりますか。

> 「舞いあがれ!」も大詰めで、ああ最終ゴールは今度の万博に向けての町工場主導による空飛ぶクルマか!もしやテストフライトは舞の操縦で場所は五島かな?
最終回の画は、「舞の操縦で」◎、「場所は五島」◎、「テストフライト」×→未来(2016年)の本格運用初日でした。「だれでも乗れる(を目指す)」空飛ぶクルマを「(ペーパーだが)プロパイロット」の舞が操縦する締めくくりはどうかと思いつつ、ちゃらんぽらんな人が極めて少ないお陰で視聴ストレスは低かったのは確か。すべての登場人物が舞に貢献し奉仕した格好にはなったけれども。架空人物モノは紆余曲折というか方向性がとっ散らかって見えるきらいも。

シン仮面ライダーは今週MBS深夜で「クモオーグ」編を完全TV放映しました。ありがたい限りでした。オープニング&エンディングテーマ曲とアイキャッチを改めて用意する気合に感服。
他に見れたのは「シャザム2」と「マッシブ・タレント」ぐらい。上映館&上映数少ないDボウイのドキュメンタリーは果たして見られるでしょうか。
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wさん (8fmk1zy3)2023/4/3 02:09削除
4月になった途端に坂本龍一が。。。矢継ぎ早すぎます。今年初めに出た『12』はすばらしくて結構愛聴していましたが、今は手が伸びません。RIP

そういえばWBSのことを何も触れなかったですが、在宅中に準決勝も決勝もバックに流してたのでリアルタイムで経過を把握。朝の間に中継なんて普通ないからこれは役得でした。
個人的には先週土曜のドバイワールドカップとドバイシーマクラシックも同じぐらい興奮しました。こんな夢みたいなことが立て続けに起きるとなかなか実感が湧いて来ないです。

> 優勝は報徳にベットしますけど、作新や広陵を粉砕した山梨学院は確かに侮れなさそうです。
> 明後日のG1大阪杯も現地観戦しようと思いますが、ジェラルディーナかジャックドールの争いと見ましたけどどうなりますか。

土曜はセンバツ決勝、日曜は大阪杯をそれぞれ現地観戦してきました。開幕戦を勝った山梨学院が優勝までするとは驚きましたが、毎試合ビッグイニングを作って相手を圧倒する戦法には逆転の報徳学園も根負けした格好に。智弁和歌山・履正社・広陵・大阪桐蔭と、力を余して姿を消していった強豪校が多くて、なんだか不思議な余韻を残しましたが、作新学院VS英明を筆頭に、仙台育英VS慶応、大阪桐蔭VS能代松陽、報徳学園VS東邦、報徳学園VS仙台育英と激戦も多くて面白い大会でした。あと「舞いあがれ!」主題歌の「アイラブユー」が開会式の入場行進曲に使われた関係で、阪神電車の甲子園駅ホームでの列車接近メロディにも使われてガンガン流れていたので、なんだか近鉄に悪いなと思ってしまいました(?)。

大阪杯はジャックドールが去年の雪辱を晴らす逃げ切り優勝で初G1制覇。エフフォーリアが飛んだ去年やコントレイルが敗れた一昨年の様な大波乱にならず、大観衆も満足気。お花見期間でもあり楽しい大阪杯になったと思います。来週の桜花賞も見に行きたいところです。

> 最終回の画は、「舞の操縦で」◎、「場所は五島」◎、「テストフライト」×→未来(2016年)の本格運用初日でした。
すみません。未来は(2026年)でした。まあコロナ禍はともかく万博を吹っ飛ばしたのには驚いたです。

> 架空人物モノは紆余曲折というか方向性がとっ散らかって見えるきらいも。
つまりは、朝ドラは実在人物モノと架空人物モノで方向性が大きく分かれる傾向にあるというか。実在人物はゴールがハッキリしているので「カーネーション」「マッサン」「エール」等と見えている目標に向けて一直線の人生になり易く、架空人物は挫折や新展開などの紆余曲折によって「だんだん」「あまちゃん」「おかえりモネ」等と人生の目標や方向性が変わりまくるケースが多い。「舞いあがれ!」は前者だと思ったら後者だったので、結構混乱したのですが、これは架空人物モノの宿命かと思い当たった次第です。力業過ぎと思いつつも楽しみましたが。

> 上映館&上映数少ないDボウイのドキュメンタリーは果たして見られるでしょうか。
どうにか見られました。これは去年のスパークスやザッパのとは毛色の違う、いわゆる関係者やフォロワーの証言などの無い、ほぼボウイの音楽と映像と言葉で埋め尽くすスタイルで、初めて見るものも多くて圧巻なのだけど、2時間強の上映を見ても物足りなく思えて5時間ぐらいあってもいいと思ってしまうのは、やはり見たい触れたい部分が多すぎるということでしょうか。やあもうAndrian BelewやRoger Powellの居た『Stage』時のメンバーでの「"Heroes"」が見れて、ほんの数秒だけどテレ東深夜で見てぶっ飛んだ「サタデー・ナイト・ライブ」出演時の「The Man Who Sold The World」や「Boys Keep Swinging」などを演った時のシーンが流れて、かの宝焼酎「純」のCMが見られて、一気に中学時代に脳内タイムスリップしてしまって、もう言葉ありません。ありがたや。
この土日のほかに見た映画も「ロストケア」「生きる LIVING」「トリとロキタ」と腹にズシンと響く映画ばかり。充実作続々です。

音楽は、今年CDを買ったのは、最初に書いた『12』の他は、Aksak Maboulの素晴らしい新作『Une Aventure De VV (Songspiel)』と、去年買い忘れてた『大瀧詠一 乗合馬車 (Omnibus) 50th Anniversary Edition』と、今年の3/21発売はこれだ!の『大滝詠一 NOVELTY SONG BOOK | NIAGARA ONDO BOOK』。

> 余談ですが今クールは過去共演者の再会が目立つ印象で
> などなど。他にもありそうです。

なんども共演しているケースもありました。
吉高由里子と光石研:「紀子の食卓」で親子→「カイジ2」でも親子→「最愛」でも親子→「星降る夜に」で産婦人科医と院長
松本潤と松嶋菜々子:「花より男子」で姉弟→「ラッキーセブン」で探偵社の部下と社長→「となりのチカラ」でお隣さん同士→「どうする家康」で親子
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